エンディングノートは昔のアルバムを見ながら書くのが面白い!
エンディングノートには自分史作りに特化したタイプがあります。特化していなくても過去を振り返るページのあるエンディングノートも多いです。
過去にはこれからを生きるためのヒントがいっぱいつまっています。エンディングノートを書くことで、これまでの半生をじっくりと振り返ることをおすすめします。
半生なんて言われても昔のことでなかなか思い出せない。だから書けないという方はこういった方法を試してみてはいかがでしょう。
- 昔のアルバムを見ながら書く
- 家族と話をしながら書く
昔のアルバムを引っ張り出してみましょう。もしくはご家族と話をしながら、可能な方はご両親から自分が子供の頃の話を聞いてみることをおすすめします。忘れていた様々な記憶が思い出されて書くペースが上がります。もしかすると人生のエンディングに向かう途中で生き方が変えるようなヒントが見つかるかもしれません。
目次【本記事の内容】
両親に子供の頃の話を聞いてみた
僕が書いているコクヨのエンディングノートを年末に両親に一冊ずつ渡して、エンディングノートの書き方について喋っていたら僕の子供の頃の話になりました。 小学生くらいまでよく遊んだ空地の話から、実家のすぐそばの十字路で交通事故にあった話などなど。
昔から交通事故にはよくあってるなぁ(苦笑)
子供の頃は田んぼばっかりだった実家の周りも今では田んぼはほとんどなくなり、すっかり風景が変わってしまいました。大地主さんが相続を機に田んぼを手放したようです。
家が建ってだいぶ前から空地じゃないのは知ってましたが、もう一度その空き地を見てみたいという衝動にかられて雪が積もる中を行ってみました。
交通事故にあった十字路を右に曲がり、ちょうど突き当りにあった空地へ続く道をずいぶん久しぶりに歩きました。道沿いの家はそのままで懐かしい風景は変わっていませんでした。
ただ、十字路から突き当りまでの距離があっけないほどに短かったし、空地だった場所は信じられないぐらい狭かった(笑)
その空地は整地されてなくてかなりデコボコで草も伸び放題だったので、野球やサッカーをするには向いてなかったけど。夏場は虫とりや友達の父親のゴルフクラブをこっそり持ち出してゴルフの真似事をしたりしていたのに、こんなところでクラブを振り回して大丈夫か?という狭さ。
懐かしい思い出がだいぶ修正されました(苦笑)
ノリノリで着いて来た長男を見ていたら、子供の頃とは歩幅や見ている世界が変わっているから記憶は修正されて当然だなと納得しました。

エンディングノートってひとりで静かに書くようなイメージがありますが、書く内容によっては家族と昔の思い出話をしながらというのもいいですよ。意外な事実に気がつくこともあります。

過去から掘り起こしたヒント|本当はおばちゃん子じゃなかった。
両親からはじめて聞いた僕の子供の頃の話をきっかけに両親に抱いていたわだかまりがすっきりしました。大げさに聞こえるかもしれませんが、僕の中では生き方を変える大きなヒントが見つかりました。
昔のアルバムを見ながら書くのが面白い
家族と話ができなくても、子供の頃の写真が収められている昔のアルバムを見ながら書くのもおすすめです。これは僕が枕元に栗を置いて寝ている写真です。正確は僕が寝ている枕元に栗を置いて親が撮った写真ですね。

アルバムに貼ってあって気が付かなかったけど、整理するのに外してみたら写真の裏に両親がタイトル的なメモを書いてました。メモには「ひるね 51.10」と書いてあったのでちょうど1歳くらいの写真。
枕元に置くほど栗が好きだったんだろうか?
この頃は両親と離れて暮らしていたみたいなので、少し遅れた誕生日を祝ってくれていたのか?栗はもしかして誕生日プレゼント??笑
アルバムを見ていて、この写真を見つけたときは吹きました。

この写真自体は特に面白くはないんです。ただ、最近はこんな感じで目を出すことが多いのに・・・ 昔は目を出してなかったんだなと思ったら、面白くなって(笑)

ちなみにこの写真のタイトルはなんだろう?と思って裏をめくってみたら・・・「めかくし」でした。ぜんぜん捻ってない(笑)

目を隠したり目を出したり。こんな風にふざけたりするのは子供の頃から好きだったのか?大人になって目を出しているのはこんな挑戦をしているからです。
些細なことかもしれません。ぼんやりと記憶を辿るだけでは思い出せないことを、昔のアルバムを見ることで思い出すことができます。
節目の写真で人生を振り返る
例えば10年毎に1枚、人生の節目の写真を1枚の紙に貼って眺めてみましょう。
節目の写真なのでそれだけでは点と点ですが、1枚の紙に貼ることで一本の線になってこれまでの人生を振り返ることができます。詳しい方法はこちらの動画(約10分)で解説しています。