エンディングノートの書き方のポイント|食べ物の好みを書いておいた方がいい理由

エンディングノートの書き方のポイント

私、相続専門司法書士の伊藤 薫が実際にコクヨのエンディングノートを書いたレポートです。

友人・知人編を書いた後は医療・介護編。

今回は介護についてです。さあ行ってみましょう!

介護についてのページは見開きで2ページ。

  • 介護に対する希望を書いておくページ
  • 自分自身の食べ物や洋服の好み、趣味や苦手なものについて書いておくページ

食べ物の好みなんてどうでもいいことと思われるかもしれませんが、僕が成年後見人(法定後見)をした経験から言わせてもらうと、ここは大事なのでしっかり書いておくべきです。

というのも。

家庭裁判所で成年後見人に選任されて、ご本人(被後見人)と初めてお会いする時に全く意思疎通がとれない方もおられます。

ご家族からご本人についてお話をうかがえればよいのですが、ひとり暮らしだったりするとこういったことがまったくわからない場合もあります。

  • どのような人生を歩んでこられたのか?
  • 食べ物や洋服の好みや苦手なもの

この辺の好みを成年後見人なり、施設の方などが十分理解しているのと理解していないのでは、これからの生活の質がだいぶ変わってくると思います。

例えば・・・

  • 栄養のバランスを考えて毎日食卓に並ぶメニューに大嫌いな食材がふんだんに使われている
  • 寒くないようにと着せてくれたタートルネックがチクチクして不愉快で極まりない etc

ドッグセラピーは精神的安定や運動機能回復効果が期待できるとは思いますが、過去に噛まれたことがあって近くにいるのも我慢できないという人にとっては死活問題かもしれません。

朝食のお粥をほとんど食べなかったAさんは、ご家族からパンがお好きだと聞いてパン粥にしたらたくさん召し上がるようになりました。こういうことがあります。

些細なことかもしれませんが、ご本人が意思表示できなくてもこういった情報がしっかり書いてあるエンディングノートがあれば、家族ではない第三者の成年後見人でも簡単に知ることができます。

こういった経験から好きなもの・苦手なものをエンディングノートに書いておくべきだと考えています。

ちなみに僕はほとんど嫌いなものがありませんがパクチーだけはほんと勘弁してほしいです。だから誰が見てもわかるように、「パクチーが嫌い、特にあの臭いが嫌だ!」としっかり書いておきました。

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