実家が空き家にならないために その2

実家が空き家にならないために その1

東洋経済の記事には本誌独自のアンケート結果ということで、次のようなデータが示されていました。

実家の片づけ後に

  • 売却した人38%
  • 賃貸に出した人3%

売却、賃貸以外は「そのまま所有」と書かれているので、半数以上は売却や賃貸をせず、有効に活用できないままに放置されているということのようです。このデータの通りだとすれば、相続を機に半数は空き家になる可能性があるといえると思います。

ところで、空き家の何が問題かというと、空き家のままで放置されると老朽化による倒壊の危険や火災の不安が考えられます。有効活用が難しく、老朽化がかなり進んでいるようなら、とりあえず建物を取り壊すという手がありますが、更地にしてしまうと固定資産税が上がることに・・・

記事によると、

富山市では「居住の実績がなく、住居の用に堪えない建物は、住宅特例の対象から外し、更地と同じ固定資産税を課す」 という取り組みをしているようです。

固定資産税だけではなく、取り壊し費用の負担も放置につながる要因だと思いますが、どの程度の効果があるのか気になるところです。

さらに気になったのが、放置されている空き家は相続の手続きが済んでいるのかということです。建物の場合は老朽化が進めば相続の手続き以前に取り壊すこともあるのかもしれませんが、土地はそうはいきません。 考えてみれば、住む予定のない実家の名義変更だけに後回しになっている場合がかなりありそうですね。

相続の手続きは済ませたものの、なかなか買い手が見つからなくて放置されているのと、相続の手続き自体を放置しているのでは大違いなので、いざ売却しよう、賃貸しようという時にスムーズに事を進められるよう権利関係の放置は避けたいものですね。