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伊平屋島を感じたテイスティング
84回目の泡盛テイスティングの会のテーマは伊平屋酒造所さん。泡盛はこちらの3銘柄を準備しました。
- ①しまぐみpremium 25度
- ②照島30度
- ③たつ浪 2007・2008ブレンド42度
伊平屋酒造所の泡盛を一度に何種類も味わうのははじめての経験。こんな機会は滅多にないので、テイスティングノートはいつになくしっかり書き上げてと言いたいところですが、実は先週熱を出してしまいそれから鼻がきかなくなってしまいました(汗)。
体調はバッチリなんですけど、鼻がきかないのはテイスティング会では致命傷です。
こんなことを書くと途端に説得力がなくなりますが(苦笑)、①(県産米)と②(タイ米)で原料米の違い、②と③で新酒と熟成酒の違いを感じてみようと考えてこの3銘柄を選びました。
香りと味わいを同じテーブルのメンバーに確認しながら進めましたが、事情が事情なので話半分くらいで見ておいてください。
造りの詳細は把握できていませんが、原料米が違っても熟成感が違ってもこれが伊平屋島の泡盛なんだと納得してしまう同じ系統の味わいでした。
しまぐみがミルクチョコだとすると照島はビターチョコ様でした。どちらも苦味が印象的でしたが、しまぐみはマイルドでした。
この2つの第一印象が苦味だとすると、たつ浪の場合は酸味です。乳酸でしょうか、どことなくヨーグルトを思わせる味わいでした。熟成からくるものなのか、たつ浪の甘味はバニラを感じました。
会が終わる頃には3本ともきれいに空になっていて、なんだか清々しい気分。僕はたつ浪の最後の一杯分をいただきました。
初参加の方がいたのでテイスティングノートを書くことは重視していませんが、泡盛フレーバーホイールを見ながら「照島はきのこっぽいですね」という感想が初参加の方から聞こえてきたので嬉しくなりました。
伊平屋島にはまだ行ったことがありませんが、3種類を飲み比べて伊平屋島の空気や風、海を感じることができたような気持ちになりました。
テイスティング会の直前に発売された新商品、北緯27度は残念ながら入手できなかったので、またの機会に。
いろいろな想いが込められた新商品なんでしょうね。まだ行ったことがない伊平屋島で飲んでみたい北緯27度@伊平屋酒造所https://t.co/XkeI90ceZU
— 伊藤 薫@泡盛バカの司法書士 (@itokaoru3) July 7, 2023
安定の美味しさ
飲んでいる泡盛に合わせてみたい料理をテーブル毎に選ぶのがこの会の肝なんですが、今回は久しぶりの再会でゆんたくに華が咲いて(鼻が効かなくて時間がかかったとも言う・・・)、僕らのテーブルではメニューを見る余裕がなかったので、Mさんのテーブルが選んだ料理を追随しました。
大将の作る料理は相変わらず、どれも美味しかったなぁ。
この一杯を食べないと眠れないので(笑)、〆のそばだけは自分で選びました。今回もソーキそばです。
僕のテーブルでは泡盛のソーダ割りが好評でした。普段からソーダ割りを推していますが夏は特に推しているので嬉しかったです。
僕らのテーブルはストレートでのテイスティングを真面目にやったので、ストレート以外で飲んだのは会の後半だけになってしまいました。お造りやスクガラスディップのときにソーダ割りで飲んでみても良かったなぁというのは反省点です。
テイスティング会も熟成中
久しぶりに貸切で開催させてもらいましたが、やっぱり貸切はいいですね!
思えば、前回の貸切開催はコロナ前の2020年2月で朝日新聞さんの取材を受けたのでした。懐かしいですね。
6月に運営メンバーで集まったときは、貸切ではなく1つのテーブルだけだったので少し肩身が狭かったけど、今回は気兼ねなく過ごすことができました。
コロナ禍は思っていたよりも長くて、その間に参加者の顔ぶれは3分の2くらいが一新しました。前回会ったのは2019年という方やコロナ禍でご縁ができた方にも参加していただきました。
でも、こういう会に参加したいと思ってもらえる方達なので、感覚的に沖縄のいちゃりばちょーでー精神をわかってくれていて、はじめましてでも楽しんでもらうことができました。
そうそう、今回はいつも参加してくれる運営メンバーのMさんに〆の挨拶をしてもらいました。
長い間、僕ひとりが奮闘中って感じの会でしたが、ろくちょうさんで開催するようになってから仲間が少しずつ増えてきて会に厚みが出てきました。
今回の参加者の中に泡盛マイスターが4人いました。それが影響しているのか、帰りがけにSさんが「泡盛マイスター目指そうかな」と言ってくれたのが嬉しくもありびっくりしました。
僕の中で関西で泡盛マイスターを増やそうという意気込みは落ち着いていますが、そういう声を聞くと嬉しくなりますね。まずはテイスティンググラスを買いましょうか!
泡盛初心者の方もお気軽に
ろくちょうさんで開催するようになってからは泡盛ファンばかりではなく、泡盛を飲むのはほぼ初めてという方にもたくさん参加していただいています。
このスタイルにしたことで、泡盛初心者の方にも抵抗なく泡盛を楽しんでもらえているんだろうと思います。もちろんこんなスタイルで泡盛を飲み比べる機会はあまりないと思うので泡盛ファンにも楽しんでもらえるはずです。
コロナ前は念願だった酒造所の方をゲストに招いて開催することが出来ました。こういうスペシャルな会もどんどん開催したいと思っていますので、関係者のみなさん、どうぞよろしくお願いします。