ラボブログ

楽をするつもりが逆に過酷な道を登ることになった蛇谷ケ峰トレッキング

スタート地点はキャンプ場

二泊三日のキャンプの中日に山に登るっていうのに憧れていました。家から電車に乗って六甲山に登るのとは違って、下山したらすぐに温泉に入れたら最高じゃないですか。それに一泊二日のキャンプは慌ただしい反面、キャンプの中日は意外と時間を持て余すことが多いのです。

ベースキャンプの朽木オートキャンプ場

楽する気満々でショートカット

キャンプ場(朽木オートキャンプ場)から蛇谷ケ峰へ登ると片道3時間掛かるので、朽木スキー場まで車で移動してショートカットする方法をキャンプ場の人に教えてもらいました。

この日は下山したらプールに入りたいって子供達が言っていたので、登山2回目の子供達にはハードだろうと思ってスキー場まで車で登ることにしました。急遽予定を変更することになりましたが、朽木スキー場から蛇谷ケ峰までの登山道は1つだけで迷いようがないとキャンプ場の人から聞いたので、スキー場の駐車場に到着したときは余裕すら感じていました。

蛇谷が峰登山口

さて登山口はどこなんだろうか?

とキョロキョロしているところに一見してベテラン風の人達がやって来ました。

これはしめた!と登山口までさりげなく付いて行くことにしました。他には誰もいないので、さりげなくはかなり無理がありますが(苦笑)。

途中で景色が変わる

ベテランさん達はスキー場のゲレンデを迷いなく登っていきます。ゲレンデを登り切った先に登り口があると信じて僕らは付かず離れず付いていくことにしました。

ベテランさん達に付いていく

ゲレンデが終わる頃に景色が変わりました。ここが登山口かと僕らは色めき立ったのですが、想像していた登山道とは思えないような荒れた道を登っていきます。でも他に登山道らしきものは見当たらないので、そのまま付いて行くことにしました。

気がつくと先を歩くベテランさん達は相当険しい道を進んでいきます。六甲の登山道ならロープが張っててもいいくらい傾斜のある道なき道です。それでも僕ひとりなら少し離れて付いて行くのは問題ないんですけど、今回は風吹岩に登ったことがあるだけの子供達も一緒(汗)。

ここから先はしばらく撮れないと思って撮った写真です。

蛇谷が峰を登る

奥に見えるのがベテランさん達です。相方とベテランさん達を結ぶラインを長男が登っていればなんとかなるかなと思いましたが、とんでもないところにいるのでこれはヤバいかもと気持ちを引き締めました。それに急斜面過ぎるのでこのルートで下山するのは無理だなぁと思いました。

ここからが予想以上にハード。

足を滑らせると一気に落ちてしまいそうな急斜面なので、子供達を一人ずつ手を引いて安全な場所まで誘導してまた戻るというのを繰り返しながら登っていきます。

ハイキングコースのような道を歩くイメージだったので、僕はいつものブーツではなくスニーカー、当然のように子供達もスニーカー(汗)。

鬼滅の刃で蜘蛛の鬼を見てからクモが苦手になった次男の顔にクモの巣ついてパニくったときは終わったと思いましたが、次男の叫び声を聞いてベテランさん達が少し戻ってきて子供達のサポートしてくださいました。

ベテランさん達が途中から僕らが付いて来ているのに気がついて、待っていてくれたり、子供達に頑張れ!もう少し!と声をかけてくれていましたが、次男の様子を見て流石に危ないと思ったのでしょう。

途中からベテランさん達と合流して、一緒に登山道に出れたときは心底ほっとしました。

登山道@蛇谷が峰

こういう道を想定していたのでスニーカーでも全然余裕だと思っていたんですけどね。台風かな?登山道を塞いでいる倒木が大胆に伐られていました。

山頂は快晴なり

蛇谷ケ峰山頂902m

山頂についたのが12時過ぎなので約2時間。くつき温泉てんくうから3時間掛けて登るより楽だったか?と聞かれたらかなり微妙です(苦笑)。

今だから言えますが、途中からかなり厳しい状況で登っているのを自覚しながら登っていました。傾斜はきついし、枯れ葉が積もっているので、足元も不安定。もし雨でも降って来たら相当やばかったと思います。

無鉄砲な登山になってしまったことを反省しながらこのおにぎりを噛みしめました。疲れた身体に染みる濃い目の味付けが美味かった。

無鉄砲高菜チャーハン

山頂に着く頃には子供達もいつもの元気を取り戻していました。またひとつ経験値が上がったんじゃないでしょうか。

蛇谷ケ峰登ったどー

帰りは脚に来る

帰りは本来の登山道で下山します。ここは登山というよりもハイキング感覚で歩けますね。この道で登っていたら余裕だったでしょうね。ほとんど記憶に残らない登山になったかもしれません。

本来の登山道はハイキング感覚

こんな道でもおじさんの場合は下りは脚にきます(苦笑)。

登り口はこちらです

下山中の僕の最大の関心事は、この道はどこに続いているんだろう?ということでした。朽木スキー場なのは間違いないとして、登山口はどこだったのか?早く確かめたかったからです。

ここがようやく辿り着いた朽木スキー場の登山口です。

登山口@朽木スキー場

スキー場に入ってすぐの所にあるリフト(ロープトゥ?)の傍の道を登っていくと右手に登山口はありました。

リフト(ロープトゥ?)@朽木スキー場

ゲレンデを登りながら景色を楽しんでいるように見えたけど、いま思えばベテランさん達も登り口を探していたような気がします(爆)。

何はともあれ、怪我や事故なく下山できてよかったです。トレッキングは時間・体力・精神ともに余裕をもって楽しみですね!自戒を込めて。

下山した後は、約束通りくつき温泉てんくうでプールに入ったのでした。登山からのプール、楽しかったけど、疲れた。