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國酒フェアとは?
2024年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された日本の「伝統的酒造り」から生まれる日本酒と本格焼酎・泡盛が一堂に会したイベントです。
國酒である「日本酒フェア」と「本格焼酎・泡盛フェア」が同時に、國酒フェア2025として2025年6月14日(土)15日(日)に大阪で初開催されました。

本格焼酎・泡盛フェアの沖縄県酒造組合のブースで、2日間、泡盛マイスターとして泡盛の魅力をご案内しました。


無事に2日間の國酒フェア2025を終えて、心地よい疲れ・・・と強がりたいところですが、おかげさまで沖縄県酒造組合のブースは2日間とも賑わっていたのでがっつり疲れました(笑)。
賑わっている雰囲気の伝わる画像がないのは、お客様の対応が忙しくて写真を撮る暇がなかったからです。
おすすめの泡盛は?と聞かれても、即答できずに、うーん?とだいぶ迷ってしまうくらいに魅力的な泡盛が揃っていました。僕も初めて見る泡盛もあったので、休憩時間に試飲をして対応しました。
様々な切り口からご案内しましたが、例を挙げると、泡盛はタイ米というイメージが強いので、国産米で造られている島うらら、うでぃさんの酒を興味深く飲んでいただきました。
試飲をすると、当然のように買って帰りたいというお客様もいらっしゃいましたが、会場での販売はなかったので泡盛毎にECサイトを案内しました。

15日の第四部では、泡盛マイスター内田 充さんによる泡盛セミナーが開催されました。泡盛のブースが忙しくてゆっくり聞きに行く時間はなかったのですが、隙を見て撮影に成功。

カンヌ国際映画祭公認社交場で、日本のお酒で唯一公式採用された神村酒造さんの暖流の試飲ができるスペシャルなセミナーだったようです。
こちらが、セミナーで参加者に振舞われた暖流CRAFT3年古酒40度とラズベリーナッツ。僕も試飲したかったぁ。

焼酎エリアにはカクテル用のバーコーナーがあって、焼酎を使ったカクテルの販売がありました。泡盛を使った琉球リバイバーはすべての泡盛で作れるように、特に銘柄の指定はないようです。
作られたバーカウンターの方にお話を伺うと、琉球リバイバーの仕上げにコーレーグースが数滴たらしてあるとのこと。タバスコ感はそれだったんだなぁと納得しました。
クラマト・ジュース(ハマグリエキスと香辛料の入ったトマトジュース)で簡単に作れそうなので、是非チャレンジしてみてください。
國酒フェアを終えて、感じたこと
國酒フェアが終わると当然のように泡盛を飲みたくなったので、家に帰って今回人気の高かった松藤の粗濾過でカリー!

冷えたグラスは置きたくないコースターを、見ながらゆっくり味わいました。

- ごま様?
- 香辛料様?
- ヨーグルト様?
泡盛フレーバーホイールは楽しいですね。
泡盛の香りに注目してくださった方には、泡盛フレーバーホイールをご紹介しました。コースタータイプの存在は知ってましたが、実物を見るのは初めてでした。

「泡盛を飲むときに使ってくださいね」と渡すことができたので、リピートにつながる可能性のある良いツールだと感じました。
また、「泡盛は酒好きが最後に辿り着くお酒」という表現をされていた方がおられて、最後に辿り着くというフレーズが印象に残っています。
なるほどと感じたので、飲みやすさを強調するよりも、やはり上級者向けのお酒というブランディングの方がやりやすいのかもしれません。食中酒よりも食後酒のイメージです。
泡盛に特化していない、日本酒、焼酎、泡盛のイベントなので、いわゆる泡盛ファンはほとんどおられず、寂しくもあり、嬉しくもありました。
こちらの会場mapを見れば、圧倒的に日本酒のブースが占めるイベントだとわかってもらえると思います。

泡盛に特化していないのはむしろ好都合で、「泡盛を飲むのは30 年振りです」、「泡盛は飲んだことがないので挑戦したいです」など、お酒好きの泡盛初心者の方に沢山飲んでもらうことができました。
拙い英語でなんとかコミュニケーション取って、海外の方(中国、台湾、オランダ)にも泡盛飲んでもらいました。
こういうときに自分の語学力の弱さに情けなくなりますね。英語をもっと使えるようになっていたらと激しく後悔。。
そういえば、ハチマキの「泡盛でカリー!」を、泡盛にカレーが合うんですか?と何度もいじられました(笑)。
もう10年くらいつけているので、最近はいじられることも減ってましたが、今回は頻度が高い。
たまたまかもしれませんが、参加者が泡盛に馴染みがないことが理由なんじゃないかなと分析しています。
余談ですが、お酒のイベントはメーカーさんはハッピを着ている人が多いので、むしろハッピは目立たないのですが、ハチマキはひとりもいなかったような。
普段、泡盛に接する機会がない方に泡盛の魅力を知ってもらえた良いイベントだったと思
います。泡盛ファンが少なかったことが何度もカリー!をいじってもらうことにつながっていると思います(笑)。
ひとつの区切りになりました
國酒フェア2025のチーム泡盛のメンバーで記念撮影!

2日目の休憩時間に「泡盛マイスターいとうはなんだかんだ言って、泡盛よりも泡盛の女王の方が好きなんじゃないか?」という疑惑が浮上して、それを全力で否定するという一幕があったので、敢えて女王と離れて写りました(笑)。
ちなみに、この画像は、泡盛の女王の公式Instagramで投稿してもらえたことが嬉しかったので、すかさずスクショしたものです。
こういうことをするから、疑惑が生まれるでしょうね(苦笑)。
2024年12月に無形文化遺産に登録をされた國酒のイベントに関わることができて、光栄です。
泡盛マイスターになって今年で14年目になんですが、泡盛マイスター協会からの正式な依頼は今回がはじめてでした。コロナ禍の4年間はほとんど動けなかったので、10年続けてきたことが1つの形になったと思うと感無量です。
國酒フェアをきっかけに「ロイヤルスピリッツ 琉球泡盛を世界に」という想いを強くしたので、もし大阪・関西万博で泡盛イベントがあればいつでも手伝いに行きますので、オファーお待ちしています。
