目次
泡盛初心者におすすめの泡盛本
知識ゼロからの泡盛入門(2008年)
まさにタイトル通り、僕が泡盛の知識ゼロだった頃に出会った泡盛本です。泡盛マイスターの実技試験のときはテイスティングの表現のコツがなかなか掴めなくて、泡盛カタログにあるテイスティングメモで勉強させてもらったまさに原点の一冊です。
かなり読み込んでます。なぜか2冊持っています(笑)。そろそろ改訂版が出て欲しいところですね。知識ゼロからの泡盛入門 日本酒類研究会 幻冬舎 2008年6月
決定版泡盛大全(2000年)
2000年発行のこの本自体が泡盛さながらに熟成が進んでいるので、厳選銘柄530が見応えありすぎです。
噂に聞いていたペットボトルの泡盛も載ってるし資料として持っていたい1冊です。
決定版泡盛大全 沖縄県酒造組合連合会 主婦の友社 2000年12月
泡盛はおいしい(2002年)
著者は第14代泡盛の女王の富永 麻子氏。津波古酒造場での泡盛造りの体験談や名杜氏と讃えられる平良恵修氏のインタビューなど読み応えがあります。タイトルにその通りと頷いてしまう、飲みながら読みたい1冊。泡盛はおいしい―沖縄の味を育てる 富永 麻子 岩波書店 2002年11月6日
泡盛「通」飲読本(2003年)
読本というだけあって見開き1ページでまとめられたコラムが面白い!!それもそのはず仲村 清司氏をはじめとした泡盛、沖縄に造詣の深い方々が書かれています。この本のおかげでずっと探していた春雨をなぜか?宮古島でゲットできた事がありました。泡盛「通」飲読本 仲村 清司 双葉社 2003年6月
泡盛王国(2006年)
泡盛を家庭の食卓に!
著者の田崎 聡氏と猪股 吉貴氏(ジャパンリカーサービス㈱取締役:当時)の対談記事、泡盛談義を興味深く読みました。
男性はわかりやすいものしか買いません。本当に飲みやすいすっきりしたものか、アクの強い濃いものかどちらかを求める。カーッと飲んで、酔って楽しんで終わってしまいます。あまり味わっていない。女性は圧倒的に味と香りをみます。自分が旨いと思わないと買わない。細かいところまでチェックしています。
泡盛王国
泡盛(焼酎)の買い方や楽しみ方の男女の違いについて、僕自身も納得した部分がありました(苦笑)。さらに・・・
女性は焼酎を嗜好品としてみていて価値を見出してくれていますが、男性にとってはいまだに「安く飲める酒」ですね。
泡盛王国
といった視点から、焼酎・泡盛を家庭の食卓に上げることが大切だということ。女性、特に母親が焼酎や泡盛を家で飲むことで、長い目でみれば子供が母親の好みに影響を受けることによって、焼酎・泡盛が広まり定着するのではということが書かれていました。
対談から10年以上経ちますが、家庭でお母さん達が焼酎・泡盛を飲んでいるイメージは まったくありませんね。。
泡盛は食中酒に最適なので家庭の食卓にも合う筈なんですが・・・そもそも、男女問わずお酒好きというイメージがある人でも家ではまったく飲まないという人もいます。かなり難しそうですが、お母さん達に家庭で泡盛を飲んでもらうことを目標にして、本サイトでは家飲みでの泡盛の楽しみ方も綴っていこうと思います。
泡盛全銘柄紹介と題して各酒造所毎に写真付きで泡盛の銘柄が整理されているので、資料として重宝しています。泡盛王国 田崎 聡 食の王国社 2006年7月1日
モモトVOL.26 島の酒(2016年)
2016年の雑誌ですがこの中では情報が新しくて嬉しい1冊。綺麗な写真を見ているだけでもテンション上がります。A to Zで島の酒についてシンプルにわかりやすく解説してくれています。島の酒がテーマなので泡盛だけではないのですが、ほぼほぼ泡盛です。モモトVol.26 (島の酒) 編集工房東洋企画 モモト編集部 2016年4月15日
君知るや名酒あわもり(2016年)
東京大学名誉教授の故坂口 謹一郎先生が雑誌「世界」に発表された論文のタイトル「君知るや名酒あわもり」と同じタイトル。レアな泡盛が沢山出てきます。黒糖焼酎も出てきますが普通の泡盛はあまり出てきません。
レア物泡盛がSNSに投稿されていたときに僕は必ずこの本を引っ張り出して探してしまうので、初心者というよりは泡盛マニア向けの本かもしれません。泡盛にまつわる薀蓄が充実しているので読み物としても面白いです。君知るや名酒あわもり―泡盛散策 池間一武 琉球プロジェクト 2016年6月23日
泡盛マイスターの編集長と酒好きにすすめたい泡盛の香り(2018年)
我らが泡盛マイスターの久高 葵氏が泡盛の香りをテーマに執筆された本です。どの泡盛と一緒に読もうかな?と思いながらパラパラと頁をめくっていたらステキなチャートが!これに従って泡盛の飲み方を選んでみるのも面白いです。
2008年頃にはじめてお邪魔したSHO-CHU BAR 高山 琉球別邸が紹介されていて、懐かしくてテンションあがりました!さらに上がったのこのサイン!久高さんありがとうございました。
泡盛マイスターの編集長と酒好きにすすめたい泡盛の香り 久高葵 ボーダーインク 2018年8月1日
琉球泡盛酒蔵紀行(2023年)
泡盛マイスターの勉強を始めた2011年は最新の情報が載っている本がなかったけど、田﨑さんの泡盛王国(2006年)、知識ゼロからの泡盛入門(2008年)を貪るように読みました。
酒造所巡りを始めてあと数ヶ所というときにコロナ禍がやってきて・・・
最新の情報が満載のこの本を貪るように読みました。
泡盛ファンも納得の泡盛本
松山御殿物語(2002年)
古酒の話だけではなく、イタミ六十という醗酵した豆腐で作った珍味について書かれた豆腐の礼讃など、尚順男爵の「鷺泉随筆」が収められた松山御殿物語。入手するのは難しいようですが、だからこそ泡盛好きなら読んで欲しい一冊です。
尚詮氏(尚順男爵の六男)の親友が松山御殿物語に寄稿された「松山御殿の思い出」に次のような一文がありました。
その玄関の下に地下室があって、そこは泡盛の保存場所で百年以上も前から貯蔵した古酒のカメが十数本おかれていた。詮君がそのカメを開けてサジですくって見せてくれたのが梅色や黄色になった古酒がつまって、香ばしいかおりをただよわせていた。
その古酒も倉庫も戦争でなくなってしまった。高価な歴史的遺産がなくなったわけである。
松山御殿の思い出
百年以上も前から貯蔵した古酒とはまさに尚順男爵の古酒。あの戦争さえなければ、変わらずさらに時を重ねていたことでしょう。50年物100年物といった古酒を作ることができるのはその間ずっと平和だったということに他なりません。これからは100年、200年と安心して古酒を育てることができる世界であって欲しいものです。
松山御殿物語 明治・大正・昭和の松山御殿(マチヤマウドゥン)の記録 尚 弘子 2002年8月
泡盛研究(2006年)
これは泡盛マイスターの大先輩から譲り受けた泡盛学会の学会誌「泡盛研究」です。ちゃんと確認もせず何年もそのままにしていたので、目次を開いたときは驚きました!
故坂口 謹一郎先生の論文「君知るや 名酒泡盛」が掲載されているじゃありませんか!!ほんの一部分だけを断片的にしか読んだことがなかったので完全体で読むことができて興奮しました!!!もし探されている方がおられれば泡盛研究を探してみてください。これを入手するのも簡単ではなさそうですが。
また「泡盛の流通を考える」というテーマの座談会がかなり読みごたえがありました。もろみ酢の登場が酒造所に与えた影響について、こういった内容が書かれていました。
ところがもろみ酢を大量に作るためには、泡盛を大量に造らないといけないわけで、次々にできた泡盛を販売しないと次のもろみ酢が作れない。そのためにいわゆる一般酒の一升瓶あたりを安売りし、安売り合戦が起こったということをいろんなところで耳にしました。そうだとすればもろみ酢の存在がもろ刃の剣になっていますよね。
泡盛研究
なんとなく耳にしたことがありましたが、こういうことが起きていたんですね。なんとも複雑な気持ちになります。
それはそうと、論文やエッセイも読みごたえのある学会誌でした。泡盛学会って現在も活動されているのでしょうか?ご存じの方、情報お待ちしています。
あわもり―その歴史と文化―(1991年)
冬休みの宿題といえば「冬休みの友」とかいう名前だった気がするのですが今もそうなんでしょうか?
11月に沖縄で手に入れた泡盛本を今日まで手付かずで来てしまったので、年末年始に一気に読もうと山形に帰省する荷物に入れてみました。
持って行ったものの1ページも読まずにそのまま持って帰ってきたという前科があるため(違う本です)、「ほんまに読むんか?」と荷造りをしているときに相方から鋭い突っ込みが入り、狼狽えてしまいました。
確かに本物の宿題(仕事)も持って帰るわけだし、同じ轍を踏んでしまうかもしれません。でも、この年末年始は暦が勤労者に優しいからなんとかなるさ~と荷造り完了です。荷物に入れたのは読破するのが手強そうなこちらの2冊です。
あわもり―その歴史と文化― 沖縄県立博物館友の会 1991年3月
泡盛の文化誌―沖縄の酒をめぐる歴史と民俗(2005年)
泡盛の文化誌―沖縄の酒をめぐる歴史と民俗 萩尾 俊章 ボーダーインク 2005年1月
お酒好きにすすめたい泡盛本(雑誌編)
焼酎楽園
焼酎楽園は、焼酎・泡盛全般を取り扱う雑誌です(現在は休刊)。その中から泡盛特集号を集めました。
- vol.3
- vol.14
- vol.19
- vol.30
- vol.36
焼酎楽園 vol.3
「焼酎楽園」の泡盛特集は見つけたら必ず買っているのですが、2000年6月発行の創刊第3号をブックオフでゲットしました(^^)v
15年も前の本なのにピッカピカでした~。前の持ち主がどんな人かなんて知る術はありませんが、こんなに綺麗なのだから大事にされていたんでしょう。逆になぜ手放したのかは気になるところでもありますが。。
パラパラとめくっていくと、ちぎれた付箋が残っているページや角を折っているページがありました。そこは黒糖焼酎と泡盛の特集ページ。前の持ち主は黒糖焼酎と泡盛ファンだったんでしょう。
僕的には瑞泉酒造さんの「御酒の誕生秘話」と山羊料理専門店「さかえ」さんの記事が気になってます。泡盛の肴に週末にじっくり読むのが楽しみ。
第3回のテイスティング講座は泡盛の古酒とチーズの相性研究がテーマでした。2000年に発行された雑誌ですが、テイスティングのテーマは未だにに色褪せないテーマですね(2015年)
焼酎楽園 vol.14
出張のお供は某酒屋でゲットした焼酎楽園の第14号、2004年に発行されたものなので泡盛なら10年オーバーの古酒です。そして焼酎楽園のお供は、プラカップの久米島の久米仙。
気になった記事です。キャップシールって品質保持の目的よりも脱税・乱売防止対策が先だったなんて知ってました?
リビングが泡盛の甕で埋め尽くされるくらいコレクションしてしまった平良さんという方が紹介されていました。でも平良さんはお酒を飲まないそうです。泡盛の魔力恐るべしですね(汗)。
それにしても特集記事の内容に古さを感じなかったのは、泡盛業界に革新的なものがなかったというべきか・・・いやいや!600年の泡盛の歴史は、色褪せないんです!!
楽しみにしていたテイスティング講座は終わってました。それとも不定期掲載なのかな?
酒販店リストには、今は無き焼酎オーソリティーのなんばパークス店が載っていました。何回か行った記憶があります。でも10年前といえば司法書士の受験時代で勉強ばっかりの毎日だったので、アルコールを口にすることはほとんどありませんでした。今では考えられませんが、飲んでも月に1回ぐらいでしたね。←遠い目
合格後、普通の生活に戻って思い出した頃にはもう焼酎オーソリティはなくなってました。いまもあれば絶対に通ってるはず。だって焼酎泡盛の品揃えが3,000種類ですよ。是非また復活してほしい!
ひとついえることは10年前には焼酎・泡盛ブームが確実にあったということです。そして携帯に便利なワンカップ泡盛は10年前にはなかったのかもしれません。故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る、焼酎楽園で温故知新でした。
焼酎楽園 vol.19
泡盛を求めて焼酎楽園で紹介されていた神戸の酒販店に行って来ました。ひと通り店内を見渡しても泡盛を見つけることができなかったので店主に聞いてみました。
実際に蔵に行き自分の目で確かめたお酒のみを扱っていること。泡盛の蔵はまだ行くことができていないから置いていないことを、本当に申し訳なさそうに言われて、なんだかこちらが恐縮してしまいました。
そこから話し込んでしまい(笑)、作り手の顔が浮かび酒造所の中のにおいや雰囲気がイメージできる蔵のお酒じゃないと、自信を持ってお客様に薦めることかできないから泡盛を置いていないという店主の熱い想いを聞かせてもらいました。
売れるもの(売れそうなもの)を追いかけることの多い時代に本当に頭が下がります。まだ持ってなかった焼酎楽園 vol.19をゲットしてるんるんで帰りました。泡盛はひとつも置いてないけど、また来ようと思いました。
地元の人にとって30度はきつい。
「地元の人にとって30度はきつい、25度でもきついと言う。地元で飲まれるのは20度が圧倒的に多い」というように、やんばる酒造(旧田嘉里酒造所)さんの特集記事に書かれていた泡盛の度数の話が意外でした。
中部の泡盛メーカーが出した20度の泡盛がやんばるの市場をも席巻したことが事の発端。30度をきついといいながら20度の泡盛をオンザロックでぐいぐい飲むのがやんばる流の泡盛の飲み方のようです。
20度というと「まるたマイルド」ですね。やんばる酒造さんの蒸留機は仕込み量を増やしたことにあわせて増築しているんですって!写真じゃなくて実物を見てみたいです!
再留ってなんですか?
「端麗な味わいで、古酒に向かない」タイプの泡盛を造るときには、「再留」方式を取り入れている。ごく簡単にいえば、蒸留を2回行うこと。
焼酎楽園 vol.19
という内容が金武酒造さんの特集記事に書かれていたのですが、泡盛は単式蒸留器で1回だけ蒸留をするというルールがあるのに2回というのはどういうことなんでしょう?
言い出したら後留部分を次回の蒸留のもろみに入れてもう一度蒸留するのも2回蒸留していることになるのかもしれませんけど、とっても気になる「再留」でした。(2018年)
【追記】酒税法では泡盛の蒸留回数の規定はありません。尚のように3回蒸留することも可能です。
焼酎楽園 vol.30
「和酒」と書いて「なごみのさけ」と読ませるらしい。「食中酒としての泡盛を考える」、「泡盛の現状と課題」を興味深く読みました。
泡盛が「家で飲む酒」として定着するためには、消費者の持つ「沖縄音楽、沖縄料理、泡盛」という固定概念をいかに打ち破るのかがポイントになる。
焼酎楽園 vol.30
なるほどなぁという感想ですが、この記事を書いているのが2018年で、この雑誌が発行されたのは2008年7月。あえて厳しいことを言うと、課題もポイントも10年前から何も変わっていないような気がしますね。。
一方で「革新する泡盛。若き造り手達」という10年前に書かれた記事を読んで、宮里酒造所の宮里 徹代表は有限実行の方だといたく感心しました。代表という立場や酒造所の規模も関係してくるとは思いますが、ここに書かれていたことをすべて実行に移されていて素晴らしいと思いました。
「私は、泡盛の場合、水割りではなくロックで飲むことをすすめています。ですから、食中酒として、ロックで飲めるアルコール度数を考え、25度の泡盛を提案したわけです。今後は、水で割ったときに出るうまみ、沖縄料理だけでなくごく普通の和食にも合わせやすい泡盛というものを提案していかないと、なかなか全国的な普及は困難なのかなとも考えています。
焼酎楽園 vol.30
ファミリーマート限定春雨(25度)や和乃春雨(15度)にしっかりつながっていますよね。
そうそう。テイスティング講座の続編なのか?テイスティングノートいう企画がありました。5種類の泡盛をテイスティングして元スマップのメンバーに例えるという内容です。
泡盛とスマップが全然結びつきませんっていう感想はさておき。紹介されていたテイスティング表というのが香り・含み・余韻の3つの項目をロック、水割り、湯割りで評価するというもので、泡盛マイスター協会のテイスティングとはまた違ったアプローチで一度やってみたいと思いました。
焼酎楽園 vol.36
特集1は宮古島の泡盛で宮古島にある全7メーカーについて詳しく書かれています。僕は宮古島で全メーカーをひと通りまわりましたが、見学できたのは3社だけでした。見学させてもらったときに撮影NGだった宮の華さんの蒸留機まで載ってるし、この雑誌があれば見学しなくてもかなり詳しい情報が手に入ります。
わざわざ自分の足で見てまわったからこそ、丁寧に取材されているこの記事の価値がわかったということにしておきます。
特集2では「復帰、40年、沖縄の泡盛は今・・・」と題して真面目に深く泡盛の将来について取材されています。中でも「仲村 征幸さんに聞く」が40年以上の泡盛の歴史について深く書かれていて読み応えがありました。
尚順男爵が書かれた古酒の3つの香りについても言及されています。この尚順男爵によれば、クースの三大特徴は「白梅香かざ、トウフナビーかざ、ウーヒージャーかざ」となっています。トウフナビーかざは焦げ臭、あとのふたつはフーゼル油の香りだと思う。尚順男爵は、この香りが残っている「余韻」を表現したのではないか、と。
醸界飲料新聞の仲村さんの見解は「琉球の宝 古酒 古酒造りハンドブック(山入端艸以)」で考察されていた見解とは若干違っていました。トウフナビーかざについてはほぼ同じだったので、ウーヒージャーかざについてぜひ一歩踏み込んだご意見を伺ってみたかったですね。
コーラルウェイ
日本トランスオーシャン航空(JTA)の機内誌のコーラルウェイです。僕が乗るのは沖縄本島から沖縄の離島間だから楽しい思い出しかない雑誌です。毎月発行されているのかな?月をまたぐ旅行だと行きと帰りで今月号と来月号の2冊読めるから得した気分になります。
定期購読している人も多いみたいですが僕がゲットするのは泡盛特集号です。網羅的にチェックできていないので気づいたものですが泡盛特集の2冊です。
泡友さんがfacebookに投稿しているのを見つけて、欲しいなぁと思っていたらなんと数日後にもらえたのが「特集泡盛紀行」です。なんでもその友人の職場にこのコーラルウェイがあって、この表紙は伊藤さんにあげようと思ってゲットしてくれていたみたい。感激です!!
コーラルウェイが普通にある職場なんて普段の僕にはまったく縁遠いのですが、そんな業界の方とお友達になれたのも泡盛がつないでくれたご縁。特集のメインは与那国島の泡盛でした。この記事を読んで与那国島に行きたくなって2017年の10月に与那国島に行きました。今読み返すと実際に与那国島に行ってみたことで記事がさらに面白く感じます。
カラカラ
ついつい集めてしまう泡盛グッズ
飲むだけが泡盛の楽しみ方じゃない!と言うと泡盛関連の本や雑誌を思い浮かべるかもしれませんが、それだけじゃないんですよね。
こういった泡盛グッズに囲まれて泡盛を飲むのは至福のひととき。ま、結局は飲むということです。
- パンフレット
- ポスター
- Tシャツ
- バッグ etc
ついには泡盛にまみれたライフスタイルの出来上がり(苦笑)。
琉球泡盛のココが新しくなりました
見つけたら条件反射でもらってしまう沖縄県酒造組合の泡盛パンフレットです。気づいている人は少ないと思いますがこの琉球泡盛にはいくつかのバージョンがあります。ぱっと見は同じです。並べてみても表紙に違いはなさそうです。
裏表紙を見ると4つのバージョンがあることがわかります。中身を見比べて違いを整理してみたのでお暇な方は見ていってください(笑)。
2014.2→2015.8の変更点
違いは最後のページにあります。2015年8月といえば古酒の表示について大きな変更がありました。2015年8月1日から琉球泡盛の「古酒」表示について全量が泡盛を3年以上貯蔵したものに限って表示されることになります。
この基準は詰口年月日が2015年8月1日以降の商品に適用されているので(自主的に適用を前倒ししているメーカー・商品もありますが)店頭にはまだ旧基準の商品があります。新基準・旧基準にこだわる方はしっかり詰口年月日を確認してから購入されることをお薦めします。
2015.8→2016.6の変更点
まだ違いを見つけられません。誰か~ヒントちょうだい(笑)。
2016.6→2019.10の変更点
今回は大きく変わっていました。お酒の地理的表示(GI)、泡盛カクテルのページには58KACHA-SEAが追加されていました。組合のサイトが泡盛百科から琉球泡盛に変わった旨のお知らせもありました。また酒造所一覧からは千代泉酒造所がなくなっていました。
これは沖縄県酒造組合連合会の時代のパンフレットの「琉球泡盛BOOK(平成18年9月発行)」です。表紙からして違うのでこの違いは省略します(笑)。
2015-16年頃はこんなオシャレ過ぎるパンフレットでした。若者や女性にターゲットを絞ったパンフレットで期待していましたがこの路線は1回で終わってしまいましたね。コストの割には効果がなかったのかなぁ??
酒造所見学のお供に島酒ツーリズム
- 泡盛のことを知るもよし
- 沖縄居酒屋や酒屋に持って行ってオーダー・購入の参考にするもよし
- 載っている全ての泡盛を片っ端から飲んでみるもよし
地図を頼りに全ての酒造所を訪ねてみる、なんてのも自由です。「あわもり大図鑑(平成20年6月発行)」は泡盛の全酒造所と組合の連絡先や主要銘柄、酒造所の地図まで載っている優れものです。みなさんならどんな使い方で楽しみますか?
優れものなんですが情報が古かったんですよね。だから酒造所見学に最適な情報が載っている島酒ツーリズムが出たときは感激しました!
関連|泡盛の酒造所の巡り方|おすすめ酒造所7選【酒蔵ツーリズム】
マニア向け?の本格焼酎&泡盛プレス
少々内容がマニアックな本格焼酎&泡盛プレスは泡盛特集号を中心に集めてきました。調べると酒販店なら本格焼酎&泡盛プレスの購読登録ができるんですよね。そこで酒販免許がとれたタイミングで購読登録を申し込みました!毎回10枚位送っていただいています。
貼る場所がなくても欲しい泡盛ポスター
パンフレットよりもチャンスは限られるので、幸運にももらえるチャンスがあればポスターは確実にもらってしまいます。張る場所がなくてももらってしまうので事務所の机の上に飾っています。ガラスで挟んでいるので反射した蛍光灯がバッチリ写っていますね。
あなたと飲みたい沖縄@ほろ酔い あわもり Projectのポスターは岸本 セシルさんがキャンペーンモデルでめちゃくちゃおしゃれに仕上がってます。
全5種類の中から泡盛が前面に出ている2枚をピックアップしました。
「島いろマルシェ×泡盛の日フェア」というイベントでご縁があった光文堂コミュニケーションズさんから関西での泡盛の普及活動に活用してくださいと送っていただきました。ありがとうございました。
- 今夜は泡盛ときみに酔いたい!
- 島唄 島酒 島心
コピーが気になるこちらのポスターは一般社団法人なは市場振興会が作ったもの。キャラクターはだちびん(抱瓶)くんとゆしびん(嘉瓶)ちゃんでどちらも泡盛の酒器です。コピーだけじゃなくてキャラも立っています。
京阪百貨店の沖縄物産展に出演したときのご縁でいただきました。なにかの泡盛イベントで活用させて頂こうと思っていますがいつになるんでしょうかね?
もはや普段着の泡盛Tシャツ
泡盛グッズの中で一番思い入れがあるのが泡盛Tシャツです。酒造所見学で見つけるとついつい買ってしまい少しずつ増えていました。はじめは沖縄旅行に着ていく程度でしたがいつの間にか普段着として日常的に愛用しています。
はじめは泡盛Tシャツを着て出かける事に対して相方の反応が頗る悪かったです。理由を包み隠さずに言うと、なんだかキモイということらしいのですが(爆)、そんなことはまったく気にせず泡盛テイスティングの勉強会の僕の正装でした。
でも泡盛マイスターの活動が増えるにつれて、いつのまにか泡盛Tシャツがネタになってて(笑)、キャンプや近所の買物、子供の保育園の行事など相方から「今日はこれ着て行ったら?」と勧められるので出番はかなりあります。相当着込んでいるのでどれもヨレヨレのくたくたです。
- 白百合
- 崎山酒造廠(現松藤)
- 田嘉里酒造(現やんばる酒造)
- 盛り泡ろう!
- 金武酒造
- 八重泉酒造
- 忠孝酒造
- オリジナル
買物から仕事まで愛用する泡盛バッグ
トートバッグなので買った泡盛を運ぶときや最近は仕事で大量の書類を運ぶときに使っています。泡盛を運べるように作られているので丈夫です。
- トートバッグ 残波×SILAS
- トートバッグ 松藤
残波×SILASのはキャンペーン(Instagramだったかな?)で当選しました!松藤のもイベントでゲットしたような記憶があります。
他にはうちわや手ぬぐい・タオルを持っています。前掛け・エプロンは持っていませんがあれば泡盛イベントで大活躍できるはずです。
のぼりや暖簾も持っていますが飾ると自宅が沖縄居酒屋になってしまうのであまり出番がありません。
関連|自宅沖縄居酒屋化計画
飲めない銘酒八重山の泡盛(切手)
石垣島に行ったら絶対に買うぞ!と狙っていたのが「銘酒八重山の泡盛」。泡盛といっても飲めない泡盛、オリジナル フレーム切手です。
- 「琉球泡盛~銘酒八重山の泡盛~(2011年・限定1,000部)」
- 「銘酒 八重山の泡盛 PartⅡ(2014年・限定1,000部)」
PartⅠは泡盛の日の11月1日に販売、PartⅡは泡盛の日ではなく6月24日でした。
当時、知り合いの郵便局長さんに聞いてみましたが、この切手は通信販売はしておらず沖縄の限られた郵便局でしか買えませんでした。参考|日本郵便のホームページより
- PartⅠは、八重山局、西表島局、与那国局、大浜局、竹富局、黒島局、波照間局、小浜島局、川平局、白保局、西表大原局、伊原間局、石垣新栄局、 石垣平真局、真喜良局、那覇空港内局(計16局)
- PartⅡは、石垣市、竹富町、与那国町の全郵便局及び那覇中央郵便局(計 16 局)
それなら仕方がないと諦めて次の石垣島旅行に照準を定めていたわけです。酒造所見学が忙しくてなかなか郵便局に行けず、結局は相方が代わりに買っておいてくれました。
買って実物を見比べるとPartⅠ・Ⅱで内容はほぼ同じ。目を皿のようにして見比べると2社のラベルは変わっていました。
玉那覇酒造所のは長方形が正方形になってます。請福酒造はリボンの位置と稲のデザインがリニューアルされています。地図上の請福酒造の位置は移転前のものでした。移転後なら④請福酒造と⑧仲間酒造所がほぼ同じ位置になります。予想外にマニアックに楽しむことができた泡盛切手なのでした。さぁていつ使おうか??
コラム|沖縄病という病を甘く見てはいけない
沖縄ファンには説明不要の病、それは沖縄病。ご存じない方に「沖縄言葉ちょっといい話(藤木勇人/双葉社)の言葉を借りてご紹介すると沖縄病とはこんな症状なんですよね。
- 沖縄に恋焦がれる
- 地元に帰っても沖縄のことばかりが頭に浮ぶ
- 頻繁に沖縄に足を運ばないと落ち着かない
- 沖縄に住まないといられなくなる
まわりの沖縄好きと比べると自分はまだ大丈夫という認識なんですが、甘いかな?笑
本の中で小渕元首相やジャーナリストの筑紫 哲也氏など著名人の沖縄病の患者さんがそのエピソードと共に紹介されています。九州沖縄サミットの開催や二千円札の発行は小渕元首相の沖縄病によるものと書かれていますが、どうなんでしょ?沖縄病によるものだとしたら相当重症ですよね(沖縄ファンの間では常識なのか?)。
甘く見ていた沖縄病ですがこじらすと大変なことになるのかも。自覚はありませんが傍からみれば僕も沖縄病なんでしょうか?重症な泡盛病なのは自覚していますが(苦笑)。(2015年8月17日)