エンディングノートはいらない!? その1

以前読んだ「死後のプロデュース(金子稚子/PHP出版)」に、「エンディングノートはいらない」ということが書かれていました。

とはいってもエンディングノートなんか不要だと全否定しているわけではなく、 「自分の死だけを見つめるエンディングノートなどいらない」 ということ。 それは、著者がエンディングノートを「自分のためではなく、相手のために残すもの」と考えているからのようです。

この本の中で、死後の準備を考える上で重要視されているのが『引き継ぎ』という概念です。それは残された人が、必要以上に悲しみすぎないようにできるのが、自分の死と死後を考えることであり、引き継ぎすることなのです。」と述べられています。

また、他の雑誌で読んだ金子稚子さんの記事には次のように書いてありました。

「死の準備」であるならば、ノートに書き込むだけでは足りないのではないかと思うのです」

エンディングノートを書く理由(目的)は人それぞれではないでしょうか?

理由のひとつに「もしもの時に備えて持病のことや延命治療、介護の希望を書いておきたいから」というものがあります。もしこの理由でエンディングノートを書くのであれば、病気になって死を身近に意識してしまうと書くことが難しいだろうと思います。

また、より直接的な「死後の準備」のために書くということなら、直接伝える、(可能なら)実際に行動する方が伝わるし、早いので、単にノートを書くだけでは不十分かもしれませんね。

「死」ではなく、自分の「生」をより強く捉え直すきっかけと考えるならば、エンディングノートを書く意義があるということも本の中で書かれていました。

エンディングノートといっても沢山のタイプがあります。書こうと思った理由や目的にあったエンディングノートを選ぶこと、またタイミングを逃さないで書くことが大切だといえます。