キャンプ友さんにきっかけを作ってもらって泡盛と火鍋の会を開催しました。
台湾食堂さんの火鍋はクセになる辛さで最高!泡盛も愉しんでもらえたようで良かったです。お会いできたみなさん、ありがとうございました。会場のTANI 4 BASE(タニヨンベース)さんの居心地も最高だったし、メンバーも素敵な方ばかりだったので次回の企画楽しみにしてますね、ロックオンさん!
目次
泡盛のルーツから42年古酒まで
今回用意した泡盛です。
- ① 首里王(42年古酒)
- ② 白百合30度
- ③ 白百合イヌイ44度
- ④ 守禮10年古酒35度
乾杯は首里王です。首里王は瓶熟成の42年古酒なので本来ならイベントのゴール的なお酒ですけど、今回は酔う前に味わってもらいたいと考えました。
1時間前にカラカラに注いで準備しておいた首里王はお猪口に注ぎます。
泡盛好きだけが集まる会じゃないので、飲みなれない泡盛で酔ってしまう前に古酒の美味しさや奥深さを感じて欲しかったのですが、いきなりゴールみたいな出落ち感はありました(苦笑)。果たしてメンバーの中に42年古酒と同い年の人はいたのでしょうか。
白百合はソーダ割りをおすすめしました。昨年、ヒダリマキさんで覚えたばかりの壁ソーダです(笑)。
最近は白百合を飲む前にクセがあると説明しても飲んだときにしっくり感じてもらえません。「クセないですよ、美味しいですよ」というリアクションばかりで、少し悲しいです(笑)。イベントのコンセプトが「大人な会」だったので久しぶりにベストを着用しました。
次はどれを飲んだらいいですか?と聞かれて・・・白百合イヌイですと言いたくなったのですが、ここで登場するのがタイのお酒、モンシャム。
泡盛のルーツはタイの蒸留酒「ラオロン」といわれています。ただしラオロンは米だけではなく糖蜜も原料に使われていたそうです。モンシャムはタイ米の中でも香り米(ジャスミンライス)といわれる高級なお米を原料に、濾過は炭濾過で造られている蒸留酒です。ラベルには「SHOCHUU」と書いてあります。
泡盛のルーツに触れることで泡盛に興味を持ってもらうきっかけになればいいなと思って、モンシャムも準備していました。会場はルーツファクトリーさんの大阪本社(TANI 4 BASE)をお借りしていますしね。
モンシャムは甘味が印象的で黒糖焼酎の雰囲気を感じます。
そして、モンシャムを攻略された方を待っているのが白百合イヌイです。テキーラみたいに飲みたいと言うと誤解を招くかもしれませんが、白百合イヌイはショットグラスで飲んでみたいと思っていました。
はじめて白百合イヌイを飲んだ方が、この何とも言えない味わいを表現したいという気持ちを振り絞ってあふれ出たキーワードが「古民家っぽい」でした。わかるわ~っと(笑)、周りにいたメンバーで白百合イヌイの香りと味わいを言語化することにしました。
香りはどことなく味噌っぽい、豆様の香りです。酸味も感じます。ビネガーと表現するのがしっくりくるような酸味です。以前販売されていた粗濾過からもビネガーっぽい感じを感じました。後味は大地の風味、我らがシラユリストが大好きな白百合らしい土っぽさを感じました。
ルーツファクトリーの阪井さんがイベントに間に合うように人数分のグラスを用意してくれたので、白百合イヌイをショットグラスで飲むことができました。感謝です。
トリは守禮10年古酒です。42年古酒はファーストインパクトを感じてもらうために、泡盛を飲み進めるうちに古酒をじっくり味わってみたいと思ってもらえると期待して守禮10年古酒を用意していました。
ラベルに2006年蒸留と書いてあるので瓶熟期間をプラスすると、都合17年古酒ということになります。海藻様の香りはありませんが乾杯で飲んだ首里王と味わいは似ています。一般酒と比べてもしょうがないですけど、泡盛マイスターを目指していた頃の守禮の味わいとは別物ですね。
泡盛姐さんこと、久美さんが差し入れてくれた老玉(うばたま)との相性もバッチリ。きっぱんも古酒に合うけど老玉も間違いないですね。こしあん好きとしてはこのなめらかさがたまりません。
と、ここまでが想定していた泡盛のスタートからゴールです。いかがだったでしょうか。1周じゃ物足りなかったのか、中には2周目に突入した方もいたので(笑)、愉しんでもらえたと思います。
今帰仁酒造さんの乙羽山麓泡盛仕込みヨーグルト酒(8度)がとっても面白かったのです。白百合と白百合イヌイの間に挟まれている白濁したお酒です。こちらも久美さんが差し入れてくれました。ありがとうございます。
ヨーグルト酒は知ってましたが飲むのは初めて。瓶のまま何年か熟成されていると聞いたので、そういう目でみるとどろっとしていて濃度も濃そう。
香りを確認すると豆腐ようっぽいんです。しかも我が家の冷蔵庫で10年近く熟成中の豆腐ようの香りに近い。ほのかにヤギのチーズの香りもします。
飲んでみると豆腐ようの汁を牛乳で割ったようなイメージのボディのしっかりしたお酒に育っていました。ヨーグルト酒というネーミングから爽やかな酸味を感じるお酒をイメージしていたので、ソーダで割ってもいいかもと思っていましたがちょっと違うなかなぁと思いました。
でも、嫌かと聞かれたらそうじゃない、むしろいい(笑)。わかる人にはわかるみたいでグイグイ飲んでいる人もいました。
この辛さがクセになる~
お料理は台湾食堂さんのケータリングです。準備段階から見せてもらって楽しませてもらいましたが、完成した姿がまた美しい。
泡盛と火鍋の会ということで、台湾食堂のパクチーマンさんが沖縄のテイストを取り入れてくれていて感激しました。
- 芋チップスと豆腐ようとパクチー
- 鮮魚のシークァーサーマリネ
- さんぴん茶と香辛料の煮卵
- 薬膳火鍋
仕入れの関係で豆腐ようは臭豆腐に変わったみたいですが、印象が変わらないように柔軟にアレンジしてくださいました。残念ながらパクチーも手に入らなかったようです。以前、泡盛でパクチーモヒートを作ってみたら意外に美味しかったので、それはまたの機会に。
薬膳火鍋は辛いけど美味い。美味いけど辛い~。時々咳き込みながらも美味しくいただきました。クセになる辛さです。
シークワーサーソースのサラダが火鍋の辛さを美味しく癒してくれました。
煮卵の隣にあるローストビーフは美味しいけど肉質がビーフじゃないような気がする。そういえば、台湾食堂さんでヌートリアの肉を食べたことがある。という人もいて、もしかするとヌートリアの肉かもしれないと、戦々恐々としながら盛り上がったのですが、あとでパクチーマンさんに確認すると低温調理した羊でなんだか安心したのでした。
でもヌートリアは凄く美味しいらしいです。パクチーマンさんは楽しそうなジビエの会もされているようです。ジビエと泡盛の会もやってみたいですね。
会場の雰囲気もよき
イベントの会場はルーツファクトリーさんの大阪本社TANI 4 BASE(タニヨンベース)です。夕方からイベントの準備していると新しいお店ができたのか?と興味深々で覗いていく人が何人もいました。
会場は居心地が良くて最高の雰囲気!それもそのはず、ルーツファクトリーの阪井さんがイベントのためにテーブルとイスを作ってくださいました。
さらに、イベントのお土産のオリジナルコースターも準備してくださるという、今回のイベントに対する阪井さんの意気込みに感激しました。
素晴らしいメンバーに恵まれて楽しいイベントにすることができました。ありがとうございました。
翌日は朝から夕方まで研修だったので後ろ髪を引かれる思いで電車で帰りました。みなさんともっと飲みたかったです!ありがとうございました。