サービス案内
必要な時に見つけてもらえないと意味がない|エンディングノートの保管場所はどこがいい?

- 投稿日
- 2021年1月6日 09:00
- (2026年4月13日 15:19 更新)

目次
エンディングノートの保管場所はどこがいい?
エンディングノートは見つけてもらえないと意味がない
せっかくエンディングノートを書いても、この2つを家族に伝えておかないと、もしものときに家族の役には立ちません。
- ①エンディングノートを書いていること
- ②エンディングノートの保管場所
エンディングノートを書いたことを家族に伝えておかないと、エンディングノートがあることすら家族はわかりません。
わからなければ必要なときに見つけてもらえない。
もしものときのために入念に準備していたとしても、まったく役に立たないということです。
救急医療情報キットの保管場所を参考に
繰り返しになりますが、エンディングノートは必要なときにすぐに取り出して家族が内容を確認できるようにしておかないと意味がありません。
エンディングノートは書いていることだけでなく、保管場所も家族やパートナーに伝えておきましょう。
必要なときに確実にエンディングノートを見つけてもらえるように、救急医療情報キットに「エンディングノートの保管場所を書いておく」ことが考えられます。
また、救急医療情報シートに書いておく内容とエンディングノートは親和性が高いので、例えばエンディングノートの医療や介護のページをコピーして、救急医療情報キットの中に入れておくのもいいかもしれません。
救急医療情報キットはプリングルスと見間違う大きさなので、救急医療情報シートを入れてもまだまだ余裕がありそうです。
※余裕があっても通帳、印鑑、キャッシュカードなどの貴重品は絶対に入れないでくださいね!
救急隊員だけでなく家族にとっても冷蔵庫のある場所はわかりやすいので、緊急医療情報キットを真似て冷蔵庫の中にエンディングノートを保管しておくのも1つの方法です。

僕もエンディングノートを入れてみましたが、我が家の冷蔵庫にはA4サイズを立てて保管する余裕はなかったので諦めました。
保管場所の例として、救急医療情報キットを紹介しましたが、必要なときに確実にエンディングノートを見つけてもらうために工夫をしておきましょう。
エンディングノートは「らしい場所」に保管しよう
エンディングノートを書いた人からすぐに連想できる場所にエンディングノートを保管しておけば、いざという時でも家族やパートナーは迷うことなくエンディングノートを見つけることができると思いませんか?
- ゴルフが好きな人はゴルフバックの中に
- 読書が好きな人は本棚の分かりやすい場所に
- 仕事が命の人は職場の机の引き出しに etc
泡盛好きの僕は泡盛の甕の隣に置いています。

救急医療情報キットを参考にしてみませんか?
救急医療情報キットとは?
ひとり暮らしの高齢者等の安心・安全を確保するため、かかりつけ医や持病などの医療情報、緊急連絡先などの情報を専用の容器に入れ、自宅の冷蔵庫に保管しておくことで、万一の緊急時に備えるものです。

「もしも・・・」のときに、かけつけた救急隊員がキットの情報を確認することで、適切で迅速な処置が可能となり、ご家族への連絡もスムーズに行えます。

救急医療情報キットを冷蔵庫に保管する理由は?
情報は鮮度が命ですが、もちろん冷やすためではありません。
多くの家庭で、冷蔵庫は台所にあるので、救急隊員が救急医療情報キットを手間取ることなく見つけやすくするためです。
救急医療情報キットには、マグネットとステッカーが付属しています。

マグネットを冷蔵庫の扉(外側)に貼っておくと、それを見た救急隊員がキットが冷蔵庫の中にあると判断します。

ステッカーは玄関ドア(内側)に貼ります(必ずしも貼る必要はありません)。

救急医療情報キットに入れるもの
救急医療情報キットの中には救急医療情報シートの他に次のものを一緒に入れておくと良いでしょう。
関連する情報は、一度に確認できる方がスムーズで間違いがありません。
- 救急医療情報シート
- 写真(本人確認ができるもの)
- 健康保険証の写し
- 診察券の写し
- 薬剤情報提供書、お薬手帳の写し
救急医療情報シートに書いておくこと
- ☑ 緊急連絡先
- ☑ 住所、氏名、生年月日など個人を特定できる情報
- ☑ これまでの病歴やかかりつけの病院
- ☑ 服用している薬や使ってはいけない薬
介護保険サービスを利用していれば、担当のケアマネージャーさんの連絡先を書いておく欄もあります。

そして、救急医療情報シートには要望などを自由に書くことができる一方で、書かれている希望に添えない場合もあるという趣旨のことが説明書きに書かれています。
希望に添えない場合の例として挙げられているのは、かかりつけの病院が書いてあったとしても、その病院以外に搬送されることもあるということです。
余談ですが、医療の現場では延命治療をするかどうかは本人の希望よりも周りの家族の意向が優先されることがあるようです。
緊急医療情報キットの中の情報だけで医師が延命治療について判断をすることは現実には相当難しいだろうと思います。要望が書ける欄が小さいのはそういうことも影響しているのかもしれません。
救急医療情報キットの注意点
救急医療情報キットを利用する際の注意点は次の2つです。
- 貴重品をキットの中で保管しないこと
- ステッカーを玄関の外側に貼らないこと
ここでの貴重品というのは通帳・印鑑・キャッシュカードあたりでしょうか?
通帳・印鑑なら救急医療情報キットに余裕で入りそうです。
見た感じキャッシュカードは無理かなと思いましたが、キャッシュカードと同じサイズのカードがちょうどいい感じに入りました・・・(汗)。

また、注意書きにシール(ステッカー)を玄関の外側に貼ると犯罪に巻き込まれるおそれがありますと書かれています。
救急医療情報キットのことを知っている人が玄関の外側に貼られたシールを見れば、救急医療情報キットが冷蔵庫の中にあることがわかってしまうからです。
盗難の危険というよりは、個人情報や家族の連絡先の情報が救急医療情報キットの中に入っているので、特殊詐欺などの犯罪の格好の標的になってしまうかもしれません。
くれぐれもご注意ください!
本記事は大阪府吹田市公式ウェブサイトを参考にまとめました。これは吹田市で配布されている救急医療情報キットです。筒状のプラスチックの容器でできています。

救急医療情報キットをパソコンの横において、この記事を書いていたら、相方は僕が新しい味のプリングルスを1人で食べていると思ったみたいです。大きさといい、確かにパッと見にはプリングルスに似ているかも(苦笑)。
ネットで調べると配布されている市区町村は全国各地にあります。吹田市のような筒状ではなく袋状のキットもあるようですし、名称も様々です。吹田市では概ね65歳以上の一人暮らしの方に配布していますが配布の条件は行政毎に異なるようです。
※救急医療情報キットの詳細は各市区町村の公式サイトをご確認ください。
「わたしの終活登録」から考える準備しておくべき終活情報
横須賀市の「わたしの終活登録」は、生前に登録した終活情報を万が一の場合に、本人があらかじめ指定した親族や病院、福祉施設などに横須賀市が情報を開示するという事業です。
登録できる項目は必要性が高いものばかりなので、終活をどこから始めて良いのか迷っている方には、是非参考にしていただきたい情報です。
横須賀市の「わたしの終活登録」とは?
横須賀市の「わたしの終活登録」は、本人が生前に登録した終活情報を、万が一の場合に、本人があらかじめ指定した親族や病院、福祉施設などに、横須賀市が情報を開示するという事業です。
同じような仕組みのある市町村は限られていますが、終活の準備をする際に、参考にできる点は多いと思います。
横須賀市の「わたしの終活登録」に登録できる終活情報は以下の通りです。
- (1)本人の氏名、本籍、住所、生年月日
- (2)緊急連絡先
- (3)支援事業所や終活サークルなどの地域コミュニティー
- (4)かかりつけ医師やアレルギー等、血液型
- (5)リビングウィルの保管場所・預け先
- (6)エンディングノートの保管場所・預け先
- (7)臓器提供意思
- (8)葬儀や遺品整理の生前契約先
- (9)遺言書の保管場所と、その場所を開示する対象者の指定
- (10)お墓の所在地
- (11)本人の自由登録事項
※登録する項目は選ぶことができます
登録した終活情報は、万一の時、病院・消防・警察・福祉事務所や、本人が指定した方に開示します。亡くなった後だけではなく、本人の状況によっては、生前に開示する情報もあります。
また、墓参りを希望する人が問い合せると、故人の墓の場所を開示してもらうこともできるようです。
「わたしの終活登録」の特徴
資産の有無や同居家族の有無に関わらず、横須賀市民であれば誰でも登録することができます。
本人以外に、後見人、親族、知人が登録できる項目もあります。
情報漏えいを防ぐために、情報はデータではなく、書面で管理されます。
※本資料は、横須賀市及び第一生命経済研究所の公式サイトの情報を参考に作成しました。
終活情報の伝え方も考えておきましょう
横須賀市は2015年からエンディングプラン・サポート事業を開始して、頼れる親族のいない高齢者の支援をしているので、「わたしの終活登録」に登録できる終活情報は、必要性が高いものであることは間違いありません。
- 終活情報の内容について、ご自身が把握できているのか?準備ができているのか?を確認しましょう。
- 自分だけがわかっているのではなく、亡くなった後や自分で意思表示できなくなったときのために、なんらかの形で伝えておく方法を考えておきましょう。
- 救急医療情報キットを活用する、エンディングノートやリビングウイルを作成することが考えられます。
ご相談・お問合せ

司法書士・行政書士 伊藤 薫

