胃ろうをしても〇〇が変らないなら?

高齢や認知症などで口から食べられなくなると、このままでは長く持たないからということで、胃ろうをするか?しないか?家族が選択を迫られることがあります。

 

食べないから死が早まるのか?それとも。死期が近づいているから食べなくなるのか?

この疑問を取り上げたNHKスペシャルの「老衰死」の特集は、考えさせられる内容でした。
重度の認知症の患者には「胃ろうなど経管栄養は適切ではない」という指針をアメリカの老年医学会が表明しました。
重度の認知症になると、経管栄養による
  1. 「生存期間の延長」
  2. 「栄養状態の改善」
  3. 「感染症などの予防」

いずれにも効果はないという調査結果が示されたそうす。

追跡調査では経管栄養をしてもしなくても死亡率に違いはなく、生存期間に影響がないということが分かったようです。

 

エンディングノートのセミナーを通して延命治療(広い意味での)をしたくないという方がほとんどのように感じています。

 

自分で意思表示をすることができなくなったときに備えてエンディングノートをはじめ、いくつかの方法で延命治療を望まないという意思表示を準備しています。

それでも。「必要なことはするつもりだ」とお子さんに言われたと話してくださった方がいました。

 

親の気持ちはわかっていても。

親には1分、1秒でも長生きして欲しいというお子さんの想いもよくわかります。

親に長生きして欲しいという願いこそが本人の望まない延命治療を家族が選択してしまう理由になっているのかもしれませんね。

 

さらには、胃ろうをする。

 

 

親の希望にそって胃ろうしない。

どちらを選んでも本当にこれで良かったのか?と思い悩んでしまう方がほとんどじゃないかと思います。

だから、自ら意思表示ができなくなった時に胃ろうをしたとしても、そのことで生存期間に影響がないことが周知されるようになれば本人の希望を優先して家族が対応するだけという非常にシンプルな問題になるように思いますがいかがでしょうか?

 

そうなると元気なうちに家族に希望を伝えておくことがますます重要になりそうですね。

 

 

 

私、相続専門司法書士の伊藤 薫が実際にコクヨのエンディングノートを書いたレポートです(2012年)


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