泡盛ブログ

白百合@泡盛テイスティング会

石垣島からスペシャルなゲストに参加していただきました。池原社長から白百合のお話しを伺いながら池原酒造の泡盛の飲み比べができる特別なテイスティング会になりました。

スペシャルゲストは白百合の池原社長

白百合の飲み比べ

91回目のテイスティング会はこちらの泡盛を選びました。

  • ①赤馬 25度・池原酒造
  • ②白百合 30度・池原酒造
  • ③Shirayuri inui 44・池原酒造
  • ④白百合 古酒40度 distilled2020・池原酒造
テイスティングした泡盛達

この日は関西在住のシラユリストが江坂のろくちょうさんに集結しました。

中にはまだ白百合を飲んだことがないという方もおられてびっくりしました。お酒好きにとっては、酒造所の方に直接お話を伺える機会というのはそれだけ魅力的ということですね。

翌日に阪神百貨店の沖縄物産展を控えたタイミングだったので、短時間でしたが池原社長が全部のテーブルを回って参加者のみなさんと交流を深めていただくことができました。

参加者と談笑する池原社長
参加者と談笑する池原社長
白百合古酒について熱く語る池原社長
池原社長を囲んで盛り上がる図

白百合と赤馬の違いにはじまり、先代から酒造所を受け継いだときに池原社長が意識的に変えたこと、白百合イヌイのラベルデザインやクラファンの挑戦など、短時間でしたが貴重なお話が聞けたようです。

僕は全部聞けなかったのと、その場にいた人の特権ということにして詳しい内容は書かないでおきます。

白百合イヌイの説明をする池原社長
白百合と赤馬の違いを説明する池原社長

池原社長、お忙しい中ご参加いただきましてありがとうございました。

記事を書くにあたってイヌイ菌について調べてみましたが情報は少ないですね。イヌイ菌で造られた泡盛はないわけではありません。僕が忠孝酒造さんの体験で造った泡盛にもイヌイ菌を使ったものがありました。

関連|目指せ40年古酒!3つの甕で古酒作りレポート

瑞穂酒造さんの「イヌイ菌仕込み原酒」にもイヌイ菌が使われています。イヌイ菌で造られた泡盛はこのように紹介されていました。

古酒を感じさせるような柔らかな味わいで、マッシュルームやキノコを連想させる香りがある

沖縄タイムス

参考|復刻黒麹を使った泡盛発表!|一般社団法人トロピカルテクノプラス様のサイト

泡盛マイスター技能競技大会に挑戦したときにまとめた泡盛菌とサイトーイ菌による違いを参考まで載せておきます。

主な黒麹菌はアワモリ菌とサイトーイ菌です。

アワモリ菌はアミラーゼ生産能力が高い(糖化力が強く)が、クエン酸の生産量は少なめです。一方、サイトーイ菌は糖化力が低いもののクエン酸を大量に生産するといった特徴があります。

またアワモリ菌はサイトーイ菌に比べて、4-VG(ビニルグアヤコール)の濃度が高いのでバニリン香の強い古酒になります。 この2種類の黒麹菌を混合して互いの利点を活かした黒麹菌で泡盛造りが行われています。

僕は今回はスタッフに徹して飲まなかったのでテイスティングメモは割愛させていただきます。

泡盛に合わせたお料理

テイスティングしている泡盛に合わせてみたい料理をテーブル毎に選ぶのが、このテイスティング会のスタイルであり醍醐味です。

テイスティングの最初はストレートですが、オンザロック、水割り、ソーダ割り、お湯割りなどテイスティングしながら選んだ料理に合わせて飲み方もいろいろ試しています。今回は壁ソーダ(白百合の炭酸割り)にして飲まれた方が多かったかもしれませんね(笑)。

Kさん写真ありがとうございます。ホタルイカが入ったイカ墨のそーみんチャンプルーがめちゃくちゃ美味そうでした。

盛り上がったシェア会

青森県から参加されたもう一人のスペシャルゲスト泡盛マイスターのKさんに、テーブルのリーダーをお願いしました。結構な無茶振りなんですが(苦笑)、泡盛マイスターは僕以外に3名だったのと、約1年前に参加してもらっているので会の趣旨はよくわかってもらえていたからです。

「最後にテイスティングノートのシェアとかしないのですか?」とKさんに聞かれたので、「テーブル毎にやっているので、是非!」とお伝えすると・・・

Kさんのテーブルではテイスティングノートのシェア会が盛り上がってましたね~。

盛り上がっていたシェア会
盛り上がっていたシェア会

Kさんのおかげで最後は本来のテイスティング会らしくなって終えることができました。ありがとうございました。

泡盛初心者の方もお気軽に

会場は江坂にある、ろくちょうさん

「本格焼酎と琉球泡盛のお店 ろくちょう」さんで開催するようになってからは泡盛ファンばかりではなく、泡盛を飲むのはほぼ初めてという方にもたくさん参加していただいています。

このスタイルにしたことで泡盛初心者の方にも抵抗なく泡盛を楽しんでもらえているように思います。 

100回に向けていよいよカウントダウンが始まりました。100回目のテイスティング会はどんなことをしましょうかね?

テイスティング勉強会 vol.91