「親子でつくるエンディングノート」 その2

「親子でつくるエンディングノート」 その1

「親に話を聞くための手引き」には、いつ、話を切り出すのが良いのか?ということも紹介されていました。

親子でつくるエンディングノート2

それは、「誕生日」でした。
といっても親のではなく、子どもの誕生日です。

なるほどと唸ったものの、読み進めると少々疑問が湧いてきたのも事実。 というのは、こんな記述があったからです。

親の誕生日や父の日、母の日にプレゼントを持って行くのもよいのですが、その場合には、ほかの兄弟と鉢合わせをする可能性がありますから、ゆっくりと話を聞くことができません。

↑これはいいとしても、エンディングノートをつくるメリットして次のようなことが紹介されていました。

エンディングノートをきっかけに、親が遺言書を書いてくれる可能性が高くなることです。・・・(中略)・・・そして、その遺言書には、あなたに有利な遺産分割の方法が書いてある可能性が高くなります。

親も人間なので、何度も足を運んで話を聞いてくれた子どもに、財産を多めにあげたいという気持ちが芽生えることは悪いことだとは思いませんし、むしろ当然のことだと思います。 でも、その発想だと、子供達がそれぞれ自分の誕生日に親の話を聞いてエンディングノートをつくる可能性もありますよね。

遺言の場合は作成日でその優劣を決めることができますが、(遺言の作成には至らなかったとして)異なる内容が書かれたエンディングノートが複数見つかった場合には、そもそも法的な効力のないエンディングノートだけに話がややこしくなるような気がします。

理想的なのは他の兄弟と連携して、親子で1冊のエンディングノートを完成させることなんでしょうが、現実には難しいのかもしれませんね。

普段、ほとんど実家に寄り付かない子供が突然、エンディングノートをつくろうと熱心に擦り寄ってきたところで、親にはその下心を見透かされそうな気がしますが。どうでしょうか?