スプリングバーのハイライン クラシックジャック100を使ってみると設営・撤収が驚くほどに簡単でした。MSRのエリクサー4を張ったときも簡単すぎると思いましたが、クラシックジャック100の大きさを考えるとそれは何倍にも感じます。
クラシックジャック100は見た目重視で選ぶ人が多いと思っていたし、玄人受けするテントなんでしょうけど、キャンプ初心者にこそ使いやすいと思います。
そんなクラシックジャック100と僕の出会いは最悪過ぎるタイミングでした・・・
目次
自粛期間中に新しいテントが届く
コロナ禍の自粛期間中に家に帰ると、とんでもなくでかいダンボールが玄関をふさいでいました。
中身は相方がこっそり買っていた新しいテントだって言うじゃないですか!!
こんなときにマジか~!!と思ったのは、相方も同じだったようで即行で謝られました(苦笑)。
そのときの画像がないのは返品するつもりだったのと、喜んで写真を撮れるような状況じゃなかったから。でもコロナのコの字もなかった2019年の秋に注文していたみたいだし、そもそも返品できないことがわかったので覚悟を決めました。
それはそれとして初のコットンテントなので濡れたらどうするの?っていうか、そもそもテント足りてるしという状況だったので、大歓迎ムードとはほど遠い雰囲気の中、クラッシックジャック100は我が家のキャンプ用品に加わることになりました。
クラシックジャック100のおすすめポイント
設営・撤収が簡単すぎる
まずはグランドシート(別売り)の上にクラシックジャック100を広げます。クラシックジャック100の底の素材はコーティングされているので、拭けば簡単に水滴は取れますが底の乾燥を気にせず撤収できるようにグランドシートを購入しました。
次にテントの四隅にペグを打ってから、クラシックジャック100の特徴であるスプリングバーをテント上部に設置します。
あとは屋根の部分をサイドのポールで持ち上げるだけ。これだけで簡単にテントが立ち上がります。テントの中に空気が入らないと屋根を持ち上げるのが大変なので(逆もまた然り)、設営・撤収の際は入り口のジッパーを少し開けておくことをお忘れなく。
詳しく言えばキャノピーを跳ね上げたり、残りのペグを打ったりはしますけど、その程度です。計ったわけじゃないけど、感覚的には5分以内に立て終わると思います。
こんなに簡単でいいの?って不安になるくらいに簡単です。2ルームタイプのテントを張ったことがある方には不安になるこの感覚はわかってもらえると思います。
クラシックジャック100の設営のしやすさの秘密は、スプリングバーといわれるパーツにあります。グッと引っ張ってカチャってはめるギミックには心地良さすら感じます。
ペグもテントの足元だけでテントから少し離れた位置にペグを打たないので、隣のテントに此のくらいまで近づけて張ることもできます。注)サイトが狭かったグルキャンのときです
かなり広々
クラシックジャック100は6人用のモデルなのでフロアサイズは304㎝×304㎝です。この画像では中に2m×3mのキルトラグを敷いています。この広さなら大人2子供2なら2家族で寝ることもできそうです。
このラグの隣に一畳サイズのホットカーペット用のラグを並べて敷ける広さがあります。
余談ですが、このラグを自宅の和室に敷いたときはラグを畳まないと敷けなかったので、完全にクラシックジャック100の方が和室より広いです(苦笑)。
クラシックジャック100はコーティングされた底が付いている袋状のテントなので土間部分はありません。テント全体にラグを敷いた方が使いやすいです。
ジカロテーブルで囲んだフジカハイペットをクラシックジャック100の角に置いてみたらおさまりが良くてぴったりでした。ジカロテーブルで囲っているのは子供が火傷をしないようにするためです。
ワンポールテントでフジカハイペットを使うときは、ポールと一緒にジカロテーブルで囲うためにテントの中央にフジカハイペットを置いていました。家族だけならジカロテーブルの2辺を使えたら十分なので、クラシックジャック100なら角に置いた方が使い勝手がいいです。
カッコイイ!
これを言ってしまうと相方の暴走を肯定してしまう気がするので、あまり言いたくないけどやっぱりカッコいいです。クラシックジャック100はノルディスクのカーリ20との相性もバッチリです。
クラシックジャック100の少し気になるところ
デカい・重い
これは近所の公園に試し張りに行った日の写真です。また箱に戻すつもりだったので箱のまま持って行きました。
箱のままだと相当場所を取ったので積んでいたキャンプ用品をいくつかバンから一旦降ろしました。
バンの荷室が広いので場所を取っている感じがそんなに出てませんが、箱のデカさに比例して、重さはなんと!36.3㎏!!
撥水性が低い
コットン素材なので撥水性は低いです。基本的には晴れの日用で使っているので濡れることはほとんどありませんが、天気予報が外れて雨で濡れてしまったときは全然乾きませんでした。
不運にもチェックアウトが10時のキャンプ場だったので、乾かすのを諦めて軽く畳んでそのままふわっとバンに載せて車内で自然乾燥させたことがあります。
それから林間サイトで木の下にクラシックジャック100を張ったときに、夜中に嵐のようになったことがあって、朝見たらキャノピーに派手にシミができていました。
こんなシミができてしまったら綺麗に落ちるんでしょうか?
自分からは濡らしたくはないのですが、真夏のピーカンの日に洗ってみようと思います。ただ真夏のキャンプは何年もしていないのでそんな日がくるのかどうか??
付属の袋が使いにくい
クラシックジャック100に付いていたのは布製の細長い袋なのでテントをしまいにくいです。この画像だとマチがたっぷりあるように見えますが、テント自体が嵩張るので上手く畳まないと全然入りません。付属の袋のクオリティって大概こんなものだと思いますが。
畳み直すのに時間を使う位ならもうむき出しでいいやと開き直って、乾燥撤収できた日もコットの上に広げて撤収完了ということもあります。
サイドのポールが抜けにくい
これは単なる個体差だと思いますが、我が家のサイドのポールはチェーンでつながっている部分を差し込むと毎回抜けなくなります。ひとりで設営をしているのでテントの屋根を持ち上げるときに、ポールに変に負荷がかかっているのかもしれません。
気になるといえば、サイドのポールの仕上げってどうすればいいんでしょう?ペグを打つ金具に付いた生地に載せているだけなんですけど、これであってるのかな?
サイドのポールはただ立てているだけなので、テントのまわりを子供達が走り回っているうちにポールに当たって、もしポールが倒れたらテントが倒壊すると思うんですよね。
余談ですが、撤収のときに順番を間違えてサイドのポールより先にテントの四隅に打ったペグを抜き始めたら2本目くらいで倒れ出したので、慌てて押さえたことがあります(苦笑)。