雨予報だろうが雨が降っていようが、どうしてもキャンプに行きたい!テントが濡れようが全然気にならない!僕にもそんな時期がありましたが、いつしかそんなキャンプ熱も落ち着いて今では雨予報ならできるだけ行かないようになりました。
とはいえ、雨キャンプの装備が揃ってきたこととバンに乗り換えて車中泊ができるようになって小雨程度ならキャンプに出掛けるときもあります。
雨キャンプでも快適にキャンプを楽しむ方法を紹介します。もちろん台風が近づいているときは本当に危ないのでいさぎよく諦めて他の楽しみ方を考えましょう。
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雨キャンプ用の装備
雨具とブーツ
家族全員分は必要ないと思います。設営・撤収をするお父さんだけ持っていれば十分です(苦笑)。僕はパタゴニアの雨具をキャンプ・釣り・登山で兼用しています。

脱ぐ履くがしやすいブーツはテントの出入りが楽ですが、帰ることには後悔することになるのでブーツは完全防水が安心です。
テントとタープ
テントとタープは撥水性が高い生地で、濡れてもマンションのベランダで乾かせる小さめのものを雨キャンプ用に購入しました。

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車中泊ができるバン
雨の日はやっぱり車中泊が快適です。フリードからバンに乗り換えてキャンピングカーにカスタムしたので車中泊ができるようになりました。
2列目に子供2人、メインのベッドスペースは僕と相方が寝るフォーメーションです。子供達はまだ小学生なのでいまのところ4人で車中泊ができます。
雨キャンプの夜は早々にキャンピングカーRIWの中で過ごすことが多いです。

夜中にタープに雨がたまらないように、タープから雨が染み出してタープ下のキャンプ用品が濡れないように僕らが準備している間は子供達はバンの中で読書タイム。キャンプにswitchは持って行かないのでいつもと違った時間の使い方ができるのがキャンプの醍醐味です。
雨キャンプ用の設営・レイアウト
雨がたまらないようにタープを張る
出かけている間にゲリラ豪雨でタープに雨が溜まってキャンプ場に戻ってくるとタープが崩壊寸前だったことがありました。まわりのキャンパーさんの視線が注がれる中で雨水を流してタープを張り直したのは苦い思い出です。


まさかここまでの豪雨になるとは夢にも思わなかったので、4本のポールを同じ長さにしていたことが原因です。それ以来、できるだけ雨がたまらないような張り方をするようになりました。
この日は雨が溜まらないようにメインのポールに高低差を付けて張りました。240cmと180cmのポールを使ったのでタープ下の有効面積は狭くなりますが、釣りに出かけている間に雨が溜まらないようにしたかったので仕方がありません。

できるだけ濡れないレイアウト
どうしてもテントを濡らしたくなければタープ下にテントを張るレイアウトがベターですが、タープ下も使いたいときは雨に濡れずに移動できるようにテントとタープとバンを線で結ぶようにレイアウトします。細長い形のサイトだったことも関係しています。

タープでテーブルに屋根を作る
出掛ける直前に雨が降り出したので、急遽、雨用のテント(エリクサー4)を積み込んで出発しました。キャンプ場についても雨が止む気配がありません。車中泊をするつもりはなかったのでバンにはキャンプ用品がいっぱいで車中泊は難しい。
こんなときに限ってサイトに備え付けられていたテーブルとイスが場所を取っていて、テントとタープを張るにはサイトが狭いという。。

サイトに備え付けられていたテーブルとイスを活用することにして、バンとタープを連結してテーブルの上に屋根を作るようにタープを張りました。
これがかなり快適でした。普段はロースタイルなんですが、ハイスタイルのテーブルは座りやすいのと石のテーブルなので熱々のフライパンやシェラカップも気にせず使うことができます。

石でできたイスは冷たかったので座布団サイズのサーマレストのマットを敷いて座りました。もう少し暑いとイスがひんやりして気持ちいいかなと思いましたが、夏場は石が熱々になって座れないくらいかもしれませんね。
タープでシンクに屋根を作る
絶対的な雨予報だったので雨を迎え撃つレイアウトです。せっかくのシンク付きサイトなので洗い物をしているときに濡れないようにシンクにタープが被るようにバンを配置しました。

バンとタープの行き来でも濡れないようにバンとタープを連結しました。かなりシンク側に寄せているのでサイトの半分も使ってなかったですね。
できるだけ雨がたまらないように3本のポールを使ってタープを張りましたがもう1つ工夫しました。タープの真ん中がぴょこんと突き出ているのがわかりますか?パイルドライバーをギリギリまで伸ばして屋根を作っています。

スノーピークのトルテュライトを使っていたときはキャノピーを跳ね上げてシンクの屋根になるように張っていました。
丁度いい場所に屋根ができるように何度も微調整するのがポイントです。
フロアマットは超重要|テント浸水事件

ワンポールテントのフロアマットを持っていなかったときは、お座敷スタイルにするためにブルーシート(深緑の)を使っていました。ブルーシートは四角形で畳んで使わないとはみ出していたので、グループキャンプの日にメンバーのみなさんに手伝ってもらってテントの形にざっくりカットしました。
そこまでは良かったのですが、その夜、切りたてのシートが水浸しになって頭付近が濡れて目が覚めたことは未だに忘れられません。風であおられたテント(白)が内側に入ったところに雨が降り込んで、ブルーシート(深緑)に雨がたまったみたいです。

結局、この日はチェックアウトまで雨が止まず完全に濡れた状態で撤収したので、それから1週間は毎晩テントを広げては雑巾で水分を拭き取るのを繰り返しました。

このキャンプがきっかけでワンポールテントにフロアマットはふちがある小川ロッジのグランドシートを購入しました。雨キャンプでワンポールテントを使うならフロアマット選びは慎重に。

雨の日用のキャンプ飯
タープを張ってしまえば、あまり気にしないでテープの下でバーベキューをすることもあります。特に雨の日用というのはないかもしれませんが、あまり手がかからないもの、せっかくなのでご当地名物を現地調達することも多いです。
雨キャンプ@蛙の駅キャンプ場
設営が終わるまではなんとか持ちましたが、焚き火をしているときに雨が降り出してチェックアウトまでずっと降り続きました。

バンとタープを連結したのでいつ降っても構わないという余裕の面持ちで恒例の手羽先を炭火で焼いて食べました。

道の駅 ウッディー京北で購入した鯖寿司と鯖かぶら寿司は美味しくて家族で争奪戦でした。もう少し多めに買っておけば良かったです(苦笑)。

メインはうどんすきです。雨で冷えた身体が温まります。

朝食は久しぶりのホットサンドに舌鼓。雨の中で相方が2種類のホットサンドを作ってくれました。
- そぼろ蓮根とチーズ
- 塩サバとゆで卵とネギとチーズ

朝も焚き火をしたいくらいの寒さでしたが、雨が降りやまないので焚き火は諦めて早々に撤収にかかりました。
ヤバいと思ったらすぐ撤収しましょう
大雨で早朝に撤収
2日目は完全なる雨予報だったので、テントをタープ下に移動して1泊目とレイアウトを変えて雨に備えました。
タープに雨がたまらないように寝る前に4本中1本のポールを外しておきました。車の側に立てたポールはつるっと滑って車に当たらないようにペグで滑り止めをしておきました。

豪雨を覚悟してテントで寝ていると、真夜中(1時50分頃)にものすごい雨の音で起こされました。心配になってタープを確認しましたが雨はたまっていませんでした。
でも朝起きるとBサイトに泊まっていた5組中2組がいなくなっていました。夜中のしかもあの雨の中でも撤収して帰った方がましだと思ったんでしょうね(苦笑)。
このエピソードでいかに豪雨だったのかはわかってもらえるかと。僕らも長居は無用と早朝に子供達を起こしてすぐに撤収しました。
嵐の中で撤収
忘れられない豪雨の思い出があります。次男が1歳になったばかりの頃でした。2泊3日のキャンプの中日におもちゃ王国で遊んでいたときにゲリラ豪雨並みに雨が降り出しておもちゃ王国の道が川のようになりました。
これじゃ今日はテントに泊まれないと諦めて、ズボンの裾を捲り上げて川のような道を長男をおんぶしてキャンプ場に戻って豪雨の中で撤収しました。

もし、あのまま泊っていたらどうなっていたんだろうと怖くなります。どちらにも罪はないけど、おもちゃ王国・モビレージ東条湖オートキャンプ場と聞くとあの撤収のことを必ず思い出します。