貴重な古酒はひとりで飲むより泡盛好きのみなさんとシェアしたい!というMさんの持ち込み企画の忠孝酒造の会です。
Mさんが泡盛マイスターに興味がある(来年の受験を考えている)ようなので、僕が少しアレンジさせてもらって、前半はがっつりテイスティング会、後半は泡盛を気兼ねなく味わうだけの飲み会という2部構成で開催しました。
前半はがっつりテイスティング!
全員揃ったら近くのコンビニに買い出しに行って、そこからは単なる飲み会ですが、その前にちゃんとテイスティングをします。
こちらが、Mさんが持ち込んでくれた4種類の泡盛です。今回は企画だけじゃなくて、泡盛もMさんの持ち込みです(笑)。重いのにありがとうございます。

- ①忠孝5年古酒の小瓶
- ②忠孝5年古酒の甕
- ③忠孝原酒44度
- ④忠孝30度
先に断っておきますが、今回もゆんたくに夢中になってしまい、泡盛の画像は少しだけです(苦笑)。
4種類の中から3種類の泡盛(①③④)を約1時間、じっくりテイスティングしました。

④忠孝30度は、忠孝酒造のいわゆる一般酒です。これまでの一般酒とイメージが違いますが、昨年リニューアルされたようで、ラベルだけでなく味わいも進化しているようです。
しかも、2025のIWSCで銀賞を受賞されているようです。おめでとうございます!
新しい「忠孝 30度」は8年の歳月をかけて生み出された特別な酵母を使用。
忠孝酒造の公式サイト
濃醇フルーティな香りが広がり口に含むと完熟した島バナナのような香りが鼻に抜けていく、より華やかでエレガントさが加わった「忠孝30度」をお試しください。
参加メンバーから、きのこ、ビターキャラメル、ブリュレ、ポンカンというキーワードが出ました。
③忠孝原酒は、沖縄県産マンゴー果実酵母仕込みの泡盛です。
こちらは、瓜の漬物、糠様、かしわ餅、アジアのフルーツ、熟したバナナ、グレープフルーツの酸味、ゴーヤーのわたの苦味といったキーワードが出ました。2本目は表現がより具体的になっていますね。
Mさんは今年、忠孝原酒五升甕を購入したようなので、来年からは熟成した忠孝原酒を味見させてもらえるんじゃないかと楽しみです(^^)
①小瓶の中には、Mさんが某通販サイトで購入した忠孝5年古酒の甕から移し替えた泡盛が入っています。甕の詰口年月日は2012年なので、甕の中で13年熟成されている古酒ということになります。
こちらは、ゴム、醤油、昆布飴、デーツといった感想が出ました。3本目あたりからは泡盛フレーバーホイールの使い方がわかってもらえたようです。
今回使ったテイスティングノートは試験対策には程遠い簡略版ですが、泡盛テイスティングの基礎を体験してもらうことができたと思います。ちゃんとテイスティングをするのは僕も久しぶりでした。こういう緊張感もいいですね。
忠孝酒造に絞ったテイスティングはもちろん楽しかったのですが、泡盛マイスターの実技試験対策としては減圧、常圧、樽貯蔵、古酒あたりの4種類で練習する必要がありますね!
気兼ねなく泡盛を愉しむだけの後半戦
僕が事前に買い出しに行ったり、何人か差し入れてくださったので、結局、途中で買い出しに行くことなく後半の飲み会に突入することができました。
始まる前は買いに行くつもりでしたが、テイスティングを始めたときにはすぐにでも飲みたくなっていたのでありがたい(笑)。

もずく天とゴーヤー天は、泡盛マイスターの先輩のお店「もずく天 よなよな」さんで揚げたてを買ってきました!泡盛好きが集まるならと、わた付きのままのゴーヤーを揚げてもらったので、しっかりした味わいを楽しむことができました。
ローストビーフは三田のお肉屋さんのお惣菜です。今回でJちゃんが買って来てくれるのが3回目なので、すっかり楽しみになっています。
ミミガーとアンダースー味噌は池原酒造のブースでインターンをさせてもらった阪神百貨店の沖縄物産展から。
サーモンのおいしいの(正式な名前がわからないので)は、Tさんの北海道土産です。これはチーズですが3種類あったと思います。他のも食べてみたかった~。

そして、お肉だけだと少ししんどくなるお年頃なので(苦笑)、いつもJちゃんが準備してくれる野菜に癒されます。
みなさんのおかげで、思いがけず北海道から沖縄までの美味しいものがテーブルに並びました。
- もずく天とゴーヤー天
- ミミガーとアンダースー味噌
- ローストビーフとポテトサラダ
- 北海道土産のサーモンとチョコレート etc.
持ち寄りスタイルも大変なので、途中でコンビニに買い出しに行くつもりでしたが、コンビニじゃこうはいきません。
やっぱり食事に合わせて味わう泡盛の美味しさは格別ですね。テイスティングも泡盛にしっかり向き合っている感覚はありますが、やっぱり敵いませんね。
〆はロイズのチョコレート、こちらもTさんの北海道土産です。デザートのことまで頭が回ってなかっただけに、ロイズのチョコはありがたかった。そして、チョコと忠孝のマリアージュが素晴らしかった。

最後になりますが、忠孝5年古酒の甕の中身について。
未開封のまま13年という時間が経過しているので、お酒の力が弱まってる?と感じたMさんが忠孝原酒をブレンドしています。
13年間仕継ぎなしで甕熟成された古酒と、新酒(忠孝原酒)を足した古酒の飲み比べ。珍しい組み合わせを1人で飲むには勿体無いので、是非皆様で味わいのシェアを出来たらと思っています。
今回の泡盛会は、このオリジナルブレンド泡盛の飲み比べ体験をシェアしたいと、Mさんが企画してくれました。Mさんのおかげで貴重な古酒を味わうことができる泡盛会を開催することができました。ありがとうございました。
テイスティングが思った以上に難しかったことが印象的でした
想像していたよりもテイスティングが難しかったという感想をいただきましたが、テイスティングと単なる飲み会と、しっかり緩急をつけた泡盛会があってもいいんじゃないかと思っています。
近々、またMさん企画の泡盛会があるようなので楽しみですね。ゆんたく中に盛り上がった某お店の泡盛を飲み干すまで帰れま10のアイデアも面白そうだし、今年の夏は忙しくなりそうです。
