今回はスピンオフ。旅行で出かけた沖縄 津堅島での釣りのレポートです。
目次
日時・場所・仕掛け
- 2025年7月19日・20日
- 津堅島
今回の仕掛けです。
- 穴釣り|サバの切身
- スルルー釣り|スルルー
テトラでイシミーバイを狙う
津堅島に来た一番の目的が釣りなので、宿に着いてひと息ついたタイミングで宿の店主に案内してもらってさっそく釣りに出掛けます。釣り場まで数分というこの手軽さが最高です。

初日は様子見のつもりだったので、エサは宿の冷蔵庫にあったサンマをもらいました。
サバの切り身は使い勝手もいいし、良く釣れるイメージがあったけど、サンマ(たぶんボイルされている)は身持ちが悪いですね。針に掛けようとしてもするりと抜けてしまいます。
仕方ないので、前日に泊まったホテルで駄菓子詰め放題をやっていて、そこで子供がゲットして来た「焼肉さん太郎」をエサにします。

手で簡単にちぎれて好きな大きさにできるので、エサ付けが劇的に楽になりました。エサ持ちも良くなったけど、釣果には結び付きません。
なかなかの匂いをしていますが、海の中では簡単にかき消されてしまうみたいです。何度かテトラの中に落とすとふやけて麩みたいになってしまいました。
焼肉さん太郎は蒲焼さん太郎の姉妹品だと思うのですが、初めて見ました。4個あったうち2個は使わずに家に持って帰ってきたので、食べてみましたがピリ辛でなかなか美味かったです。
僕がエサ付けで苦戦しているうちに、長男がベラを釣りました。
次男に竿を渡すと、今度は次男がよくわからない魚を釣りましたが、宿の店主曰く、「これは釣れたうちに入らない」ということで、即リリース。

次は、長男が店主に貸してもらった竿で、またよくわからない魚を釣っていましたが、また釣れたうちに入らないらしく、即リリース(笑)。
店主の竿はカニのような形のワームと、ガン玉だけのシンプルな仕掛けでした。
津堅港のテトラポットから岩場に移動してみましたが、やっぱり釣れません。

こうも釣れないといつもなら飽きて他のことをしていそうな長男が、話しかけても聞こえないくらいに釣りに集中していたのが、意外でした。

中学生になって、部活と塾でもまれて少し変わってきているのかもしれません。
相方によると、僕らが諦めずに釣りを続けている時に、早めに竿を置いた宿の店主が「今日は釣れない」と言っていたらしいので、そうなんでしょ。

初日だし、昼間だし、こんなもんです。想定内、想定内。
この日の夕飯は、店主が釣ったというカスミアジのあら汁をいただきました。

キャロット愛ランドと言われる津堅島といえば、ニンジンです。と言っても津堅島のニンジンの旬は2~3月らしく、7月は手に入りません。
店主が冷凍していた津堅島のニンジンでニンジンしりしりを作ってくれました。

冷凍していた生ニンジンジュースも飲ませてもらいましたが、味が濃くて甘味もしっかり。生ニンジンを食べてみたかったですね。
写ってないけどカスミアジのバター焼きもめちゃくちゃ美味しくて、島の売店で買った泡盛、まさひろが進みます。
明日はきっと釣れるはず!と期待が膨らみます。
津堅島でスルルー釣り、スルルーって何?
陸っぱりじゃ釣れなさそうということで、2日目はシーカヤックで釣りに出掛けます。
最初にトゥマイ浜の神谷荘の前からエントリーして、シーカヤックを操る練習をします。

そういえば、シーカヤックに乗るのは西表島以来。記憶が定かじゃないけど、たしか西表島から無人島に渡るツアーだったので、そこそこの距離を漕いだような。
慣れてきたところで、クボウグスク前の岩場を目指します。
キャストして巻き上げる間にシーカヤックはどんどん岸の方に流されます。
一回投げる度に流されるので、何度も漕いでポイントに戻っているうちに、まったく釣れませんが、カヤックの操作はすぐに慣れることができました(苦笑)。
ちなみに、今回の釣りは津堅島ならではなのか聞きそびれましたが、宿の店主に教えてもらったスルルー釣りです。竿とリールは店主に貸してもらいました。
針とガン玉だけのシンプルな仕掛けです。エサはスルルーで、スルルーというのはキビナゴの沖縄の方言みたいですね。
スルルーは島の商店で買いましたが、釣りのエサとして売っているわけではなく、食材として売られています。冷凍で売られてて、たしか700円でした。
半分くらい残ったスルルーは、店主がフライにしてくれました。

風呂上がりにいただく、揚げたてのスルルーフライとオリオンビールで優勝しました!
余談ですが、商店の価格はいわゆる島価格という感じではなかったです。これまた、余談ですが、長男が買ったチョコボールから銀のエンゼルが出ました!!

話を釣りに戻します。
店主は小さめのイシミーバイをゲットしていましたが、そのポイントではあまり期待できないので、ビーチから少し離れた岩まで行くことにしました。
カヤックの扱いには慣れてきたとはいえ、遠くに行くのは少し不安がありますが、イシミーバイが釣りたい。

落としたら大変なのでスマホは宿に置いて行ったので、シーカヤックからの写真はありません。
貸してもらったアンカーは短くて岩に引っ掛けることができなかったので、漕いでいないとすぐに流されています。やっぱりビーチの近くとは違いますね。
僕が波や潮と格闘している間に、店主はいいサイズのイシミーバイを釣っています。目の前で見せられると、ここで釣れることがわかったし、悔しいので、俄然やる気が出てきます。
何度も言いますが、今回の釣りはイシミーバイを釣ることが目的なので。
はじめてのスルルー釣り、そして、はじめての釣り場だからと言い訳をするつもりはありませんが、釣れる気配がない僕を見かねた店主がコツを伝授してくれました。
- キャストと同時にラインを出す
- ラインをピンと張った状態でアクションを入れる
- あせらずに長めに放置する
教えてもらった通りに、できたと思った瞬間にヒット!!
やっと、俺にもイシミーバイ来たぞ~と思ったら、ミニミニサイズの別のミーバイでした。
これは釣れたうちに入りませんと、即リリースされてしまいました(笑)。
何度か投げているうちに、あ、これは来るなぁと思ったタイミングで、予想通りにヒット!
気持ちいぃ!
しかも、手ごたえもあると思ったら・・・
良いサイズのエソでした。。
これは当然のように即リリース。エソは大阪でも沖縄でも外道でした(苦笑)。
店主がイシミーバイの数を伸ばしている隣で、結局、僕は釣れたうちに入る魚を釣れず仕舞い。
悔しいけど、沖縄でシーカヤック釣りを満喫することができたので、大満足です(←強がり)。

大漁祭り
- イシミーバイ他全5匹

全部、店主が釣った魚ですが、ほぼ僕が捌きました。

この夏は元々、別の離島で一棟貸しのコテージを借りるつもりだったので、沖縄に包丁を持って行かないといけないなぁと思っていたので、曲がりなりにも魚を捌けて良かったです。
飲みながらドブルをしている間に、店主がバーベキューの準備をしてくれました。


今回の津堅島でお世話になったのは、1日1組の民宿なので自分たちで食事の準備をする必要はありません。コテージを借りていたら、こんなにのんびりできなかったよなぁと思います。
コテージを借りて釣った魚だけを食べるサバイバル旅行を計画していましたが、こんな釣果だったら毎食、島の食堂と居酒屋に通うことになるところでした。それも楽しそうだけど(苦笑)。
子供達はイシミーバイ、僕はイシミーバイじゃない方の魚をバター焼きでいただきました。かなり美味しかったのでガシラが釣れたらやってみようと思います。

この日はなぜかあまり食欲がなくてバーベキューのお肉はほとんど食べられませんでした。バターが重く感じるお年頃だからかもしれません。。
そうなんですが、バーベキューの後で麻雀をしていると小腹が空いてきました。

焼いてない方のミーバイを使って宿の店主が雑炊を作ってくれました。食欲がなかったのに美味しくてぺろりでした。

海で遊んだり、シーカヤックで釣りに連れて行ってもらったりと離島らしい体験と、スコールのような雨が何度も降ったので、宿の隣に住む店主とカタンや麻雀をしたりと、沖縄の離島の過ごし方と思えない時間を満喫することができました。感謝。
釣具の最適化
津堅島で穴釣りと軽くルアーをやろうと思っていたので、持ち運びが楽な穴釣り用の竿とホリデイパックを準備していました。竿を買った時のケースを短く加工して、リュックにさせるようにしたので、今回のカバンは仕事用のリュックではなく、釣り用のリュックです。
今回はパソコンは持って行かず、日常を忘れて旅を満喫するつもりでした。長男が中学生になってから長男と一緒に出掛ける回数が激減したので、こういう時だけは思いっきり楽しもうというマインドになったからです。

余談ですが、手荷物検査で竿の長さを確認されました。やっぱり機内持ち込みは長さ制限があるみたいです。
今回はスーツケースはやめて、家族4人がリュックを背負うというスタイルにしたので、僕の荷物は半分くらいが釣具。いや、ほとんどが釣り具とマリンシューズ(笑)。
このマリンシューズは安かったけどシーカヤックに乗るときも快適でした。

着替えも最低限しか持って行かなかったけど、自分のリュックに入らずに長男のリュックに入れてもらいました。
僕らの荷物を見て、宿の店主が「沖縄の人ですか?」と驚いていました。普通は家族で沖縄に行くなら1つくらいはスーツケース持って行きますよね。

穴釣りは不発だったし、スルルー釣り以外で釣れる気がしないので、また津堅島に行く機会があれば、釣竿は置いて行こうと思います(苦笑)。