その30 田舎にある先祖の墓をどうするのか?悩ましい問題です

私、司法書士伊藤 薫がコクヨのエンディングノートを書いてみた体験談です。1冊のエンディングノートをはじめから最後まで2ヵ月半かけて書いていく中で、感じた気持ちや相続の専門家からみて注意しておくべき点、エンディングノートにまつわるエピソードを綴ったものです。

お墓について。

他のページは亡くなる順番ということをあまり考えずに書きましたが、お墓のこととなるとどうしても順番を考えてしまいます。田舎には曾祖母が建てたお墓があって、今なら私が入れるスペースがありそうですが、両親が先に亡くなると仮定すると入れるのかどうか微妙なところです。

土地の安い田舎なのでそんなに小さくはないと思うのですが、土地柄なのか祖父母たちの骨壷は遺骨を全部納めるような大きめのサイズということもあります。喉仏と少しの遺骨を納める小さいサイズだとまだまだ余裕で入れそうなのですが・・・。

そんなわけでお墓については年の順に亡くなったという仮定のもとで考えることにします。となると、山形で暮らす両親が亡くなった時にそのお墓をどうするのかということも考えておく必要があります。 供養、管理をするには山形は遠すぎるので、お墓の引っ越しをしないといけないかもと漠然と考えていた時期もありましたが、そのまま山形においていてもいいかなと思うようになってきました。

というのも最近、親が亡くなると山形へ足が遠退くという話を県人会の先輩方からよく聞くからです。実家そのものが山形になかったり、ご兄弟が実家を守っていたりと状況は違いますが、何年も山形に帰ってないという方が多く、親が亡くなるとふるさとへ帰る機会が減ってしまうようです。

いまのところ年に1、2回は山形に帰っていますが、親が亡くなった後のことは私もわかりません。 建て替えたとはいえ自分が育ったところなので、実家もそのままにしておきたい気持ちはありますが、誰も住まなくなったら手放すことも考えないといけないですよね。

そうなると、お墓もそうだけど実家にある仏壇はどうする?神棚は?と考えると、自分が生きている間はそのままにしておくなんていう問題を先送りにする発想しか出てこないのが嫌になります。 実家を手放したら山形に帰る機会が極端に減るような気がしますし・・・。

そんなことをあれやこれやと考えていると、ふるさとに帰る理由と思ってお墓だけはそのままにしておくのもいいかなと思ったりします。その前にまずは、お墓のことを両親がどう考えているのをちゃんと聞いておかないといけないですね。

その31に続く。