泡盛ブログ

仕次体験会2026

泡盛好きのみなさんに手伝ってもらって2年振りに3つの甕の仕次を完了できたと思ったら、早いもので1年が経とうとしています。関連|仕次体験会2025

前回のメンバーをお誘いして、2回目の仕次体験会を開催しました😊

僕で良かったぁ(苦笑)

甕で始めた古酒作りは14年目に入りました。中の泡盛は、忠孝酒造さんで自分で仕込んだ泡盛です。

昨年、仕次を手伝ってもらったみなさんにお声がけして、また3つの甕の仕次を手伝ってもらいました。というわけで、2回目の仕次体験会ということになりますが、言っても1年ぶりなので少々緊張感が漂う中でスタートしました。

まずは、今宵のメイン泡盛になる古酒を一番甕から約一合分を汲みだします。手指の消毒は、テーブルの左端に見えるYAESEN77を入れたスプレーボトルを使いました。

一番甕から古酒を汲み出します

続いて、二番甕と三番甕の中の泡盛の状態を確認します。嫌な香りや味わいになっていないか?他の甕に補充する前に香りと味わいを確かめて、泡盛の健全性をしっかりチェックしてもらいました。

二番甕の健全性を確認

甕の中の泡盛は、美味しく育っているようで安心しました。

中の泡盛の健全性を確認できたところで、仕次②からをやっていきましょう!

  • ①柄杓で2杯で、約一合分の古酒を一番甕(親甕)から汲み出します。
  • ②続いて、汲みだした分を二番甕から一番甕に補充します。
  • ③同じように三番甕から二番甕に補充します。

間にセロファン紙を挟んで甕の蓋を締めて、蓋に被せていた布を戻せば仕次は終了です。

汲み出した分だけ二番甕から一番甕に泡盛を補充します。

二番甕から一番甕に補充します

同じように、三番甕から二番甕に泡盛を補充します。

三番甕から二番甕に補充します

やっぱり2回目なので、スムーズに進んでいるなぁと思っていた、まさにそのとき。

蓋を閉める段になって、トラブルが起こります。

セロファンを1枚しか挟んでいないのに、一番甕の蓋がきつくて閉まりません。

二番甕は入手した時から蓋がきつくて閉めにくかったので、毎回力を込めて蓋を押し込んでいましたが、一番甕がこんなにきついのは初めてです。

参加者のみなさんは甕の扱いに慣れているわけではないので、「もっと力を入れて押してもらっていいですよ」と言っても恐々という感じだったので・・・

「もっと、こう体重をかけて、押し込んで大丈夫ですよ」と言いながら、体重をかけたら、やってしまいました。

甕の蓋がバリっという音と共に、蓋の丸い部分がバラバラになってしまいました。。

蓋が割れてしまった一番甕

栓になるシリコンの部分は辛うじて問題なさそうだったので、このまま蓋をしてひとまず3つの甕の仕次完了です。一番甕の布が乱れているのは蓋がないからです。

なんとか3つの甕の仕次完了

一番大事な一番甕の蓋が割れてしまったので、若干変な空気になってしまいました。

割れたのが蓋じゃなくて、甕だったら即解散だったかもしれません(笑)。

それにしても、壊したのが僕で良かったです。

いままでも同じように体重をかけて蓋を閉めていたので、経年劣化でしょうね。沖縄のアニキに相談して早めに対応します。

樽百合の補充

仕次体験にあわせて去年スタートした白百合の樽詰め、通称樽百合。

2025年は粗濾過の白百合43度の一升瓶を2本注ぎました。

2026年は1年熟成させた中身を取り出して、白百合の一升瓶2本分を補充します。

はじめに樽を満タンにして、それ以降は取り出すだけの方が熟成という点では良いのかもしれませんが、甕の仕次のように、補充しながら味わってみようと考えてこのスタイルにしています。

順番は、①取り出し→②補充です。補充の順番を間違えると、樽熟成感が薄まってしまうので、慎重に。

そして、樽詰めする新酒の白百合も味見したいので、全部補充せずに少し残すのも忘れずに(笑)。

取り出すときに樽から出てくるお酒に勢いがありません。樽を傾けても、ちょろちょろという感じで弱いですね。

先月、樽を確認したときはもっと重かったような気がするので、ここ1ヶ月で蒸散が進んだような印象を受けました。神に誓って1滴たりとも飲んでいません(笑)。

取り出した後で、樽に白百合を補充をします。

樽に白百合を補充する

試飲用に少し残しておくことも忘れずに。

みなさんに手伝ってもらい、白百合の取り出しと補充完了です。

白百合の補充完了!

漏れはありませんが、天使のわけまえの多い樽なのかもしれませんね。予期せず空になることがないように、この会を定期点検の機会(試飲と補充)にしようと思います。

宴の始まり

泡盛好きのみなさんに集まってもらうので、ウエルカムドリンクは今帰仁酒造さんの泡盛梅酒、梅見月を用意していました。

宴のスタートは、粗濾過の白百合で乾杯です。

白百合の粗濾過で乾杯

こちらは樽詰めに使った白百合です。初参加のIさんが「テイスティング、泡盛マイスターに興味があります」と仰っていたので、ストレートで味わってテイスティングノートを書きました。

第一印象は、甘い香りとは裏腹に苦味やスパイシーな味わいが印象的でした。時間が経つと乳酸系の酸味だったり、オイリーな感じだったりと複雑な味わいを感じます。

お弁当はいつもお願いしている割烹よし田さんがお休みだったので、くるめし弁当というサイトを利用しました。

昴@旬菜りんと

めっちゃ美味しそうでしょ。

粗濾過の白百合をそのまま飲み干してしまうのはもったいないので、1年間樽で熟成させた白百合と飲み比べます。

樽で熟成させた白百合は樽由来の甘い香り、そして、口に含んだ時のアタックが圧倒的でした。美味い!美味すぎる!と、樽熟成の白百合が大好評でした。

粗濾過と樽熟成白百合の飲み比べ

天使の分け前が多かった分、度数が上がっているんじゃないかというのが、Mさんの見解です。きっとそうだろうと、納得しました。

ラストは味変というか、アレンジで、ソーダ割りにして、飲み比べてみました。この樽熟成に限らないと思いますが、ソーダ割りにすると落ち着いてしまってどうしても木香感が強くなりますね。

ソーダ割りにして飲み比べ

最後は、今回の本命の一番甕から汲み出した古酒を味わいます。一番甕の中で一番古いものは忠孝酒造の手造り泡盛2011なので、かれこれ14年古酒に育っています。

カラカラの中で2時間時間をかけて香りを開かせました。ちぶぐゎーと呼ぶには少し大きいのですが、テイスティンググラスではなく、おちょこで味わいます。

一番甕から汲み出した古酒

このカラカラは中に玉が入っていて、音がするタイプなのですが、それも喜んでもらえました。

ひとくち目は、度数が下がっているんじゃないか?その一方で、ピリピリとした感じもしますねという感想もでましたが、冷静に考えると、ここまで40度以上をストレートで味わってきているので、舌が麻痺していたんだろうと思います。

そこから少し時間を置くと、しっかりした度数を感じることができて、前回同様に美味しい味わいを感じることができました。海藻系の味わいや柔らかな酸味が印象的でした。

長期間寝ていた古酒を起こすには、想像以上に時間が掛かるようです。

汲み出したのは一合でしたが、6人だったので、2杯目も味わっていただくことができました。

Bさんにナツメヤシにクルミを挟んだものを差し入れてもらいました。

ナツメヤシにクルミを挟んだもの

デーツのサイズ感からすると倍くらいある、このナツメヤシの大きさには驚きました。もちろん、見るのも食べるのも初めてです。スーパーフードのコラボレーションですね、とても食べ応えがありました!

古酒にあわせようとアルフォートを用意していましたが、ナツメヤシにクルミという組み合わせが新鮮で面白かったです。

この辺からヤギ汁の話へ。フレーバーホイールのウーヒージャーかざ、そして、飼っていたヤギがいなくなったIさんの話など、せつなくもおかしいお話で大いに盛り上がりました。

Bさんの感性とチョイスが面白いので、Bさん企画で泡盛会をやりましょう!というリクエストをぶつけてみたら、じゃあ公園集合でと言われてしまいました(笑)。

ドリアン、くさや、ブルーチーズで泡盛パーティーやりたいですね!楽しみにしています。

今回、味わったお酒です。

  • 泡盛梅酒、梅見月
  • 粗濾過の白百合(樽詰めしたもの)
  • 樽熟成白百合
  • 甕熟成忠孝

古酒の仕次を手伝っていただいたみなさんと。次回の仕次体験会も優先的にお声がけさせていただきます。

仕次体験会お疲れ様でした~