パクチーが苦手でタイ料理を敬遠している僕が泡盛とタイ料理のコラボイベントをすることになりました。
苦手とはいえ、頑張れば食べることもできるのでパクチーを起点に泡盛を選ぶつもりでしたが、タイ料理といえばパクチーというのは完全に僕の思い込みだったようで、逆にパクチーを切り離してしまうとタイ料理が想像できないという大ピンチ。。
目次
悩んで選んだ4本の泡盛
選ぶ基準を完全に見失ってしまった僕にタイ料理に合わせる泡盛を選ぶというお仕事はかなり荷が重かったのですが、参加されるのは泡盛を飲みなれた方じゃないという前情報をいただいたので、基本に忠実に飲みやすいものを入り口に本格的な古酒につなげるストーリーからこの4種類を選びました。
秘かに興味があったパクチー泡盛モヒートをやるなら今回しかないと思ってて、新聞紙で包まれた泡盛はそこに照準を絞って選んでみました。タイ料理には定番というナンプラーも実は得意じゃない中でスタートしたイベントの行方はいかに~(苦笑)
乾杯の泡盛は僕のオリジナル泡盛、泡盛でカリー!ブレンドです。飲みやすいですね~、泡盛のイメージと違いますねと大絶賛をいただきました。いつもながらイベントの入り口としてのいい仕事をしてくれました(^^)
2本目は久米島の久米仙の30度。よくみるラベル、ボトルと違うのは久米島の工場にお邪魔したときにゲットした泡盛だからです。中身は通常の一般酒なのかもしれませんが、エピソードがあると5割増しで美味しく感じると思います。
氷なしの水割りをおすすめしました。ラストの古酒に向けて準備運動を兼ねて15度位になるように1杯目より少し濃く作りました。
ここで登場したのが温々の女将、あゆみんさんがタイで入手したというタイの蒸留酒です。
いわゆる庶民のお酒らしいです。泡盛のルーツはタイの蒸留酒といわれるので、タイ料理とのコラボイベントならぜひ一緒に味わってもらいたいと準備していました。
このお酒は僕もはじめていただきました。花梨のような香りで黒糖焼酎を思わせます。口に含むとアルコール感が強いですね。このお酒はみなさんの好みが分かれました。
耳で聞いてもやっぱり飲んでみないとわからない。一度で体験することで泡盛のルーツがタイにあること、泡盛の原料はお米でタイ米が多いことも参加者のみなさんの記憶にしっかりと刻まれたんじゃないでしょうか?
次はいよいよ新聞紙に包まれた泡盛がベールを脱ぎます。某酒屋の倉庫から掘り出した泡盛と紹介して新聞紙から汚れたままのボトルを見せたらみなさんがとても喜んでくれました。
みなさんがこの汚れをどう感じるのか?は不安でしたが、会が進むにつれて「次の泡盛はなんだろう??」という期待がビシバシ伝わってきたので、大丈夫だろうと思った僕の予感が的中!
むしろ、この汚れがみなさんの気持ちを盛り上げてくれました!!
これは崎山酒造廠さんならではのスパイシーさを楽しんで欲しくて、気泡が弾けるときにより香りを感じることができるソーダ割りをおすすめしました。
お料理は揚げ物のタイミングだったので、ソーダ割りでさっぱりと飲んでもらえたと思います。
久米島の久米仙の甘さがいい崎山廠のスパイシーさがいい。と感想はそれぞれでしたが、個性を楽しみながら好みを見つけてもらえるのが一番かなと思います。ちなみに、この2本を選んだのは同じ30度で瓶熟成の10年の差を感じでもらいたかったのも理由です。
- 久米島の久米仙 瓶熟成3年
- 崎山廠 瓶熟成13年
そもそも味わいは違うけれど、口あたりのまろやかさの違いを感じてもらえたようでした。手探りゆえに幅広く泡盛を選んだ僕の手柄ということにしておきましょう(笑)。
パクチー泡盛モヒート
満を持して泡盛で作るパクチーモヒートの登場です。
そもそもこちらのお店(アジアンスタンド キリーク・タイさん)ではパクチーは料理とは別でオーダーするスタイルだったので、このモヒートのためにパクチーを準備してもらったといっても過言ではありません。
これがイケるんです。パクチーと松藤の味わいが合うんでしょうね。たしか全員が飲んでいたような?グラスの色を見るとほぼ全員が飲んでますかね(笑)。
なんだかゴーヤーよりもバズりそう。
ラストは、これまた台風をすり抜けて伊是名島に渡り酒造所でゲットしてきた常盤です。思い入れがある泡盛はなかなか開ける機会がないので逆にこういうイベントはありがたいです!
4本目ともなるとこういう期待感が充満しているんですよね~
- 古酒というのを飲んでみたい!
- 早く飲みたい~
- めっちゃ楽しみ!!
常盤はお湯割りをおすすめしました。
ここまでくると、お湯割りなんて飲みにくそう。。なんていう反応はないんですよね~。面白いよなぁ。みなさんうまく流れに乗ってくれて巻き込まれてくださって感謝です。
知らないものを味わう楽しさ
今回の参加者の方は特に泡盛好きでもタイ料理好きというわけでもないので、はじめは全体的におっかなびっくりという雰囲気でしたが、しだいに打ち解けてくるし途中からは泡盛もタイ料理に対してもイメージが変わったみたいで最後は大いに盛り上がりました。
知らないものを味わう。これが楽しすぎました。
タイ料理に対するイメージが変わったのは僕もです。またやりたいですね。
僕はパクチーが得意じゃないのでタイ料理とはずっと縁がありませんでした。山形の田舎で育った僕の中でパクチーは家の周りに生えていたどくだみのイメージ。祖母がどくだみ煎じたりお酒につけていて、何かあると飲まされたり塗られたりするのが嫌だったどくだみを連想しちゃって苦手なんですよね。
なんとかパクチーを食べれるようになったのは最近のことです。
タイ料理の説明もしてもらいましたが、泡盛とタイ料理を楽しむことに集中するあまりメモを取る暇がなかったので、詳しくはあゆみんさんのブログをどうぞ。参考|★泡盛×タイ料理★レポ(1/20、キリークタイ開催)
イベントページ|泡盛でカリー!ランチ新年会
最後はお約束の。