「尊厳死」、「リビングウイル」 正しく意味を理解して書いていますか?

エンディングノートの「医療」のページには、「延命治療」、「尊厳死」、「リビングウイル」といった馴染みのない単語が沢山出てくるので、なんとなくイメージだけで記入してしまっていませんか?

まだ延命治療ならイメージが湧くかもしれませんが、「尊厳死」はどうでしょうか?

尊厳死を安楽死と同じようなものと思われている方は少ないと思いますが、正しく理解できているでしょうか?また、リビングウイルもエンディングノートも同じようなものと思っていませんか? 思い込みや勘違いをしたままでエンディングノートを書いてしまうと、自分の意思とはまったく違う結果を招く恐れもあります。

一般社団法人 日本尊厳死協会のホームページでは、「尊厳死」、「リビングウイル」は次のように定義されています。

尊厳死

「尊厳死とは、不治で末期に至った患者が、本人の意思に基づいて、死期を単に引き延ばすためだけの延命措置を断わり、自然の経過のまま受け入れる死のことです。」

リビングウイル

「リビングウイル(LW:尊厳死の宣言書)とは、治る見込みがなく、死期が近いときの医療についての希望をあらかじめ書面に記しておくものです。」

 

日本尊厳死協会は、

  • 「不治かつ末期での延命措置の中止」
  • 「十分な緩和医療の実施」
  • 「回復不能な遷延性意識障害(持続的植物状態)での生命維持装置の取りやめ」

の3項目が書かれたリビングウイルを、署名した本人の意思として発行し、尊厳死を希望する方を支援している団体です。

気持ちが変わればその時にエンディングノートの内容を書き直せばいいわけですが、前提となる基本的な単語の意味を理解しないまま、最低限の知識もないままでエンディングノートを書いたとしても、自分の意思を正しく表示したことにはなりません。