ラボブログ

キャンプ用のイスは座り心地よりもコンパクトさだと思う|ヘリノックス タクティカルチェアのレビュー

キャンプ用のイスは座り心地を優先して定番のものを買って愛用していましたが、最終的には、ヘリノックスのタクティカルチェアに落ち着きました。

座り心地で選んだイスを手放した理由

スノーピークのローチェアは相方用に買いました。いま思えば、かなりのスノーピーク信者だった頃ですね(苦笑)。

アディロンダックのキャンパーズチェアは僕用に買いました。

スノーピークのローチェアは座面が低いので深く座れます。アディロンダックは座面は高いもののハイバックなので安定感がある座り心地です。アディロンダックは背もたれが高いので寝落ちしても安心です。スノーピークのローチェアとはまた違った良さがあります。

どちらもキャンプ用といわず家でも使いたくなる座り心地です。

色がオレンジなので今となって思えば、もっとシックな色にすればよかったというのは相方の弁です(苦笑)。

ただし、座り心地に比例して結構かさばります。

  • スノーピーク ローチェアの収納時サイズ:W16×D18×H101cm
  • アディロンダック キャンパーズチェアの収納時サイズ:W14×D14×H108cm

スノーピークも長い(101㎝)のですが、アディロンダックはさらに長くて畳んだ状態で108cmもあるのでハイエースに乗ってる友人も横向きで車に入らないとボヤいていました。

我が家はイノーのルーフボックスを使っていた時期があります。理由は2つのイスを積むためといっても過言ではありません。

フリードに積んでいたイノーのルーフボックス

まだ2つが同じイスなら積み込みもしやすいし、省スペースだったと思うのですが、アディロンダックの方が少し長い(7cm)ので2つを同じように車に積めずにイラってなっていました。

なんで同じイスにしなかったのか?2種類のイスを買った理由を当時の自分に聞きたいですね、マジで(苦笑)。

キャンプ用品が増えてくると毎回車に載せるのに苦労するので、できるだけコンパクトなものが良くなってきます。

長年愛用していましたが、スノーピークのローチェアとアディロンダックのキャンパーズチェアは手放しました。車の積載に余裕があれば、座り心地の好みでどちらもおすすめですが、できれば同じもので揃えることをおすすめします。

ヘリノックスのタクティカルチェアがコンパクトすぎる!!

ヘリノックスのタクティカルチェアは畳むとかなりコンパクトになります。

座れる収納ケース、ストレージチェア(47×32×24㎝)に余裕で2つ入ります。なんらなひと回り小さな籠にぴったり収まります。

ヘリノックスのタクティカルチェア(収納時)

このストレージチェアが優れもので、収納になる上に座れるので我が家ではバンの2列目を子供用のベッドにするために足元に並べておいて使っています。

バンの2列目に置いたストレージチェア

ヘリノックスのタクティカルチェアはコンパクトになるわりに座り心地も意外に良いです。

すっぽりくるまれる感じです。リュックに入れて公園に行けるし子供の運動会でも大活躍してくれています。

まず座り心地を気に入って、次に畳んだ姿を見て即買いを決めた友人がいます。僕の周りでイスを買い替えたキャンプ仲間は9割がヘリノックスユーザーになりました。

一緒にキャンプに行くとスヴェルト(回転式)とかミニとかいろんなパターンのヘリノックスが並んで面白いです。

友人もヘリノックスユーザー多し

ヘリノックスのタクティカルチェアの少し気になるところ

タクティカルチェアは子供が座るとひっくり返りやすいので注意が必要です。イスの足元の地面が柔らかいと、大人でも後ろにひっくり返ることもあるので若干不安定さは感じます。

ひっくり返らないよう気を付けて!

1,020gというその軽さ故、座っていないと風でひっくり返ります。強風なら飛びます(笑)。

ヘリノックスのタクティカルチェアは1,020g

ヘリノックスから何種類ものイスが発売されているので、座り心地や大きさで選ぶことができます。もし悩んでしまったときは、ド定番ですがタクティカルチェアがおすすめです。座り心地よりもコンパクトさを優先するなら間違いないです。

見た目は似てても本家には敵わない

キャンプ用のイスは座り心地よりもコンパクトさと言っておいてなんですが・・・

車をバンに代えてからは積載に余裕ができたので、コンパクトどころかDODのグッドラックソファやコットを広げたままキャンプに持って行くようになりました(苦笑)。

子供用のイスにしていたDODのグッドラックソファは、2人で座るには小さくなったので、相方が子供用にヘリノックス風のイスを探してきました。

DODのグッドラックソファ

バンドックというブランドのポータブルチェアで1脚2,700円くらいで販売されているようです。パッと見はヘリノックスのタクティカルチェアかなと思ってしまいます。

バンドックのポータブルチェア

並べてみるとバンドックのポータブルチェアはヘリノックスよりも気持ち大きくて重いけど、重いだけに大人が座るなら安定感が増します。

ヘリノックスより気持ち大きいバンドック

ヘリノックスが軽くてしなやかさがあるとしたら、バンドックは重くてがっちりしているので印象は対照的です。バンドックはヘリノックスと違って風で飛ばされなそう。

  • バンドックのポータブルチェアは約1.9kg
  • ヘリノックスのタクティカルチェアは1,020g

バンドックはバンの中で使っている収納ケース(ストレージチェア)に入るかどうか確認しないで買ったっぽいけど、問題なく入りました。

ストレージチェアに入れたバンドック
  • バンドックの収納時のサイズ 約390×120×100mm

早速、ワンポールテントの中で使ってみましたが色味はまったく違和感ありません。ヘリノックスより色味が薄いのでむしろ馴染んでいるような。

バンドックのポータブルチェア@ワンポールテント

「へリナックス」とか、わざとらしく本家に寄せているなら恥ずかしいけど、コンパクトと軽さをを追求しなければありだと思います。

とかなり満足していたのですが、しばらく使ってみて全然使えないことがわかりました。

手で持ってちょっと移動するだけで座面になるシートからポールが外れます。生地の張りが弱くなっていることと、ポールが重いことが要因だと思いますが、張りがなくなるほど使っていません。

座面からポールが外れていることに気がつかずに座ったら怪我をしかねないので、これはダメですね。

懲りずにまた手を出す

バンドックで懲りたはずなのですが、やっぱりヘリノックスは高いということで相方がまたヘリノックスっぽいイスを買ってきました。ワンティグリスの折りたたみ キャンプチェアです。

折りたたみキャンプチェア@ワンティグリス

前回のバンドックは似て非なるものという印象でしたが、今回のはかなり似ています。

ヘリノックスより気持ち大きいワンティグリス
ヘリノックスより気持ち大きいワンティグリス

座り心地や質感も本家に似ているので、ここまで真似して大丈夫なの?と思うくらい。

軽さも本家に近づいています。ワンティグリスはヘリノックスよりも気持ち大きいことを考えれば、重さはそんなところなのかもしれませんね。

  • ワンティグリスの折りたたみキャンプチェアは1.41kg
  • ヘリノックスのタクティカルチェアは1,020g

ヘリノックスは構造的にも完成されているんだろうと思いますが、ワンティグリスは横に渡っている棒が2本になっているので、なんなら本家をベースに改良されているような気がします。

ポールの構造の違い 奥がワンティグリス

2本の方がより安定感があるような気もします。

良さそうと思っていたバンドックは見事に期待を裏切られたので、ワンティグリスもキャンプで実際に使ってみないとなんとも言えませんが、サイズもヘリノックスと遜色なく、いつもの収納ケースに収まったのでキャンプで使う日を楽しみにしておきます。

ストレージチェアに入れたワンティグリス