エンディングノートの書き方のポイント 過去を振り返ろう。僕のお母さんは?

私、相続専門司法書士の伊藤 薫が実際にコクヨのエンディングノートを書いたレポートです(2012年)

僕が書いているコクヨのエンディングノートを年末年始に両親にも一冊ずつ渡して、エンディングノートの書き方について喋っていたら、それが昔のアルバムを見ながら僕の子供の頃の話になりました。

これは僕が祖父におんぶされている写真です。

大正生まれの祖父が1歳の僕をおんぶしている写真なので建替え中の実家の前でレアなシーンをカメラに収めた一枚だとずっと思っていました。

祖父におんぶされて

が、実はこれが僕と祖父の日常でした。

昔からことあるごとにお前はじいちゃんとばあちゃんに育ててもらったんだからと、両親からいつも言われて育ってきました。

 

うちは両親とも働いていたので幼稚園や小学生の頃は朝の支度や家に帰ってからは亡き祖父母に面倒をみてもらっていました。

 

 

とはいえ、祖父母を敬う気持ちを持つようにという親心で育ててもらったという表現をしているんだろうと思っていたけど、まさにその言葉通り。

 

聞けば両親の仕事の関係で生まれて2ヶ月後には両親と離れて祖父母の家で暮らすことになり、7ヶ月後に母が近くで暮らすようになってからは夜は母と過ごすようになったけれど、昼は幼稚園に行くまでずっと祖父母に面倒をみてもらっていたらしい。

 

仕事で母の帰りが遅くなると湯冷めすると悪いから連れて行ぐなと、そのまま夜も面倒をみてくれたことも多かったようです。

はじめて聞く話でした。

両親が働いていたけど、寂しい思いをした記憶は本当にないので、祖父母に感謝していましたが、そんな小さい頃からリアルに面倒をみてもらっていたとは・・・

両親の言葉に偽りはなく、僕は祖父母に育ててもらいました。

 

知らなかったとはいえ、もう感謝の気持ちを伝えることができないのは残念です。

祖母の葬儀のとき。

祖母が焼かれている釜の前から離れられなくて。そのときは、自分でもなんで離れられないのか?わからなかったけど両親の話を聞いて納得しました。

2歳までの記憶はもちろんないけど僕にとって、祖母こそがお母さんだったときがあったから。
祖母と

もうひとつすっきりしたこと。

うちの息子達を見ていると、何をするにも母親じゃないと駄目な感じでお母さんがいい~と泣いているのを、お父さんじゃ駄目なのか?と僕はずっと覚めた眼で見てました。

音楽の世界でもあるでしょ。お母さん賛歌。

あれも海外ならではの感覚なのかなと思っていたけど日本でもというか、わが子もこんなんなんだと軽く衝撃を受けていました。

子供にとって母親の存在は特別というのは頭ではわかっているんですよ。

でも自分にはそこまでの思いはないなぁと思ってて。もちろん、両親と仲が悪いというわけじゃないんですよ。

自分は親との関係で少し冷めているのかなと思っていたけど、小さい頃の様子を聞くと僕にとってのお父さんとお母さんは祖父母だった時期があるわけなので、両親に対する距離感が一般的な感覚から少しずれているのはしょうがないよなと思えて、すっきりしました。

母も僕を抱っこした記憶がほとんどないっていっていたし。

なんかもやもやしていたところからこういう心境にたどり着けたのはエンディングノートのおかげ。

僕がエンディングノートで過去を振り返ることをオススメしているのはこれがあったからです。

 

 

関連記事:終活だけじゃもったいない!エンディングノート超活用術

+++追記+++(2018.12)
ここ数年、実家に帰るとなんとなく昔話になることが多くて僕が幼稚園に行き始めた時の様子がわかりました。

「来年の4月から幼稚園に来てください」という手紙が誕生日頃に僕宛に届いたそうです。

はじめて自分宛に手紙が来たことが嬉しくて、来年まで待てずに9月から幼稚園に行き始めたのが最初だったようです。

これには思い当たるところがあって。

祖父母と家にいるのは、やっぱりつまんなかったんだと思います。

親と居たかったのか?それは無理だと納得していたのか?わかりませんが、近所の子は保育園に行って遊ぶ友達もいなかったし。

申し訳ないけど年寄りの遊びはつまんないでしょ。やりたいと思ったら行動するのは昔からなのかも(笑)
フライングで幼稚園へ
<フライングで幼稚園に行っていた頃>

僕ができる限り保育園の送り迎えをしたり、キャンプとか子供を連れまわしているのも自分がしてもらえなかったことをやっているのかな?と思います。
長男を自転車に乗せて

子供の頃の話を聞いてなかったらやっていないような気がします。

過去の出来事にはこれからを生きるヒントが詰まっている!そう思います。

 


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