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死後の準備はエンディングノートだけでは足りない!?

死ぬときはガンがいいと思う理由

私は十数年前にガンになりました。その数年後に再発、そしてガンの転移が見つかりました。

今は治療がうまくいって元気に暮らしています。

再発を経験していますが、それでも死ぬ時はガンがいいと思っています。

もし残された時間がわかるなら、いろいろと準備ができるし、お世話になった方にもお礼が言えるからです。

Aさんがガンで亡くなるのは、また再発することを意味します。

それでもある日突然に亡くなるよりはガンの方がいいと仰っていました。

何度もガンと闘ったことのある方の言葉だけに重く受け止めました。

もしもに備えるというと、すぐにエンディングノートが頭に浮かびますが、残された時間の中で、お墓や葬儀の準備を自分でやってしまおうという気持ちも理解できます。お墓の希望をエンディングノートに細かく書いておくよりも自分で購入しておく方が確実ですよね。

生前に自分で葬儀の契約しておくこともできます。信託(しんたく)という仕組みと死後事務委任契約を組み合わせることで、単身者でも亡くなった後の手続きの不安を解消することができます。

だから、もし亡くなるまでの残された時間がわかるなら、エンディングノートを書いている場合ではないのかもしれません。

でも、よほどの強い気持ちがなければ自身の葬儀の打合せなんてできるのだろうか?とも思います(果たして自分ならできるのか?)。

エンディングノートに銀行口座の情報がまとまっていれば助かります。できれば、使っていない口座は解約して整理しておいてくれる方が残される家族もありがたいはずです。

なにより、エンディングノートに書いておくよりも、直接伝える方が間違いがないし伝わりやすいはずです。

というようなことを考えていると、自分でできることはエンディングノートに書いておくよりも行動した方がいいような気がしてきませんか?

まとめ

「もしもの時に備えて持病のことや延命治療、介護の希望を書いておきたい」という動機でエンディングノートを書くなら、いざ病気になって死を身近に意識してしまうと書くことが難しくなるのは簡単に想像できます。

もしもに備えるというと、すぐにエンディングノートが頭に浮かびますが、仮に残された時間がわかるなら、そして可能なら自分で準備しておく方が確実だし、その方が早いこともあります。

より直接的に「死後の準備」をするなら現実にはエンディングノートだけでは足りません。

エンディングノートを書いて終わりではなく、それをきっかけに次の行動につなげていくことをおすすめします。

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司法書士・行政書士 伊藤 薫

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