キャンパーに人気のストーブといえばフジカハイペット。秋にストーブが欲しくなって注文したのに、ずっと順番待ちでフジカハイペットが届いたのは年が明けて3月頭。早めにオーダーしないとシーズン中に間に合わないくらいに人気です。
シーズン最後の正しい仕舞い方を知っていますか?空焚きだけじゃダメなんです。フジカハイペットの漏れにくさの秘密はここにあり!
フジカハイペットの正しいメンテナンス法
フジカハイペットは自然消火をしても600cc程度燃料が残る構造なので、先にタンクの中の灯油を抜き取ってから空焚きしないとまったく意味がありません。冬キャンプシーズンが終わったので、フジカハイペットの中の灯油を完全に抜き取ってベランダで空焚きをしています。

シーズン終わりにきっちり空焚きして保管していたのに、こんなことになっていたなんてびっくりでした。
フジカハイペットが漏れにくい理由
冬キャンプシーズン到来!
まずはストーブの準備をしようとフジカハイペットを持ち上げたら・・・
ちゃぷん。
??
3月に片付けたときに中の灯油を燃やしきってるから残っているはずはないんだけどなぁと思いつつも、地震計が反応した音かもしれないと思って地震計を解除してもう一度揺らしてみると、今度ははっきりと。
ちゃぷん。ちゃぷん。
中に灯油がかなり残ってるぞ!これは。でも仕舞うときに最後まで燃やしきったのに、こんなに灯油が残るなんてちょっとおかしくない?
これって不良品なんじゃないの?という疑いを持って、キャンプ用品担当の相方にフジカさんに問い合わせてもらいました。フジカさんからの回答はこちらです。
弊社ストーブのタンクは設計上自然消火した後も600cc程度燃料が残るようになっております。
ということでした。疑ってごめんなさい。。それにしても600ccって残り過ぎじゃない?泡盛なら3合瓶分残っているってことですよ。※すべてが泡盛基準(苦笑)
もちろん油量計の目盛りはゼロなんです。ということは、シーズン終わりに残ってる灯油を600ccだけ持っていってもストーブを使えないってことになりませんか??

半信半疑ですが検証してみます!

いや~灯油が出てくる出てくる(笑)
ちゃぷんちゃぷんは期待を裏切りませんでした。600mlを超えてくるかもしれないので、念のため720mlのボトルを用意してました。このボトルはうちに空き瓶がたくさんあるんです(^^)

フジカハイペットの中に残っていた灯油は400mlくらいですかね。どうせなら瓶に入りきれないくらい残っていたらねぇ、これじゃオチとしては弱いですね(笑)
見た目は泡盛と変わりません。ちょっと脂分が多い泡盛って感じ。昔の泡盛はくさかったと聞くけど、どんな臭いだったんでしょうね?とこれを見ていて思いました。すみません、だいぶ脱線しました(汗)
フリードに乗っていて車にポリタンクを載せる余裕がなかったので、灯油を入れたままでも漏らさずに運べる点を気に入ってフジカハイペットを選んだことを思い出しました。
特許safetinaタンクは転倒時でも灯油が漏れない特殊な構造ですが、絶対に故意に転倒させないでください。
フジカさんの公式サイト
揺らしても倒しても漏れない構造というのが、自然消火(空焚き)しても灯油が残る理由なんでしょうか?できればそうであって欲しい。
古くなった灯油はどう処分するの?
タンク内で古くなった灯油は不完全燃焼の原因になるので危険だから使わないほうがいい。捨てるときは古いタオルとかに染み込ませてごみに出さないといけない。
というのをネットで読んで捨て方も面倒だし、そもそも捨てるのはもったいないよなぁと思いました。それなら灯油ランタンを買おうかなって、物欲まみれの相方みたいなことを思ってしまった(苦笑)
でもキャンプの帰りに寄ったガソリンスタンドで聞いたらサクっと回収してくれたので、灯油ランタンは買わなくてもいいかってなっています。
フジカハイペットを快適に使うためにおすすめなもの
フジカとジカロの組合せは最強
冬キャンプを始めるときにストーブを買いましたが実は灯油ストーブ一択ではなく本気で薪ストーブも検討しました。今の車(デリカカーゴ)ではなくフリードに乗っている時だったので、薪ストーブは絶対に車に載らないんですけどね(苦笑)
載らないことは一旦忘れて真剣に悩みましたが2つの理由で薪ストーブを諦めて灯油ストーブに決めました。
- 薪ストーブは燃料が薪なので灯油よりかさばる
- 小さい薪ストーブだと普通の薪がそのまま入らない
灯油ストーブはこの3つを検討しましたが、コンパクトなフリードだと灯油を入れた状態で運ぶことになるので移動中に灯油が漏れない点を重視すると漏れにくさをうたっているのはフジカハイペットだけ。ほとんど迷わずフジカに決まりましたね。
- フジカハイペット
- レインボー
- アルパカ
すぐに決まったんですが、子供が小さいので何か囲いがいるようなぁと思っていました。昔実家で檻みたいなストーブの囲いを使っていたのを思い出しました。そうそう、うちのキャンプ用品の中に使えそうなのがあるじゃないですか。
スノーピークのジカロテーブルです。テントの中心で使うときは中央部が広くなるようにジカロテーブルを組んでいます。こうするとテントの支柱も一緒に囲って使うことができます。

中央部が狭くなるようにジカロテーブルを組んでも中にフジカハイペットが入ります。フジカハイペットとジカロテーブルはかなり接近しますがジカロテーブルは多少熱くなっても燃える心配がないので安心です。テントの端で使う時はこの組み方が省スペースで使いやすいです。

お座敷スタイルでそもそも子供達からストーブを離しているときはジカロテーブルで囲みません。

フジカハイペットは反射板があるので反射板を付けた面をテントの端に近づけて使えるのですが、この日は風が強くてテントの端がパタついていたので、フジカをテントから少し離して置いていますね。テントの中心に置くときは反射板を使っていません。

子供達が成長してきた一方で子供より酔っぱらいの方が危険かもと思うようになりました。中央部が狭くなるようにジカロテーブルを組んでテントの端に置くスタイルが増えてきました。これぞユニバーサルデザインかな(笑)

フジカの収納はこれで決まり

相方がまた袋状の収納ケースを買っているなぁと思っていたらフジカハイペット用でした。

正確にはフジカハイペット専用ではなく、そもそもポップアップタイプのゴミ箱らしいのですがピッタリ感が神ってるとSNSで話題になっているようです。

余裕があるように見えるかもしれませんがフジカハイペットの足元は四角形なのでこれでもピッタリです。
こんな風に出てきませんがオレゴニアンキャンパーのトラッシュボックスとフジカハイペットの相性は噂通りバッチリでした。 pic.twitter.com/JqgB6cY2xW
— 週末バンライフで働き方改革中 (@10000vanlife) May 26, 2021
余った灯油を無駄にしたくない
シーズン終わりに抜き取った灯油はポリタンクで密閉して保管しています。果たして来シーズンも安全に使えるのか?一酸化炭素の警報器も持っていますが、中国製の安いものだからなんとなく信用ならなくて。不完全燃焼は怖いですからね。。
このフュアーハンド(FEUERHAND)の灯油ランタンは我が家ではじめてのLED以外のランタンです。

とある日の深夜に帰宅するとキャンプ用品の棚ではじめましてのランタンとご対面しました。また相方がこっそりゲットしたのかと思ったらなんと!アウトドアパーク2019の抽選で当たったらしい。

灯油ランタンがあればフジカハイペットで使いきれなかった灯油を無駄にしないで済みます。それにしても欲しかった灯油ランタンがタイミングよく当たるってのは話が出来すぎてる気がしないでもないが??
フュアーハンドの灯油ランタンは想像以上に明るいです。

フュアーハンドだけでなく灯油ランタンはそうなのかもしれませんが、芯の出し方にコツがあるようです。それがわからなくて煤で真っ黒になったこともあります。
といっても心配は不要です。分解して水で流すだけで簡単に落ちました。慣れてくると炎も安定します。

フジカハイペットを買うなら灯油ランタンも一緒に買うのが正解だと思います!
フジカで餅を焼きたい
灯油ストーブの醍醐味はテントを暖めながら上で料理もできること。冬キャンプは季節的に餅が食べたくなる日もあります。フジカハイペットに直で餅を載せるのはさすがにやらないけど、かといってアルミホイルも微妙。そんなときにネットで見つけたこの餅焼きプレートは公式品ではありませんがいい仕事をしてくれます。
これは撤収後にフジカハイペットで暖を取りながら餅を焼いて、ぜんざいを食べてから帰ったときの画像ですね。
