車中泊をするときに荷物を車外に降ろしたり、気合を入れて荷室を片付けなくてもサクっと寝れるとかなり便利なんですよね。
そのためにはデリカカーゴの2列目シートを簡易ベッドにできるといいんですが。
目次
ミッション|この隙間を攻略せよ!
20センチくらいかな?
デリカカーゴの1列目と2列目のシート間には平らな面があります。右側に籠を置いている部分です。
床の部分に何かを敷き詰めて、この平らな面とシートとの高さを合わせてこの隙間を埋めることができたら、かなり広い面が作れそう。
そうなると子供達はもちろん相方も横向きで寝れそうなので、上手くいったら僕は荷室にコットを広げて寝るつもり。
キャンピングカー(ブローニィRIW)になっても2列目のシートはこのままなので、私的なカスタムを模索した記録です。
心のスキマも埋まるストレージチェア編
隙間を埋めるのに何かいい方法はないかな?と試行錯誤を重ねてきましたが、結論から言うとこのスタイルに落ち着きました。
どん!
イスにも収納にもなるストレージチェア
できれば家にあるものでまかないたかったけど、少し予算を組んでリサーチしてみました。
- 上面に座れる丈夫なケースで床の隙間を埋める
- フラットになった上にマットを敷く
そしてストレージチェアを使った2列目シートベッド化計画を相方が図にしたのがこちらです。
予想以上に快適なのでかなり満足しています。各アイテムを詳しく見ていきましょう!
丈夫なケースは相方がストレージチェア(FESTA HOME)というものをネットで見つけてきました。計画が滑っても収納として使えそうなのでさっそく1つ買ってみました。
予想以上にコンパクト!
簡単に組み立てることができて慣れると1分もかかりません。
これを2列目の床の隙間に3つ並べて2列目を子供のベッドにしようというアイデアです。
ストレージチェアを3つ並べてみた
車で出かけるときにストレージチェアの使い心地を試してみると・・・
これは上に開くので走行中も開け閉めができるし、上面が固いので1つ置いてテーブル代わりに使うこともできます。使い心地に満足できたので追加で2つ買ってきました!
ぴったり感は弱くて隙間があるけど、この上にマットを敷いたら問題ないでしょ!
そもそもイスとしても使える位に強度があるので、気兼ねなく使えるのがいいですね。この上にマットを敷くと子供用のベッドが完成です。
マット問題は折り畳み式で解決
続いてストレージチェアの上に敷くマット選びです。
持っていたコールマンのエアマットを2列目で使ってみたこともありましたが、サイズが大きくて折り返さないと収まりが悪くて使いにくいったらない。
できるだけぴったりのエアマットはないかと探してみたらディーオーディーのエアマットが見つかりました。
このエアマットの横幅は53.5cmなので、2枚ならべると107㎝。そして、マットを敷こうとしている部分の幅がなんと107㎝!
デリカカーゴ専用か!と思うくらい、ぴったり過ぎて逆に怖い(笑)。
コールマンのマットを手放してディーオーディーに買い替えるつもりでしたが、エアマットって膨らませたり・空気を抜いたりがやっぱり面倒なんですよね。
そこで、寝心地よりも簡単に敷いたり畳んだりできるマットを探しているときに見つけたのがサーマレストのマット(クローズドセルマットレス Zライト ソル)でした。
結構な隙間が開いているので見た目は使いにくそうですが、使ってみると特に気になりません。このスタイルで使っているのは、こちらのキャンプ用品です。
- ストレージチェア×3
- サーマレストのマット×2
- ペンドルトンのラグ×1
- 気温次第で寝袋を使うこともあります
これはテントの中ですが、サーマレストは敷くのも畳むのも一瞬です。
暑い中、テントの中で大汗かきながら空気を入れたり抜いていた日はなんだったんだろうって感じ。寝心地も別に悪くないですし。
コールマンのマットはサイズが合っていないので折り返すと使える部分が小さくなっていましたが、サーマレストにしたらスッキリして僕が少し身体を曲げて寝るのにちょうどいいサイズになりました。
ちなみにサーマレストのマットは畳むと非常にコンパクトになるので収納も楽々です。
結局、3枚持っていたコールマンのエアマットは手放して、我が家のマットはサーマレスト4枚になりました。
2列目シートが簡単にベッドにできるようになったところで、2列目で寝るのはスペース的にしんどいという問題は残っていましたが、僕と長男が2列目で寝て、相方と次男がコットで寝ることでひとまず解決しました。
コットの隣にベンチを置いたことで、次男(4歳)がコットから落ちる心配がなくなったことが理由です。
新たな出費もありましたが、キャンピングカー(ブローニィRIW)になっても使える2列目ベッドが完成しました!
我が家の黒歴史の押入れケース編
一時的なつなぎと思って、お金をかけずに家にあるものだけで2列目の隙間を埋めようとやってみた押入れケース編は見事に黒歴史になりました(苦笑)。
家の中を見渡すと、床の隙間も心のスキマも埋めるのに良さそうなものがありました。
それは・・・押入れケースと木の板です。
両者ともキャンプには縁がなさそうですが、押入れケースはキャンプを始めた頃に着替えを入れて持って行ってたし、木の板は今もこうしてbarカウンターの棚板として活躍しています。
とはいえ、巡り巡って押入れケースを車中泊用に使おうなんて人生何が起きるのかわからないもんですね。←って大袈裟か(笑)。
失敗の許されない真冬の挑戦
押入れケースで床の隙間を埋めることができるのか?上手くいかなかったら寝れないんですけど。
大げさのようで結構マジです。というのもまさかの真冬のグループキャンプで検証してみることにしました。
他のメンバーに宴会幕の準備をお願いできたので、いつもより荷物が少ないグループキャンプは検証するには好都合なのでした。
2列目の床とシートの隙間を埋めるのは、2つの押入れケース。
幅がギリギリ入らない、無念。。と思いきや、まるでオーダーのようなぴったり感になんだか怖くなりました。
これって無印の普通の押入れケースなんですけどね、こうなることが最初から決まっていたような感じ(笑)。
子供が寝る場所とはいえ、さすがに押入れケースの上にマットを敷くのは、パキっと割れそうなので木の板を押入れケースに渡して補強しました。
合板なのでこの板自体が割れてもおかしくはないんですけど、そこは気づかない振りをしておきます!
この上にコールマンのエアマットを敷いて、電気毛布で暖を取り、寝袋を広げて布団代わりにします。
僕も試しに寝転んでみましたが押し入れケースの上で寝ているような違和感はまったくなくて(笑)、少し足を曲げれば175cmの僕でも十分寝れそうでした。
結果は・・・
これいい感じじゃねと自画自賛しながら僕は荷室のコットで眠りについたのですが、2列目で寝た相方と子供達は狭くて寝返りも打てなかったらしい。。
前を向いて寝た方がまだまし、と相方が言ってました。
そうなると相方は座ってるのと近い状態で寝ることになるので、この案はお蔵入りです。ベッドの状態でも押し入れケースから中の物を取り出せるのは、便利だなと思っていたんですけどね。
ギリギリアウトのラックソット編
オールペイントが終わり我が家のデリカカーゴが目指す方向性を考えていると、ふとTRUCKのイメージが浮かんできました。
TRUCKというのは大阪市内にあるオシャレな家具屋さんです。デリカカーゴのイメージからは程遠いかもしれないけど、とりあえず話を先に進めます(笑)。
TRUCKのイメージはレザーと枕木とスチール。もう少し具体的に言うとソファでリラックスしているイメージなんですよね。伝わってませんよね?笑
キャンプ場にソファって考えただけでもアンバランスさが面白いですよね。車を買い替える前は考えた事もなかったんですけど、今のバンの荷室なら余裕すらあります。
でもさすがに普通のソファは乗りません。とりあえずググってみたらスノーピークからラックソットというなんとも神的なアイテムが出てました。
ラックソットは3ウエイで使える優れものなのです。
- ソファ
- コット(ベッド)
- ラック
ネットで調べても家でスノーピークのカタログを見てもサイズがいまいちわからなかったので、スノーピーク箕面自然館に行ってみたら置いてました!!これがラックソットです。
ラックソットをバンに載せてみた
現場至上主義なので車に現物を持ち込んでサイズを確認させてもらいました。でも3つ全部貸してくださいとは言えなかった小心者です(苦笑)。
※ラックソットは3つのパーツに分解できます
ラックソットがバンの2列目の床の隙間を埋めることができたらよかったんですけど、隙間よりもラックソットの幅が少しだけでかいんですよね。
浮いている(笑)。
2列目シートを畳んだときにはこんな感じ。計ってみたらなんとか3つ並べて置けそうでしたが、できるだけシンプルにサクっと寝れるようにしたいんですよね。
我が家のデリカカーゴはベンチシートですが、4人家族なのでさすがに移動中は1列目シートだけじゃ足りません。移動中は2列目にも座ると目的地に着いてから車中泊仕様にすることになりますが、暗くなってから2列目のシートを畳むのはやっぱり面倒です。
おのずと答えが見えてきました。
2列目シートを畳む前提のスタイルは我が家的には難しそうです。かと言って、このラックソットをソファにしてマイサイトで使えたらサイコーだなという思いは変わっていません。
荷室やテントでコットとして、移動時は重ねてラックとして活躍してくれるはず。我が家のワンポールテント・グランデアウトドアの中でもきっと活躍してくれると思います。あとは値段と相談ですね(笑)。
ああでもない・こうでもないと試行錯誤していると、ますますわかってくるのはデリカカーゴ(ボンゴブローニィ)という車は実に可能性があるということです(^^)