いつもの泡盛テイスティング会とはひと味違うスピンオフです。テイスティング会が本格的に再始動することになったので、9月以降の開催についてコアメンバーで打合せをしようと集まることになったのですが、せっかく集まるならなかなか飲む機会のない秘蔵の花酒を一緒に飲みませんか?と企画しました。
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乾杯はaソーダで
花酒祭りとはいえ、一杯目からはさすがにと思ったので乾杯に飲んだのは菊之露akariのソーダ割り、通称aソーダ。
akariとオトーリを結びつけるつもりはありませんが、同じ菊之露だし数が揃っていたので菊之露酒造の80周年記念のオトーリグラスをチョイス。
しいて言えば、花酒を飲むなら目盛りがあった方が安心かもしれないと思いました。一番下のすっきりラインでも少なくはないけど(苦笑)。
花酒は夏が美味い
僕が花酒を飲むなら夏がいいと思っているのはパーシャルショットで飲みたいからです。舞富名65度は3日前から冷凍庫でキンキンに冷やしておきました。
そして、花酒のチェイサーにオリオンっていうのを体験したい人もいるかもしれないと思って買っておいたオリオンビールが2本。頼もしいメンバーが揃っているので誰ひとり断らないという(笑)。舞富名の65度は長らく楽しませてもらいましたがそろそろなくなりそう。寂しいです。
贅沢な崎元酒造所の飲み比べ
- 与那国 平成19年製造古酒30度
- よなぐに60度
- おこげ10年古酒60度
与那国は30度でほかの2つは60度です。クバ巻きのよなぐには2011年に相方が一人で沖縄に行ったときのお土産で舞富名・どなんと一緒に買って来てくれたもの。クバ巻きっていいですよね。
国税庁のセミナーで海外での小容量化の動きが印象に残りました。飲みきりサイズなら家飲みにも適しているし、小さいと価格がおさえられて買いやすい。
— 伊藤 薫@泡盛バカの司法書士 (@itokaoru3) July 26, 2023
泡盛の瓶は海外のbarで映えないから専用ボトルを開発した話を聞いたことがあるけど消費者向けなら二合瓶は向いてるかも。クバ巻きもいい感じでしょ。 pic.twitter.com/TxrBQh93xQ
おこげは2017年に与那国島に行って工場見学をしたときに購入したものです。なぜおこげなのかというと、直釜で蒸留するときに焦がしてしまったお酒だから。このエピソードを聞いたら買わないで大阪に帰る選択肢はありませんでした。
与那国30度の詰口年月日は2023年3月なので16年古酒、よなぐにの詰口年月日は2009年12月なので瓶熟の14年古酒、おこげの詰口年月日は2017年10月なので10年プラス5年で15年古酒。
花酒は気がつくとどんどん年数が経っているんですよね。最近は泡盛は飲めるうちに飲んでなんぼだと思えるようになったので、嬉しいようななんだかもったいないような。
与那国とよなぐには度数は違えど熟成感も似たようなものなので同じニュアンスでした。ところが、おこげは、「ああ、焦がしちまったな」と思わずつぶやいて、おこげというネーミングに苦笑いしてしまうスモーキーな味わい。
甘苦くて、麦茶っぽい、炒った胡麻、ポン菓子あたりがメンバーから出た感想です。
そうそう、以前ソーダ割りにした瑞泉原酒53度がめっちゃ美味かったことを思い出して、おこげのソーダ割りに挑戦。おこげ特有の香ばしさがソーダ割りで際立って面白い。
10年古酒のしかも60度をソーダ割りにするなんてもったいないというご意見はスルーします。後世に残すために買ったわけじゃないので、飲まないで死んじゃう方がもったいない(笑)。
秘蔵の古酒も出しましょう
泡盛野郎のとっくりには僕が甕で育てている古酒が入っています。2022年9月に汲み出したものの飲むタイミグを逸してしまって徳利に入れたままになっていました。
徳利から注いだ直後は尖っているような表現しがたい雰囲気があったけど、カラカラでしっかり開かせたらみなさんに絶賛してもらえる古酒に育っていました。40年古酒を堪能した前回のスピンオフ企画のときに痛感したことだけど、古酒は時間を掛けて開いてから飲まないともったいないですね。
お酒も打合せも順調に進みました
花酒で酔いが回る前に本題のテイスティング会の運営会議も順調に進みました。9~11月の開催日とテーマを決めることができたのでひと安心。開催日を早めに決めることで酒造所の方に参加してもらいやすい会にしていきますので、関係者のみなさんどうぞよろしくお願いいたします。
最後は初心者の人が言う泡盛のクセってなんだろう?クセってものを言語化したいという話で盛り上がり、花酒祭りは幕を閉じました。
ろくちょうさんで開催している泡盛テイスティング会とは別に、今回のような変態的な会もやりましょう!と盛り上がりました。アイデアの1つ、1人1本これぞと思うお酒を持ち寄るシークレット持ち寄り会(泡盛以外もOK)は早めに実現させたいですね。