泡盛ブログ

大正区de泡盛パーリー@門戸

泡盛に沖縄料理が合うのは当然ですが、食中酒の泡盛は幅広い料理に合うことを知って欲しいと思い「泡盛には沖縄料理」という思い込みを捨てて、もっと気軽に泡盛を楽しもう!という趣旨で世界の料理と泡盛のマリアージュを楽しむイベントを企画しました。

大阪・大正区にある日本酒と泡盛が呑める店「温々」の女将あゆみんさんとコラボイベントです。

会場はゲストハウス

会場は大正区にオープンしたばかりの「MONDO」さん。世界一周の途上で出逢ったご夫婦が世界各地の名物料理とお酒が楽しめるバル&ゲストハウスをされています。

MONDOさんはあゆみんさんに教えてもらいました。沖縄料理に限定しないと考えた時に世界各地の料理と楽しめることが証明できれば話が早いと思ったので、今回のイベントの会場はMONDOさんしか考えられないと僕の中ではすぐに決まりました。

世界各地のお料理が登場!

MONDOさんに準備して頂いたお料理

MONDOさんに準備して頂いたお料理です。ほとんどの泡盛はタイ米から造られるのでタイ料理を中心に考えていただきました。イベントの趣旨はそのままに泡盛の特徴も把握した上で考えていただいたメニューで本当に感激しました。

  • ルクチンピン(豚だんご串 自家製チリソース)
  • イタリア直輸入 パルミジャーノレッジャーノチーズ
  • 無農薬しょうがとキノコのマリネ
  • ヤムプラームック(イカのピリ辛マリネ)
  • アビエル(インド 野菜とココナツの炒め物)
  • トムヤムポテサラ(MONDOの創作料理…トムヤムクン風味のポテトサラダ)
  • ターメイヤ(エジプト ソラ豆コロッケ)
  • トーマンプラームック(イカのすり身揚げとピーマンの炒め物)
  • ヤムマクワトート(揚げ茄子のサラダ)
まずはカリー!から

迎え撃つ泡盛達

素晴らしいお料理を迎え撃つのはこちら。右端は泡盛ではありませんがこのモンシャムがあったからこそイベントに奥行きが出て、面白さがさらに増したように思います。

準備した泡盛など

それぞれがどんなお酒かというと・・・

和乃春雨@宮里酒造所

和乃春雨@宮里酒造所

あゆみんさんが沖縄ではなく、なぜか北海道で入手したという和乃春雨。春雨は種類が豊富ですがアルコール分が15度は珍しい。僕もつい最近、他のお店で飲んだばかりでしたが、そちらは正式な発売前のものを直接酒造所で買い付けてきたということだったので北海道のお店もそうだったのでしょうか?

イベントでは和乃春雨が大人気でしたが15度というのが良かったんでしょうね。そりゃあ沖縄では水割りにして15度よりも低い度数で飲んでいるわけですが、なかなか沖縄県外ではオンザロックのイメージが強いのではじめから15度というのが抵抗感が少なく、日本酒感覚でとっつきやすかったように感じました。春雨の30度を単に割り水をして15度にしたものではないような気がするので、どんな造りをされているのか気になる泡盛でした。

美ら波@米島酒造

美ら波@米島酒造

この「美ら波」は僕が10月に久米島で買ってきたものです。水割りにして世界の料理との一緒に楽しむだけではなく、40度なので食後酒としても楽しみにしていました。

準備して頂いたお料理の味付けは酒飲みのハートをがっちり掴んで離さない、いい塩梅のピリ辛や濃い目でした。美ら波は40度あるので水割りで飲むことを想定していましたが、ストレートやオンザロックでじっくりと味わいながら料理と楽しむことができました。

今回のイベントは決してあゆみんさんvsいとうというわけじゃないのですが(笑)、二人がセレクトした泡盛を一本ずつ持ち込もうとこの2本を準備していました。

度数だけ見れば15度と40度で対極に感じる2本でしたが、泡盛と思えないような意外性を楽しんでもらえた15度の和乃春雨、そして度数が高くて敬遠されがちな泡盛ですが美ら波は世界の料理とのコラボで抵抗なく楽しんでいただくことができたと思います。

2本のポジションがわかりやすく、かつきっちりとその役割を果たせたのでとてもいいセレクトだったのではないかなと、自画自賛です(苦笑)。

タイの米焼酎 モンシャム

タイの米焼酎 モンシャム

タイ料理がメインということでタイの米焼酎「モンシャム」を参加者の久美さんが差し入れてくださいました。ちなみに差し入れはこれだけではなくパクチーも持ち込んでいましたね~、パクチー愛が凄い!

たまには泡盛マイスターらしい話をすると(笑)、泡盛のルーツはタイの蒸留酒「ラオロン」といわれています。ただしラオロンは米だけではなく糖蜜も原料に使われていたそうです。

モンシャムはタイ米の中でも香り米といわれる高級なお米を原料に、濾過は炭濾過を行っているといったことをお話しながら、ラオロンよりも泡盛に近いモンシャムと泡盛の飲み比べをタイ料理をいただきながらできるというのはとても贅沢な時間でした。

肝心のモンシャムの味わいは黒糖焼酎を思わせる味わいで米からできた焼酎という感じがせずに不思議な感じでした。そしてモンシャムが美味しかったという感想を沢山いただきました。泡盛のイベントなんですけどねー(苦笑)。

モンシャムのおかげで料理とのマリアージュに奥行きが出て面白さが増したのは間違いありません。久美さんありがとうございました<(_ _)>

大正区 de 泡盛パーリー@門戸

圧巻のパフォーマンス!

最後は、MONDOさんの粋な計らいで大正区のイベントに出演されていたフットバッグのパフォーマーの方達がサプライズでイベントを盛り上げてくれました。フットバッグというのは直径5cmほどのお手玉のようなバッグ(ボール)を手や腕を使わずに主に足を使って蹴るスポーツの総称なんですね(日本フッドバッグ協会公式ページより)

charhanさん率いるエンターテイメント集団[LifeUnder(eN)]の凄いパフォーマンスを間近で見せてもらって感激でした。想像を超える技の応酬にみなさん「おー」とか「えー」とか吠えまくってましたね~

お約束のプロップス(笑)

イベントに欠かせないアイテムになった泡盛でカリー!プロップスですが、このあゆみんさんとのツーショットを見たときにメガネ部分の反射がきつくてラミネートはダメだなと思いました。ラミネート加工をすると丈夫になるので長持ちするし、多少反射する方が顔出しNGの方には好都合なんですけどね~(笑)

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ラミネート加工した後でメガネ部分を切り抜くのがベターなんですが結構面倒くさい。なんかいい方法ないでしょうか?笑

チャンプルーがサイコー!

泡盛は沖縄料理だけじゃないんだぞ!と息巻いて企画したイベントでしたが、世界の料理とタイの米焼酎を楽しんだり、フッドバッグのパフォーマンスや参加者のSさんの三線ライブを楽しませてもらったりと、チャンプルー的にいろんなご縁が繋がって化学変化を楽しむことができたイベントになりました。

そのチャンプルーな感じを表しているのがこの写真です。これぞ沖縄のチャンプルー文化って感じでみなさん楽しそうです。沖縄らしさから離れようとしたつもりが手のひらで踊らされていたような沖縄の魅力の奥深さを改めて感じたイベントでした。

大正区 de 泡盛パーリー@門戸

でも、あの盛り上がりではそうそう簡単には終われるはずもなく、そのまま二次会に突入~。MONDOさんが秘蔵の泡盛コレクションを出してくれました!!

中でも気になった山川酒造さんの海底貯蔵酒と久米仙酒造さんの54度をいただきながら宴は続くのでした。

楽しいイベントにすることができたのはMONDOさんのご協力があってこそです。ありがとうございました。オーナーご夫妻はお二人合わせて80ヶ国以上を旅されているので、泡盛片手に世界の料理を旅するイベントがシリーズ化できれば面白いんじゃないかなと思っています。