エンディングノートはいらない・死ぬときはガンがいい|そう思う理由とは?

エンディングノート超活用術

エンディングノートはいらない

「死後のプロデュース(金子稚子/PHP出版)」に、「エンディングノートはいらない」ということが書かれていました。

とはいってもエンディングノートなんか不要だと全否定しているわけではなく、 自分の死だけを見つめるエンディングノートなどいらないということ。

それは、著者がエンディングノートを「自分のためではなく、相手のために残すもの」と考えているからのようです。

「死」ではなく、自分の「生」をより強く捉え直すきっかけと考えるならば、エンディングノートを書く意義があるということが本の中で書かれていました。

また、他の雑誌で読んだ金子稚子さんの記事には次のように書いてありました。

「死の準備」であるならば、ノートに書き込むだけでは足りないのではないかと思うのです」

金子稚子さんは、亡くなった金子哲雄さんの妻の立場からエンディングノートについて本を書いてほしいという依頼を断ったそうです。

断った理由は、哲雄さんがいわゆるエンディングノートを準備していなかったから。

エンディングノートを書く代わりに、余命宣告を受けてから亡くなるまでの500日間で亡くなった後のことの一切合切を自分できっちりセルフプロデュースしたので、エンディングノートを書く必要がなかったからです

  • 自分のお葬式
  • お墓のこと
  • 会葬礼状まで
僕の死に方

僕の死に方 エンディングダイアリー500日では、「今すぐ亡くなったとしても、驚きません」という余命宣告を受けてからの500日間のことがこの本には綴られています。

500日という時間が長いのか、短いのか捉え方は様々でしょうが、これだけの準備が気力、体力が限界に近づく過程の500日間でできるものなのかと正直驚きました。

自分自身を省みるとまだまだ余力があるなぁと、恥ずかしくなります。

自分の想いだけを優先することなく、奥様と時間をかけて話をして、決断を重ねてきたことで最高のエンディングの準備できたのだろうと想像します。

この本を書いた背景には、世の中にお買い得情報を発信して、誰かに喜んでもらいたいという「流通ジャーナリスト」を目指した初心が深く影響しているということが読んでいてよくわかりました。

亡くなるその時まで、自身の体験をもとに誰かの役に立つ情報を発信していきたいという思いから生まれたのがこの本だということです。

医師についてこんな一文がありました。

私を救ってくれたのは、医療技術の前にまず先生の「人柄」だったと思う。

僕の死に方

自分は技術も人柄もどちらもまだまだと自覚して、プロとしてスキルと人格を磨く努力をしていこうと思いました。

死ぬときはガンがいい

話は変わりますが、少し前にある方から「死ぬ時はガンがいいと思っている」という話を伺いました。

この方は現在60代で10数年前にガンになりました。その数年後に再発、転移が見つかりました。

治療がうまくいって今は元気に過ごされているのですが、再発を経験しているのに死ぬ時はガンがいいと思う理由は何だと思いますか?

その理由は・・・

「ガンなら残された時間を知ることができるからいろいろな準備ができるし、お世話になった方にもお礼が言えるから」

でもガンで亡くなるということは、また再発するということなんです。それでもある日、突然に亡くなるよりはガンの方がいいと仰っていました。

何度もガンと闘った方の言葉だけに重く受け止めました。

もし亡くなるまでの残された時間がわかるなら、エンディングノートを書いている場合ではないのかもしれません。

残された時間の中で葬儀やお墓の準備だって自分でやってしまおうという気持ちも理解できます。

でも、よほどの強い気持ちがなければ自身の葬儀の打合せなんてできるのだろうか?とも思います(果たして自分ならできるのか?)

エンディングノートを書く目的は?

エンディングノートを書く理由(目的)は人それぞれです。

「もしもの時に備えて持病のことや延命治療、介護の希望を書いておきたいから」という理由でエンディングノートを書くのであれば、病気になって死を身近に意識してしまうと書くことが難しくなるのは想像に難くありません。

また、より直接的な「死後の準備」のために書くなら、単にエンディングノートを書くだけでは足りないということもわかると思います。

  • 直接伝える方が伝わりやすい
  • (可能なら)実際に行動する方が早いし確実

この本やこの話を聞いたことで、エンディングノートは元気なときに書いておくべきだし、そうじゃないとあまり意味がないのかもしれないと思うようになりました。

死後のプロデュースのレビュー

「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」の続編ともいえる「死後のプロデュース(金子稚子/PHP出版)」。

死後のプロデュース

「死後のプロデュース」では、哲雄さんと稚子さんの「引き継ぎ」のことが書かれています。死後の準備を考える上で重要視されているのが、この「引き継ぎ」という概念です。

これは「残された人が、必要以上に悲しみすぎないようにできるのが、自分の死と死後を考えることであり、引き継ぎすることなのです。」と述べられています。

僕がこの「引き継ぎ」という概念を十分に理解できたとは言い難いです。同じような経験をしていない自分が簡単に理解できるものでもないように感じました。

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