過去の出来事にはこれからを生きるヒントが詰まっている。

エンディングノートの書き方のポイント

僕が書いているコクヨのエンディングノートを年末に両親に一冊ずつ渡して、エンディングノートの書き方について喋っていたら、昔のアルバムを見ながら僕の子供の頃の話になりました。

はじめて聞く子供の頃の話。

1歳頃の僕が祖父におんぶされている写真です。

大正生まれの男性が孫をおんぶしている写真なので、建替え中の実家の前でレアなシーンをカメラに収めた特別な一枚だとずっと思っていました。

祖父におんぶされて
祖父におんぶされている僕

が、違っていました。

まったく知らなかったのですが、特別どころか実はこれが僕と祖父の日常でした。

昔からことあるごとに「お前はじいちゃんとばあちゃんに育ててもらったんだから」と、両親から言われて育ってきました。

うちは両親とも働いていたので、幼稚園や小学生の頃は朝の支度や家に帰ってからは亡き祖父母に面倒をみてもらっていました。

とはいえ、祖父母を敬う気持ちを持つようにという親心で育ててもらったという表現をしているんだろうと思っていたけど、まさにその言葉通り。

聞けば、両親の仕事の関係で生まれて2ヶ月後には両親と離れて祖父母の家で暮らすことになりました。

7ヶ月後、母が近くで暮らすようになってからは、夜は母と過ごすようになったけれど、昼は幼稚園に行くまでずっと祖父母に面倒をみてもらっていたらしい。

仕事で母の帰りが遅くなると「湯冷めすると悪いから連れて行ぐなと、そのまま祖父母が夜も面倒をみてくれたことも多かったようです。

どれもはじめて聞く話ばかり

両親が働いていたけど寂しい思いをした記憶は本当にないので、祖父母に感謝していましたが、そんな小さい頃からリアルに面倒をみてもらっていたとは・・・

両親の言葉に偽りはなく、僕は祖父母に育ててもらいました。

知らなかったとはいえ、もう感謝の気持ちを伝えることができないのは残念です。

祖母の葬儀のとき。

祖母が焼かれている釜の前から離れられなくて。

そのときは、自分でもなんで離れられないのか?わからなかったけど両親の話を聞いて納得しました。

祖母と
祖母によく遊びに連れて行ってもらいました。

もちろん2歳までの記憶はありませんが、僕にとって祖母こそがお母さんだったときがあったからだと思います。

もう1つすっきりしたこと。

うちの息子達を見ていると、何をするにも母親じゃないと駄目な感じで「お母さんがいい~」と泣いているのを、お父さんじゃ駄目なのか?と僕はずっと覚めた眼で見てました。

音楽の世界でもあるでしょ、お母さん賛歌。

あれは海外ならではの感覚なのかなと思っていたけど・・・日本でもというか、我が子もそうなんだと軽く衝撃を受けていました。

子供にとって母親が存在は特別というのは、頭ではわかっているんですよ。

でも自分にはそこまでの思いはないなぁと思ってて。

もちろん、両親と仲が悪いというわけじゃないんです。

自分は親との関係で冷めているのかなと思っていたけど、小さい頃の様子を聞くと僕にとってのお父さんとお母さんは祖父母だった時期があるので。

母も僕を抱っこした記憶がほとんどないっていっていたし。

両親に対する距離感が一般的な感覚から少しずれているのは、しょうがないよなと思えて、すっきりしました。

なんかずっともやもやしていたところから、こういう心境にたどり着けたのはエンディングノートのおかげです。

僕がエンディングノートを書くことや過去を振り返ることをおすすめしているのは、この体験があったからです。

過去にはヒントが詰まっている。

それ以来、実家に帰るとなんとなく昔話になることが多くて、僕が幼稚園に行き始めた時の様子もわかりました。

来年の4月から幼稚園に来てください

という手紙が誕生日頃に僕宛に届いたそうです。

はじめて自分に手紙が来たことが嬉しくて、来年まで待てずに9月から幼稚園に行き始めたというのが最初だったようです。

これには、ぼんやりと思い当たることがあって。

祖父母と家にいるのは、やっぱりつまんなかったんだと思います。

近所の子は保育園に行って遊ぶ友達もいなかったし、申し訳ないけど年寄りの遊びはつまんないでしょ。

本当は親と居たかったのか?それは無理だと納得していたのか?

そんなことはわかりませんが、やりたいと思ったら行動するのは昔からなのかもしれません(笑)

フライングで幼稚園へ
フライングで幼稚園に行っていた頃

できる限り保育園の送り迎えをしたり、キャンプとかで週末に子供を連れまわしているのは、自分がしてもらえなかったことをやっているのかな?と思うことがあります。

長男を自転車に乗せて
長男を保育園に送る朝、二人とも若いな(笑)

子供の頃の話を聞いてなかったら、たぶんやってませんね。

それが今では、家族で70泊以上キャンプに行ってるんだから生き方が変わる位の衝撃体験だったようです。

過去の出来事にはこれからを生きるヒントが詰まっている!と僕は確信しています。

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