泡盛秋祭りと題して、燻製×樽熟成泡盛をテーマにアウトドアで泡盛を楽しむイベントを開催しました。会場は服部緑地のちかくの森。9月の台風の影響で木が倒れて、ちかくの森の一部が閉鎖されていたのと、天気のよい週末だったので公園が賑わってて広い場所を確保するのが大変でした。
目次
なんで泡盛と燻製なの?
泡盛を知る入り口を広げたい
泡盛が沖縄料理に合うのはよくわかるけど、それだけじゃワンパターン。それに沖縄居酒屋でやる泡盛のイベントだと入り口として狭いじゃないですか?これだけじゃ初心者に泡盛を知ってもらうには可能性が低い。。
泡盛初心者にも参加しやすいようにと考えて、アウトドアスタイルのイベントの準備を進めてきました。樽で熟成させた泡盛をメインに、あわせるのは燻製。泡盛、沖縄のイメージから少し離れたものを選びました。
燻製を10000個作るチャレンジ!に挑戦中の丹田 猛志(10000燻す!)さんが燻製作りを担当してくれました。
ナッツを入り口にメインのスモークチキン、そしてラストのスイーツの燻製まで。燻製のフルコースを思わせるラインナップ。燻製って思っているよりも簡単に作れることを知って欲しいという想いから考えてくれた渾身の燻製メニューです。
- ナッツ、柿ピー
- シュウマイ
- ベーコン
- 味玉子
- ししゃも
- チキン
- バームクーヘン
これがないとはじまらない!
泡盛バーテンダー八巻さんが担当してくれる特設泡盛barもオープンしました。今回のイベント用に準備した泡盛はこちらです!
今回は泡盛でカリー!倶楽部のメンバーに実行委員をお願いしてスタートの2時間前に集合して会場作りをはじめたので、みなさんが集合する頃には設営をバッチリ済ませておくことができました。
泡盛秋祭り!いざ開幕!
まずは乾杯
この日は沖縄発のイベント泡盛1万人乾杯の日だったのでまずはイベント用の撮影から。僕と丹田さんはキャンプ道具、燻製の道具を運ぶため車だったので、泡盛は気持ちだけで手にはノンアルコールビールです。
燻製から導かれた泡盛の飲み方
燻製のメニューを元に面白い泡盛の飲み方を八巻さんが準備してくれました。樽熟成泡盛だからといって安易にハイボールに走りません。流石です。
暖ボールは暖流で作るハイボールです。泡盛ファンには説明不要ですよね。りんごのチップで燻製した柿の種とナッツにあわせるのは暖ボール。ブラックペッパーをパラっとふりかけています。柿の種と暖ボールを口に含むと旨味とふくよかさが格段にアップ!
※僕は車で飲めないので泡盛の感想は泡盛マイスターSさんのレポートです。ありがとうございます。
続いては桜のチップで燻製したシュウマイと首里天(25度)の水割り。少し苦味がある首里天にジューシーなシュウマイがよくマッチ。まろやかな辛さのディジョンマスタードがよく合います。
今回はほとんどが樽熟成泡盛なので単調にならないように樽と樽以外をブレンドするアイデアを八巻さんが考えてくれました。
桜のチップで燻製したベーコンにはこの4種類のブレンド泡盛を水割りで。
- 八重泉樽貯蔵・八重泉酒造
- よっかこうじ・忠孝酒造
- 暖流・神村酒造
- 春雨・宮里酒造所
りんごのチップで燻製した半熟卵には八重泉1、よっかこうじ1に対して、水2のブレンド。
卵うまーー!!卵にしっかり燻香がついていて余韻も長い。泡盛は華やかな香りが口中に広がって卵の後味がすっきり!
まだまだいきますよ~。
ホワイトオークで燻製したししゃもには・・・ローズマリー、オレンジピール香を少しつけた「菊の露サザンバレル(25度)」に、ちょい水。燻製で旨味が閉じ込められたししゃもの濃厚な旨味。口に残る魚の燻香がローズマリーとオレンジピールで爽やかに感じます(^^)
本日のメインはこちら!
ホワイトオークで燻製した鶏モモは燻製(熱燻)だけでは加熱が足りないので燻製後にローズマリー、ニンニクと一緒にフライパンで火を通しています。チキンには塩胡椒で下味をつけています。
作り方とこの素材を選んだ理由を丹田さんが一品ずつ解説してくれました。
スモークチキンにあわせる泡盛はホットバタードラムの泡盛バージョン!!
レシピはこちらです。
- クローブ、シナモン、ナツメグ、ピパーツ
- バター、塩
- お湯少々
- 泡盛は八重泉樽貯蔵(グリーンボトル43度)
泡盛のお湯割りをリクエストしていたところ八巻さんが単なるお湯割りじゃ面白くないとこれを考えてくれました。ホットバタードラムを選んだのは、燻製することで落ちたチキンの脂をバターで補うためだそう。
このカクテルは初めはスイーツの方が合うのでは?と思ってましたがコクが足される感じ。クリスマスをイメージするペアリングでした。
スイーツだって燻します
仕上げはこちら。桜のチップで燻製したバームクーヘンです。暖流(40度)とアマレット(3:1)のブレンドに少しお水をプラス。
燻製を引き立てつつありきたりにならない樽泡盛の飲み方を解説している八巻さん。
沢山の差し入れありがとうございます!
ありがたいことにたくさんの差し入れをいただきました。名古屋から参加されたTさんご夫妻が「運ぶものがあるから車で行きます」と仰っていた理由がこちらでした。木曜日から仕込んだ牛すじ煮込みが美味しくないはずがない!
名古屋から参加していただけるだけで感激なのに本当にありがとうございました。昼間は汗をかくほど暑かったのに夕方にかけて気温が下がってきたので身体が温まりました。
Kさん特製のスーチカーは目の前でバーナーで炙るパフォーマンスでも楽しませてもらいました。
本当の〆はMさん手作りのチョコレートのアイスでした。40年くらいアイスを作られているそうでみなさん大絶賛でした。写真は撮り忘れです。すみません。。
おかげさまで5名の泡盛初心者の方にも泡盛を楽しんでもらえたみたいです。もちろん泡盛ファンの方にも八巻さんが提案する樽熟成泡盛の飲み方を楽しんでいただけたようです。
今回が初イベントだった丹田さん。完成度をあげるために数種類のチップで試作を繰り返して当日まで一生懸命準備を進めてくれました。効率よく燻製を作るために丹田さんが作ったオリジナルの蓋です。ボウルに温度計を挿す穴を開けて使わなくなったフライパンの持ち手を移植して作った蓋。僕も欲しくなりました。
今回は丹田さんと八巻さんにお任せしていたので僕は当日までの買出しなどの準備と設営・撤収に集中することができました。進行は夛田さんがバッチリしてくれたし、燻製のサポートはKさんとMさんが付きっ切りでやってくれたし。僕がやったのはこの写真のためのお面作りくらいです(苦笑)。
ご参加いただいたみなさんありがとうございました。次回は泡盛冬祭りでお会いしましょう!テントの中で泡盛片手になべをつつきます!!
掲載できなかった画像はこちらのアルバムにアップしています。
イベントページ|泡盛秋祭りで盛り泡ろう!燻製×樽