ラボブログ

中1の長男としまなみ海道80kmに挑戦しました。

しまなみ海道を一緒に走りませんか?というお誘いに乗って、挑戦することにした「しまなみ海道」。

誘ってくれた友達は自転車じゃなくて、原付だったということがわかって(笑)、気合い入れて練習をスタート。

約1ヶ月の練習で80km走れるようになった長男と臨んだ、しまなみ海道完走の挑戦はいかに!?

練習はきっちり仕上がりました

せっかくの機会なので、なんとしてでも完走して長男にとって中学最初の成功体験にしてもらおうじゃないですか。

この4月から中学生になるので、新しい生活で忙しくなる前に、3月中に終わらせようと練習を重ねてきました。

80km走れるようになって長男の練習が終わったと思ったら、しまなみ海道にまったく興味がなく、相方とサポートカーに乗る気満々だった次男が4月から練習を始めました。

前に和歌山で50km走ったことがあるので、次男もそれなりに走れるんですが、その和歌山の坂がしんどすぎて、自転車が嫌になってしまった次男。

それなのに急に練習を始めたのには理由が。

習い事をやめて、のんびりしすぎた結果、太ってしまったのを気にしているらしく、自転車でカロリーを消費したいというのが理由みたいです。

一緒にしてくれたらいいのに、バラバラで練習するので、僕はここ1ヶ月で350kmも走ってました。まあ、運動不足のおっさんにはこのくらいが丁度いいか(苦笑)。

サドルの位置を調整して、しまなみ海道の準備はバッチリ。
久しぶりに磨いて気になっていた自転車の汚れもスッキリ。

しまなみ海道の準備が整いました!

気になるのは、15cm以上の身長差なのに長男の自転車とサドルの位置が変わらないことだけか(笑)。

週末は、晴れ予報なので走るのが楽しみです!

挑戦の実況レポート

集合場所は、岡村春子商店

前日の夜に出発することも考えましたが、釣りの時と同じように、できるだけ家で寝てから出かけることにして朝3時に出発!目指すのは岡村春子商店です。

岡村春子商店

お店で原付班と合流して美味しい朝ごはん定食でエネルギーは満タン。眠気も取れたし、気合い十分です。

朝ごはん定食@岡村春子商店

朝ごはん定食は1,000円でした。お店に駐車場はないので、近くのコインパーキングに停めました。

  • 岡村春子商店-魚春
  • 〒722-0035 広島県尾道市土堂1丁目11
  • TEL:0848-22-2681

区間① 尾道→はっさく工房 まつうら

尾道駅前桟橋から船で向島に渡って、ジャパン・スチールス本社前で原付班と出発前の記念撮影。

朝8時に尾道をスタート!

練習している中で、なんとなく3人の走るペースがつかめてきて、午前中に40km、午後も同じ40kmを、20km毎に休憩を取りながら走るという計画を立てました。午前中は長男と2人、午後から次男も参戦して3人で走ります。

ブルーラインに沿って走れば、最短で今治に辿り着けると聞いていたのと、体力的に寄り道をする余裕もないので、あまり下調べはしないままブルーラインを頼りに走り出します。

今治を目指していたのに、なぜかまた尾道に向かう船の乗り場に着いてしまいました。

え!?

ブルーラインの案内の見方がわかっていなくて、あっという間に間違った道に誘導されてしまったみたいです(苦笑)。

気を取り直して、最初の休憩ポイントを目指します。

向島を走っている時に、相方のサポートカーと遭遇。

因島大橋を目指す2人

そして、1つ目の橋(因島大橋)を渡るときになって、ようやく橋を渡るときが自転車にとって、しまなみ海道の難所だということがわかりました。

毎回、急な坂を登らないと橋を渡ることができません。自転車が走りやすいように整備されているという情報は持っていましたが、まあまあの勾配です。今思えば、YouTubeで観た動画でも坂が急だという話をしていたような。。

「この坂、次男は登れるかな?」と頭をよぎって不安になりましたが、今は目の前の坂に集中します。

長男は難なく登りきって、因島大橋から景色を堪能します。

因島大橋

因島は脇目も振らずブルーラインを走って、はっさく工房 まつうらに到着。

相方は、だいぶ待ちくたびれた様子でした。

というのも、相方がこんなスケジュールを立てていたからです。最初にルートを間違えたので、はっさく工房まつうらに着いたのは、10時前。30分遅れです。

相方が立てたしまなみ海道の完走計画

美味しい大福をサクッと食べて出発します。出発時間は予定より12分遅れでした。

  • はっさく工房 まつうら
  • 〒722-2324 広島県尾道市因島田熊町4862−10
  • TEL:080-8631-9541

区間② →多々羅しまなみ公園

この区間はお昼の休憩ポイント、道の駅 多々羅しまなみ公園を目指します。

生口橋

生口橋を降りたところで、またサポートカーと遭遇。

「しまなみドルチェでジェラード食べない?」と誘われたけど、さっき大福を2つ(はっさく、あんバター)食べたばかりで全然そんな気にならないので、断って走り始めましたが、グループLINEにドルチェに全員集合!みたいな話が浮上したので、一応寄ってみました。

原付班は別の道を走っていたみたいで、結局、僕らもジェラードを食べることなく、早々にしまなみドルチェを後にして、多々羅大橋を目指します。

ジェラードを食べる次男@しまなみドルチェ
  • しまなみドルチェ 瀬戸田本店
  • 〒722-2416 広島県尾道市瀬戸田町林20−8
  • TEL:0845-26-4046

多々羅大橋に登る坂の途中でレモンのイスを発見!

レモンのイスと多々羅大橋

「これってYouTubeで見たやつやん!」と長男と盛り上がりました。

多々羅大橋を渡っているときに、原付班と一緒になりました。と言っても車線が橋の両端に分かれているので、おー!と手を振っただけですが。

多々羅大橋にある広島県と愛媛県の県境は気づいたときには、既に走り過ぎてしまった後。朝の遅れを取り戻そうと気持ちが急いでいましたね。

橋を降りると、本日の昼休憩ポイント、多々羅しまなみ公園に到着です。

ハンガーノックにならないように昼はがっつり食べるつもりでしたが、腹はそんなに減っていない。長男も同じような感じなので、40kmくらいじゃそんなもんかな。おやつに食べた大福2つが重たいという説も。

何も食べないのはダメなので、せめて、ざんぎとかフライドポテトをつまもうってことになって、買った唐揚げが凄かった!

「5個しか入っていないのに1,000円もした」と長男がぼやきながら席に運んできた唐揚げのボリュームが凄い!

どんだけ少ないのかと思ったら、1つがでかい。この量で1,000円ならむしろ安い!!

鶏神 (トリコ)の唐揚げ

濃厚な味付けで癖になる。ビールが飲みたい!と、サイクリストにはちょっと向いていない唐揚げなのでした(笑)。

午後の出発前にサイクリスト聖地の記念碑の前で記念撮影。ここから次男も参戦します。余裕なのか?ふざけているのか?ちょっとイラっとするポーズをとる次男(苦笑)。

サイクリスト聖地の記念碑

区間③ →伯方S・Cパーク

午前中は20km/hを目安にしてましたが、次男が参戦するので午後は15km/hで走ります。

意気揚々と走り出す次男

坂の登りが嫌いな次男に、橋の度にやってくる登り坂をいつ話そうか?と考えていたけど、もうここまできたら黙っておくことにしました(笑)。

そして、やってきた大三島橋。

次男はというと、「近所の坂の方が急だ」と言って特に嫌がることもなく登っていきます。

大三島橋

そうなんです。普段、練習している時の最大の難所は家に帰る直前にある坂。

練習で疲れた身体に追い打ちをかける家の前の坂がしんどいんです。練習の度に必ず走らないといけないので、いつのまにか坂に免疫が付いていたみたいで良かった。

「しまなみ海道は自転車が走り易いように作られているみたいよ」と家で話していたのが、次男にいい感じに伝わっていたのかもしれません。

ちなみに、自転車に乗るようになるまでは、家の周りが登り坂だなんて感じたことがなかったので、いい加減なもんですね(笑)。

伯方島に入ってすぐ、「これがブルーラインであっているのかな?」と、止まって地図を見ていると、外国人の家族に話しかけられて、道を聞かれるのかと思いきや、「ここがブルーラインですよ」と教えてもらいました。

おかげさまで、島の外周を走る遠回りのルートに行かずに済んだし、しまなみ造船の巨大な船を間近で見ることができました。船を溶接している人の大きさが小さくて、船の巨大さがよくわかりました。

しまなみ造船の巨大な船

原付班とサポートカーは伯方の塩の工場見学に行ったので、道の駅 伯方S・Cパークの休憩は3人で。

伯方塩業の大三島工場に到着する原付班

腹が減っていようが、いまいが当然のように伯方の塩ソフトを食べると思っていたら、子供達はいらないっていうので、3人で1つを食べました。

伯方の塩ソフト@道の駅 伯方S・Cパーク

トイレに貼ってあったポスターのポーズを真似て記念撮影。しまなみ海道を走ったことがある人なら見たことがあるポーズじゃないでしょうか。

道の駅 伯方S・Cパーク

区間④ →よしうみいきいき館

いよいよ最後の20kmです。

次男は大三島橋、伯方・大島大橋の坂は無事に登れたものの・・・。

渡り終えた伯方・大島大橋

最後の来島海峡大橋は、他の橋とは比較にならないくらい巨大なので大丈夫かなぁと思いながら走っていると・・・。

登りが多い、多い。

次男が和歌山の紀ノ川フルーツラインの途中で泣いたことを思い出しました。

これは翌日、高速に乗っていてわかったのですが、大島は山が多い島みたいですね。

このままだと、あの日の二の舞いか。和歌山の悪夢が蘇ります。

関連|家族でサイクリングデビュー@紀ノ川エリア

登り坂はこまめに休憩を取りたいけど、変な場所で止まると二度と登れなくなりそう。なんとか、平坦な場所まで頑張ってもらって、休憩を取りました。

登りがあれば下りがある。しばらく登ったので、下り坂で足を休めてもらいました。

自転車はまさに人生の縮図ですね。自転車を通して、子供達にそういうことが伝わるといいなと思ったり。

そうこうしているうちに、次男に元気が戻ってきたのですが、また登りが続きます。

今度は坂の途中で長めの休憩を取って、最後の休憩地点を目指します。

僕が背負っていた麦茶のペットボトル2本が底をつきそうだったので、次の休憩で好きな飲み物を買おうと提案して、なんとか次男に気持ちを上げてもらって、走り出します。

予定していたサイクリングロード休憩場は、飲み物が買えるのか微妙だったので、休憩ポイントを道の駅 よしうみいきいき館に変更しました。

なんとか、15:37によしうみいきいき館に辿りつくことができました。相方の計画では15:30にはゴールしているので、だいぶ遅れています。

よしうみいきいき館

よしうみいきいき館の雰囲気が全く伝わらない画角なのは、来島海峡大橋へのアクセス道が気になって、あの高さの橋までの登りってどんな坂なんだろうというところに意識が向いてしまった結果です(苦笑)。

区間⑤ →シクロの家@今治

ジュースでエネルギーをチャージできたので、最後の橋を目指します。

結局、500mlのペットボトル4本を3人で飲み切れなかったので、水分はひとり500ml1本で足りるくらいでした。日影に入ると肌寒く感じるくらいだったので、初心者の僕らでも走り易い気候でした。

来島海峡大橋は、大島と今治のに架かる総延長4.1kmの3つの吊橋の総称で、ここまで渡ってきた橋とは別格です。

近くで見ても巨大すぎます。

あの高さまでの坂を登るのは大変だろうと、3人で喧々諤々しながら登り口に向かいましたが、流石に自転車がアクセスしやすいように考えられていて、今治大三島自転車道線を登っているとスムーズに来島海峡大橋に合流することができました。

今治大三島自転車道線から見た来島海峡大橋

来島海峡大橋からの眺めは、しまなみ海道の絶景の集大成という感じで圧巻でしたが、後ろからサイクリストがずっと付いて来るので、止まって写真を撮る余裕はなく、目に焼き付けてもらいました。

絶景に圧倒される一方、自転車にとって4kmの橋はかなり長い。ゴールがちらついているので、次男から「あと何km?」と聞かれながら無事に渡りきることができました。

今治市内を走って辿り着いたゴールはこちら。

ゴール地点のシクロの家

ゴールはサイクリストで賑わっているのかと思いきや、誰もいない。今治→尾道のルートを走る人が多いのかもしれませんね。

  • しまなみゲストハウス「シクロの家」
  • 〒794-0028 愛媛県今治市北宝来町1丁目1−12
ホテルで原付班と合流

途中から参戦した次男は、大島の坂にくじけそうになりながらもなんとか40kmを完走。

次男の行く手を拒んだのは坂だけでなく、尺取虫。

尺取虫が服に付いた程度で、ゴキブリが背中に入ったくらいの慌てぶりが可笑しかったけど、あまり反応するとまた次男のテンションが下がるので軽く流してやり過ごしました。

上手い具合に服に付くなぁと感心していたけど、木の枝から糸でぶら下がっているところを僕らが自転車で走っていたので、糸ごと尺取虫を絡め取っていたというわけ。

尾道→今治の80kmを完走出来た長男は、練習してきたことを本番に発揮することができて、中学最初の成功体験になったみたいです。

心配していた天候にも恵まれて、絶景を堪能できた最高のサイクリングになりました。誘ってくれたNさん、ありがとうございました。

仕上げの尾道ラーメン@東珍康

しまなみ海道の仕上げは、東珍康で初尾道ラーメン。

尾道ラーメン 東珍康

前の日からホルモンが食べたくて、選んだスタミナラーメンは家族が頼んだ尾道ラーメンとはまったくの別人だったけど、めちゃうま。

スタミナラーメン@東珍康

尾道ラーメンの塊の脂もすごかったけど、スタミナラーメンのアツアツのホルモンの脂の層は衝撃的でした!味見をした相方と長男がスタミナラーメンの方が良かったという反応をしていました。

  • 尾道ラーメン 東珍康
  • 〒722-0022 広島県尾道市栗原町6023−5
  • TEL:0848-23-4537

装備の最適化

ビワイチの日は、バンに載せていた自転車同士が擦れて傷がついてしまったので、今回は家にある緩衝材の銀マット3枚全部を使いました。

ビワイチの時の自転車の運搬方法

スタンドで自転車3台を立てて、間に緩衝材を挟んで、前後に動かないようにriwのベッド用のパーツで挟むのは前回と同じ。銀マットが足りない所は仕方なく段ボールを使いました。

今回の自転車の運搬方法

工夫したのは、左右に倒れないように重たいペグケースを重しにして、左端の自転車のタイヤを固定しました。また、自転車のハンドルが左後の窓に当たっても大丈夫なようにハンドルにクッションを巻き付けています。

荷室に自転車を積むときはそこそこ時間が掛かるけど、出すときは簡単に出せるので、年に2回くらいならこの方法でいいかなと思っています。