泡盛ブログ

残波@泡盛テイスティング

おそらく残波は日本一有名な泡盛でしょうね。今回参加された方も飲んだことがある、知ってるという方ばかりでした。残波を知っている、飲んだことがあるといっても残波ホワイトのイメージが強いと思うんですよね。

1999やZ2001という泡盛もあることを知って欲しいですね。人気が出すぎても嫌なのであまり知られたくないというのも本音ですが。

比嘉酒造さんは知名度もさることながら売上も泡盛メーカーの中で1番だと思っていたら2018年のトップは久米島の久米仙さんだったようです(2018年焼酎・泡盛メーカー売上高ランキング)。セブンイレブンに置いてる効果が大きいんでしょうか?

余談ですが税理士さんの中で一番有名な泡盛メーカーでもあります。理由はググってもらえばわかります。ってまた脱線してしまいました。。

さてさて今回は比嘉酒造さんの泡盛の中からこちらの4銘柄を準備してました。 

  • 残波ホワイト25度(残白)
  • 残波ブラック30度(残黒)
  • 残波プレミアム30度(ブルー)
  • 残波プレミアム五年古酒(グリーン)

過去2回は泡盛と料理のマッチングがメインでしたが、今回は泡盛の飲み比べがメインとなっております。

この4銘柄を一度に飲み比べるのは僕もはじめてでした。言っても同じ残波じゃないの?と思われるかもしれませんが、比べてみるとかなり面白いんです。この4銘柄ならこういう視点から飲み比べができるので個人的にもかなり楽しめましたね!

  • 常圧蒸留・減圧蒸留
  • 新酒・古酒ブレンド・古酒
  • 25度・30度・35度

4銘柄を一度に比べるとわけがわからなくなるので2銘柄ずつです。

まずは①残白と残黒で常圧蒸留と減圧蒸留の違いを、続いて②ブルーとグリーンで古酒ブレンドと古酒の違いを味わいます。そのあとで4銘柄を通して新酒から古酒まで、25度から35度までの違いを感じました。

残白らしいというべき減圧蒸留のテイストは好き嫌いがわかれました。断然、残黒が好きという人もいれば僕みたいにソーダ割りにした残白が好きという人も。

アタックを比べると残白(25度)よりも残黒(30度)の方が度数を低く感じるという感想もありました。残白はなんとなく刺してくるイメージがあるようです。残黒の方が好きという方は残黒の柔らかな印象が好みなんでしょうね。好き嫌いよりも注目すべきはそれぞれに相応しい飲み方やあわせる料理を探ることなので、ストーレート以外で思い思いの飲み方で試してみます。

残白のソーダ割りは残黒派にもさっぱりと飲めるので油ものに合わせるならいいかもという感想が出ましたし、残黒に氷を入れると冷やされて苦味が出てストレートの柔らかな印象が失われて個性がなくなるという感想もありました。残黒にひとつだけ氷を入れて冷やしてみたらキリっと締まって甘みと苦味が際立って美味しかったです。

4種類の残波を飲み比べ

ブルーとグリーンの比較は、グリーンの古酒らしさを重たく感じる方と好きな味という方で分かれましたね。バニラというよりは甕香系のニュアンスなので好き嫌いがわかれるのでしょうか?

ブルーはバリエーションのひとつだと見てましたが、度数も古酒らしさも控えめでグリーンよりもブルーが好きという意見が出るのもよくわかりました。ユーザーのニーズの隙間を埋める商品ということじゃないでしょうかね?違うかな?笑

なかなかマニアックかもしれませんが、この4銘柄の比較は僕も新しい発見があってかなり楽しめました。できれば造りの詳細も聞けたらなおよかったですね。もっと深いところの楽しみ方ができたはず!

今回は比嘉酒造のAさんに参加のオファーをしていましたが、出張とバッティングしていたみたいで残念でした。

もちろん今回もお料理は美味しかったですよ!中央に写るのは主催のMさん。

富山ろくちょうさんのお料理とMさん

お酒好きな方、泡盛ファンでもこんな風に飲み比べる機会はあまりないと思います。参加者のみなさんに大人の勉強会を楽しんでもらえたみたいなので、今回も大成功ですね!

残波@泡盛テイスティング会

恒例になってる前掛けとTシャツにこだわってくれたマスターと奥様の心意気が嬉しいですね。残波の甕は今回だけではなく常時だそうです。

そうそう。後半は関西発の泡盛を造る話で盛り上がりました。そんなことを考えているのは僕くらいかなと思っていたので、まさか同志がいるなんてと感激しました。面白くなりそう。これは企画会議して盛り上げていきたいですね。

このスピンオフ企画が好評なので次回のテイスティング勉強会も富山ろくちょうさんで開催します。せっかく生まれたいい流れなので、いずれは酒造所の方に参加してもらって、参加された方とつながれるような会にしたいと考えています!

次回の泡盛はこちらのメーカーさんの予定です。大将が慌てて胸のロゴを隠していますね(笑)

龍泉の水割り