本の紹介「延命治療で苦しまず 平穏死できる人、できない人」

読んだことがなかったジャンルですが、思うところがあって読んでいるこちらの本。
「延命治療で苦しまず 平穏死できる人、できない人(長尾和宏/PHP)」

平穏死できる人、できない人
あまり馴染みのない内容が続くので一度読んだぐらいでは、すっと頭に入ってきません。

平穏死をするためには、「本人の課題」「家族の課題」「主治医の課題」の3つの課題があるそうです。それと、もうひとつの大きなファクターは尊厳死法案(正確には「終末期の医療における患者の意思の尊重に関する法律案(仮称)」)の行方とも。

本のタイトルの「平穏死」と「尊厳死」はどこが違うのか?また、延命治療といっても、最初から延命治療をしないことと、いったんはじめた延命治療を終末期に中止することでは考え方が異なる等、十分に理解するのには時間がかかりそうです。

こんな一文がありました。
「救急車を呼ぶという行為は、救急救命処置のあとに待っている延命治療をも希望する意思表示です」。

例えば、本人が延命治療を望んでいないと家族が理解していても、事故や急病で急変した状況を目の前にして救急車を呼ばないということがはたしてできるのか・・・難しい問題です。

エンディングノートには、「延命治療」についての希望を書いておくことができますが、「延命治療を希望しない」とエンディングノートに書いただけで希望が叶うことはきわめて難しいというのが現実ということでしょうね。