泡盛と沖縄料理の相性がいいのはわかっているけど、泡盛のさらなる愉しみ方の可能性を探るために泡盛とイタリアンのペアリングを楽しむ会が三宮にあるイタリアンのお店「ディベロップメントキュイジーヌ」で開催されました。
お料理を担当するのはお店のオーナーシェフの楚南さん。楚南さんと泡盛マイスター伊藤がタッグを組んで泡盛の愉しみ方の1つのアイデアを提案させていただきました。
3回目は・・・なんと!!沖縄から素敵なゲストにお越しいただきました。2016年度の泡盛の女王友寄 美幸さんです!さらに満員御礼21名のお申込みとあいまって主催メンバー一同過去最高に気合いが入りました!
回を重ねる毎にイベントの完成度が上がっています。プレイベントから女王降臨のスペシャルな回までの軌跡も見ていただけると嬉しいです。
- ①ペアリング会プレイベント|2018年5月29日
- ②泡盛とイタリアンのペアリング会|2018年8月7日
- ③沖縄から泡盛の女王降臨|2018年11月29日
目次
プレイベント|2018年5月29日
前菜×泡盛でカリー!ブレンド
ボトルのまま冷蔵庫で冷やしておいた「泡盛でカリー!ブレンド(12度)」・久米仙酒造とあわせるのは・・・
- 糸もずくとグレープフルーツのジュレ
- 宮崎牛とマンゴー雲丹を添えて
メロンや青リンゴの様なフルーティで優しい味わいの泡盛でカリー!ブレンドとマンゴーがマッチしています。グレープフルーツのジュレの酸味との相性も良かったです。
ショットグラスに残ったジュレに泡盛でカリー!ブレンドを注いで一緒に飲んでみたら、これもまた相性が良くて新食感の泡盛カクテルとしての展開もあるのかなとイメージが広がりました。メニューの名前は正式に決まっていないようなので僕が勝手につけています。
ごま鯖のカダイフ揚げオランデーズソース添え×暖流
ごま鯖のカダイフ揚げオランデーズソース添えに合わせるのは、「暖流(30度)」・神村酒造を定番の暖ボール(ソーダ割り)で。
カダイフというのはトルコの食材で小麦、とうもろこしなどで作った細い麺状の生地なんですね~。サクサクッとした食感を楽しむことができます。上に載せているのはルッコラです。
ソースはオランデーズソース。ググるとバターとレモン果汁を卵黄で乳化して、塩・黒胡椒などで風味付けしたソースのようですが、個人的には楚南さんのマヨネーズのようなという説明がわかりやすかったです。ソースにはクミンが使われているらしくカレーのような風味も感じます。
知らなかったモノやコトとの出会いは食べることはもちろんですが、記事をまとめる時などいろいろと勉強になりますね。
スパイスを効かせたごま鯖のカダイフ揚げは樽で熟成させた泡盛「暖流」の香ばしさ・スパイシーさとの相性が良かったです。決して脂っこいというわけではありませんが、フライの脂を泡盛のハイボールがさっぱりと流してくれるというナイスコンビネーションでした。
スローローストした宮崎ポーク×久米仙古酒ゴールド
泡盛と塩のペアリングに興味があったので、塩と泡盛と一緒に楽しむことができるメニューを楚南さんにリクエストしていました。
3種類の塩は与那国海塩のもので去年の秋に与那国島に行った時に入手しました。左から一番結晶の大きな「花塩」、中央は「小花」。この2つは一番塩で右は二番塩の「黒潮源流塩」です。
与那国海塩は前から知ってましたが、与那国島にある工場に伺いあの暑さの中、海水を煮詰めている作業を見るとどうしても使ってみたくなりました。今回は叶いませんでしたが、与那国島の泡盛や花酒とのマッチングを楽しんでみたいです。
そして、楚南さんが考えてくれた塩と泡盛と一緒に楽しむことができるメニューがこちら。
- スローローストした宮崎ポーク
- 島らっきょうのてんぷら
- 与那国島の塩3種
あわせるのは「久米仙古酒ゴールド(30度)」・久米仙酒造の水割り(13度くらいでしょうか?)
ちょっと遅れて現れたのは久米仙古酒ゴールドで炊いた大根。出すのを忘れなくて良かったですね~(笑) 。
あじくーたーなうちなーおでんのイメージとは違ってシンプルなお味。ナイフで切ると内側は白いまま、だからこそミネラルたっぷりの塩が活きてくるんですね。塩と味わうというコンセプト通りのシンプルに味付けされたローストポークの旨味を塩が引き立ててくれます。
3種類の塩はミネラルたっぷりで一番大粒の花塩は5×5mmくらいあるので一気に口に含むとかなりのインパクトがあります。参加者のみなさんも島らっきょう、インゲンも3種類の塩をお好みにあわせて楽しんでいたようでした。
泡盛でカリー!ブレンドからスタートして、徐々に泡盛らしさを感じることができる銘柄・飲み方へというストーリーを考えていました。
泡盛をはじめて飲むという方もおられましたが、楚南さんが相性の良い料理を準備してくれていたのと僕らのペースに上手く巻き込まれてくださったようで(笑)、ここまで非常に良い雰囲気で進行できています(^^)
しいたけ・ベーコン・大葉のリゾット×琉球王朝
ラストを飾る泡盛は「琉球王朝(30度)」・多良川のオンザロック(ちょい水)。あわせるお料理は、しいたけ・ベーコン・大葉のリゾット。
大葉がいいアクセントになっています。お米はアルデンテで食感も楽しめました。沖縄の炊き込みご飯「くふあじゅーしー」をイメージして作られたそう。「くふあ」とは硬いという意味らしくアルデンテなのも納得でした。
沖縄料理のエッセンスがところどころにさりげなく散りばめられているのは沖縄出身の楚南さんならではです。
少し水を足したオンザロックは八巻さんからの提案でした。実は1杯目の泡盛以外はすべて元泡盛BAR hachimakiの八巻さんがサーブしてくれたものです。八巻さんは明け方まで某所でバーテンダーをされていたそうでお疲れのようでしたが快く引き受けてくださいました。ありがとうございます!
自家製のコーレーグースで辛さのアレンジもお好みで。僕も少しかけてみました。しっかり熟成されているのになかなか辛い。少し辛さを足した方が琉球王朝のオンザロックの力強さ、そして泡盛の甘さとのバランスがちょうど良かったです。
ベースの泡盛は琉球王朝と同じ宮古島の菊之露でした。泡盛好きはこういうところが気になっちゃうんですよね(苦笑)。
デザートは泡盛スイーツ
ラストは泡盛リキュールを使ったデザートが用意されていました。最後まで泡盛を使うというのがニクイですね(^^♪
「沖縄ナンデンシー(12度)」という桑の実を使った泡盛リキュールをかけたリンゴのソルベです。桑の実は楚南さんも子供のときによく食べていたとか。僕にとってははじめての味わいで新鮮でした。
終わりと思わせて・・・×暖ボール
これで終わりと思わせて・・・
みんなで楚南さんにおねだりして(無理やり笑)作ってもらった〆の特製マーボー豆腐。ただ辛いわけじゃなくてどことなく上品な辛さというか、山椒がピリリと効いている感じの質の違う辛さでした。って上手く説明できてないか(笑)
このマーボー豆腐に合うようにと八巻さんが濃い目に作ってくれた暖ボールがぴったりとハマりました。
泡盛とイタリアンのペアリングメニューの試作品を、参加者のみなさんと実際に楽しみながら本番に向けてあれこれ考えるという趣旨のプレイベントでしたが、完成度が高すぎて改善が必要なところもあまりないかな?という感じ。
プレイベントなのでメニューの詳細は書かないつもりでしたが、完成度が高くこの日のメニューもちゃんとまとめておきたいと思ったので詳しめにレポートをまとめました。とはいっても百聞は一見にしかずです。近々本番が控えていますので気になった方は是非ご参加ください。
ペアリング会のプレイベントに登場した泡盛は、左から「琉球王朝」「暖流」「久米仙古酒ゴールド」「泡盛でカリー!ブレンド」の4銘柄。
主催は一般社団法人沖縄県観光協会の永谷氏、料理の担当は楚南氏、泡盛の担当は泡盛マイスター伊藤。会場は三宮のディベロップメントキュイジーヌさんからお届けしました。楚南さんと同級生の元「泡盛の女王」友寄 美幸さんのサイン入り泡盛を持って記念撮影です!
いつもの泡盛ゆんたく会とは違うので黄色のハッピは空気を読んで封印して(笑)、泡盛マイスターらしくソムリエ風のスタイルでしたが最後はやっぱりいつものスタイルで。
「私はちょっと・・・」と嫌がられる方もおられるかなと思ってましたが、みなさんノリノリでやっていただいたのでやっぱり関西のノリはすごいなぁと感心しました。
ペアリング会|2018年8月7日
プレイベントから約2ヶ月、泡盛とイタリアンのペアリング会がパワーアップして帰ってきました。泡盛は前回から1銘柄変えてみました。理由はおいおい。
前菜×泡盛でカリー!ブレンド
乾杯用の泡盛「泡盛でカリー!ブレンド」とあわせるのはもずくのガスパチョとポークパッソラミ。ガスパチョはスペイン料理(ポルトガル料理)の冷製スープ。トマトの冷製スープで桃とピンクグレープフルーツ、バジルがアクセントになっています。
パストラミは冷蔵技術がない時代に保存性を高めるために牛肉を塩漬けにしてから燻煙したものです。塩は前回と同じく与那国海塩のもの、添えられたマスタードは泡盛に漬けているそう。ニクイですね~。
猛暑なので少しでも涼しさを感じてもらえるようにと、泡盛でカリー!ブレンドはキンキンに冷やして置いたものを乾杯の直前にお注ぎしました。
初鰹のオイルがけたたき風×暖流
初鰹のオイルがけは一度漬けにしている鰹です。たたきの雰囲気を出すために鰹に白ネギをのせて胡麻をかけて熱々の米のオイルをかけています。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、↓こんな感じでひと皿ずつにオイルをかけています。
合わせるのは「暖流(30度)」・神村酒造で作るソーダ割り、暖ボール。
薬味はカイワレ、ミョウガ、大葉で濃いめの味付けなんですが、ソーダ割りにした樽貯蔵の泡盛なのでハイボール感覚でさっぱりと味わってもらおうという試みです。暖ボールはさっぱり感を意識してアルコール分10度くらいで作りました。
琉美豚のマース煮(あさり出汁)×芳醇浪漫
3杯目は「芳醇浪漫(35度)」・神村酒造の水割りをご用意しました。この芳醇浪漫はプレイベントにはなかった銘柄です。あわせるお料理は琉美豚のマース煮。
琉美豚と野菜をオーブンで2時間200度でじっくり加熱したものに、あさりの出汁をあわせて煮込みながら余分な脂を丁寧に取って作られています。お塩はこれまた与那国海塩のもの。
ちなみに前回の3杯目は「久米仙古酒ゴールド」でした。この泡盛は1杯目の泡盛でカリー!ブレンドにブレンドされているので同じメーカーの泡盛を味わっていただくことで、泡盛の味わいの種類を感じていただこうという趣旨でしたが、今回は暖流と芳醇浪漫を使って同じ神村酒造さんの泡盛の味わいの幅を感じてもらいたいという意図です。
また芳醇浪漫には一般的な泡盛とは違う酵母(芳醇酵母)が使われているので、泡盛造りにおける酵母の役割や麹菌との違いをご紹介するには好都合かなと選びました。芳醇浪漫はアルコール分15度くらいの水割りにしてお出ししました。
玉ひものカルボナーラ風リゾット×琉球王朝
ラストのお料理は朝挽きの玉ひもを使ったリゾットです。肉の部分(卵巣)は醤油とみりんで蒲焼きにしてから燻製にしているそう。卵はスプーンで潰せるように軽くボイルして、かつお出汁で味付けをしてチーズを添えてカルボナーラのような雰囲気を愉しむことができます。
ラストの泡盛は「琉球王朝(30度)」・多良川をご用意しました。飲める方にはオンザロックで、4杯目ともなると泡盛の味わいにみなさん慣れているだろうと、水割りなら濃いめをみなさんのリクエストを聞いてから作りました。
オンザロックが7杯、水割りが7杯、予定にはなかったソーダ割りが2杯というリクエストをいただいたので、お好みの飲み方で締めていただくことができたんじゃないでしょうか。
12度の泡盛でカリー!ブレンドを入り口に泡盛のオンザロックまで飲み進めてもらったので、ここは古酒をといいたいところですが琉球王朝は古酒ではなく、古酒ブレンドの泡盛。古酒の基準が変更されたエピソードやブレンドで作り出す泡盛の味わいについてご紹介するのに相応しい泡盛だと考えて琉球王朝を選んでみました。
同じお酒でも初心者から泡盛ファンまで自分にあった飲み方を楽しめるものも泡盛の魅力のひとつですよね。それにしても16人分の泡盛を同時にサーブするなんて、はじめてのことだったのでドキドキもんでした~
昨日のイベントは緊張した〜
— 伊藤 薫@泡盛バカの司法書士 (@itokaoru3) August 8, 2018
普段、#泡盛 のソーダ割り16人分とか作らないもん。
こんな格好でそれらしく見せているけど、郵便局で相続の相談会をしたり、会社設立のお手伝いする日常にはかなり刺激的な時間でした。
でも癖になりそうで、気がついたら長いバースプーンをポチっとしてそう(笑) pic.twitter.com/V7R3ycPx9b
さてみなさんの反応は?
お料理が最高に美味しくて感動しました(男性)
このイベントではじめて泡盛を飲みました(男性)
はじめて飲んだ泡盛が不味くて苦手だったけどイメージが変わりました(女性)
1杯目は水っぽく感じる。初心者に飲ますなら度数を低くするよりもシークヮーサーを使って飲みやすくしてはどうか?(男性)
前回のイベントで飲んで覚えていた暖流を沖縄旅行中に飲みました(女性)
ペアリング会のご感想
これだけ見ても正真正銘の泡盛初心者から泡盛を飲みなれている方まで参加していただいたのがよくわかる感想だと思います。
参加された女性の方は先日、沖縄旅行でお酒を飲む機会があったそうですがメニューを見ても泡盛の種類が多すぎて決めきれない時に、プレイベントで暖流を飲んだことを思い出して飲まれたようです。泡盛選びのお役に立てたなんて嬉しいですね。
1杯目というのはアルコール分12度の僕のオリジナル泡盛のことです。泡盛を飲みなれた方には確かに水っぽく感じるかもしれませんね。でもシークヮーサーで飲みやすくというのはよくわかるのですが、泡盛が苦手という方にはシークヮーサーでは越えられない泡盛の壁があるのをこれまで沢山見てきました。
初心者が強い・きついと思い込んでいる泡盛を強くない。むしろ飲みやすい!と思ってもらうには、中途半端な度数にしたら絶対に駄目だ!と考えて日本酒・ワインよりも低い12度にしました。って思わずアツく書いてしまいました(苦笑) 。
シークヮーサーを搾るよりも飲みやすい泡盛リキュールを入り口にするのがいいんじゃないか?一時は思いましたが、総じて甘いので食中酒としてはなかなか難しいと思っています。最近の若い子は甘いお酒を好んで飲むみたいなので、そこは僕の杞憂なのかもしれませんけど。
もうひとつネックなのは泡盛リキュールから泡盛の水割りに進むハードルはめっちゃ高いということです。この2つは近いようで全くの別物ですからね~。1つ目のハードルを乗り越えて泡盛の水割りに進めなければ、オンザロックも古酒をストレートでちびちびなんていうのも無理なんですよね。
といってもそれはそれ。泡盛初心者をメインターゲットに内容を考えてきましたが泡盛ファンの方にも楽しんでいただけるイベントにするにはもうひと工夫が要りそうですね。これはいくつかアイディアを思いついたので次回は準備できるようにと思っています。
慣れない泡盛のサーブでしたが、楚南さんのスペシャルなお料理の足を引っ張ることなくなんとか役目を果たせたようです。おかげ様で2回目の泡盛とイタリアンのペアリング会を盛況のうちに終えることができました。ご参加いただいたみなさんありがとうございました。
ラストはお約束のプロップス(泡盛めがね、お面)で記念撮影!プロップス目当てで参加してもらえる日が来るなんて!プロップスのことを見直しました(^^)
盛況のため残念ながら僕は今回のお料理を食べることができませんでした。参加されていたKさんがお料理の感想などを書いてくださいましたのでご紹介しますね。ありがとうございます。
泡盛の女王降臨|2018年11月29日
満員御礼21名のご参加ということもあって主催メンバー一同過去最高に気合いが入りました!
前菜×ビールブレンドのカリー!ブレンド
このイベントのためにはるばる青森から駆けつけてくれたKさんに乾杯をお願いしました。
前菜はかぼちゃの冷製スープ焦がし醤油かけと半熟玉子のウフマヨ風サラダ。泡盛初心者向けのイベントなので一杯目はいつもの泡盛でカリー!ブレンド(12度)ですが、ちょっと様子が違うぞっ!
3回目でリピーターの方がおられるのと、泡盛ファンも参加されているので、12度じゃ物足りないという声もあるのでちょっとアレンジ。遊び心です。いろいろ考えてるんですよ~笑
泡盛45ml→ビールの順に注いだビールブレンド。甘味と苦味のバランスが◎
フルーティな泡盛には複雑さがプラスされ、ビールはストロング系にアップデート。ビールと思って飲むと余韻に甘みを感じます。香るエールで試作したときとはまた違った味わいでした。
メバルのフリットあん肝ソース添え×紺碧5年古酒
2品目はメバルのフリットあん肝ソース添え。泡盛は沖縄県酒造協同組合の紺碧の5年古酒をソーダ割りでさっぱりと。
泡盛(25度)45mlに氷2つ、グラスの8割までソーダを注ぎました。こうさらっと書くと、なんで紺碧なの?と思うかもしれませんが、実はこんなボトルなんです。
しかも3人の泡盛の女王のサイン入り!
もうね、いつ飲んだらいいのかわからなくて。もし3人のうちの誰かと飲める機会があったらその時だと思っていたので、チャンスは今日しかない!と迷わず解禁しました。
紺碧のソーダ割りは友寄女王が作ってくれたらみなさん喜んだと思いますが、21人分なので残念ながら僕が作りました。ごめんなさい!笑
三田豚の赤ワイン煮込み×琉球王朝
3品目は三田豚の赤ワイン煮込みであわせる泡盛はこちら。
色が付いていますね。樽熟成にしては濃いかな。何かわかりますか?
実はこのソースにも同じものを使っています。
事前の打合せで単調にならないように泡盛の珈琲割りはどうだろう?という話ができました。ラストじゃなくてメインで使えそうだったので、3杯目の泡盛には珈琲を使ってみました。
泡盛は多良川さんの琉球王朝(30度)を45ml、水と珈琲を30mlずつ、そして氷を1つ。珈琲を入れすぎるとがっつり珈琲味になるし、少ないと麦茶感が出るし。←マジですよ!笑
沖縄で市民権を得ている珈琲割りですが、珈琲の味わいと泡盛を感じてもらえるバランスに仕上げることができたかなと思っています。
汁なし担々麺×暖流
ラストのお料理は汁なし担々麺。泡盛は神村酒造さんの樽熟成暖流(30度)を暖ボールでさっぱりと、もしくは暖流のオンザロックから選んでもらいました。暖流のハイボール、暖ボールは泡盛45mlに氷を2つ、ソーダをグラスの8割まで。
秘密兵器登場!!
ここで!神村酒造の中里専務からいただいた秘密兵器が満を持して登場です。スプレーに入っているのは初垂れ66度にレモンピールを漬けたもの。飲む直前に吹きかけると香りがとっても華やか(^^)
せっかくなので、この泡盛ミストは泡盛の女王からみなさんのグラスにプシュ!っとしてもらいました。画像を一部加工したのですが、みなさんの嬉しそうな表情は全然隠しきれませんでした。僕も女王にプシュ~ってしてもらいたかったな〜笑
素敵な演出を楽しんで頂くことが出来ました。中里専務ありがとうございました。
泡盛を使ったショコラ×久米島の久米仙
坦々麺で終わるはずが、楚南さんの心意気でラストに泡盛を使ったショコラが登場。泡盛は久米島の久米仙でした。これは樽泡盛がバッチリだったようでみなさんが暖流のお代わりをされたので暖流はきれいに無くなりました。
今回の4種類の泡盛は実は4色で並べるとこんな感じ。お料理に合わせて一杯ずつお出ししたのでこうして並んだところを見てもらえなかったのがかなり残念。
ラストはお約束の(笑)
なんと!!前回も参加してくれたお二人が前回さしあげたプロップスを持って来てくれてました~。泡盛苦手だって言ってたのにリピート!!マジ感激!!めっちゃ嬉しかったです。
おかげ様で泡盛とイタリアンのペアリング会を盛況のうちに終えることができました。ご参加頂いたみなさんありがとうございました。青森や神奈川など遠方からも駆けつけていただいて本当にありがとうございました。
その分プレッシャーもありましたが、4種×21人分の泡盛を無事にサーブできたし楽しんでもらえたようでホッとしました。
女王からの大切なお知らせ
最後に2016年度の泡盛の女王 友寄 美幸さんからお知らせです!
2019年4月13日、14日の2日間に渡り第2回島酒フェスタが開催されます!関西の泡盛ファンのみなさんぜひ遊びに来てください!とのことです。