ラボブログ

究極の雪中キャンプ!?雪国名物のかまくらを作ってみた!

雪中キャンプの写真を本気のキャンパーさんがインスタに投稿しているのを見ると、雪国育ちで雪の怖さを知っている身としては凍死しないかな?と雪の中で寝るのは怖いです。雪中っていっても寝るのはテントの中だし、ガンガンにストーブを焚いているから寒くはないんでしょうけど。

怖いと思う反面、雪の上に張ったテントを雪中と言ってしまうのは雪国育ちからするとなんか違うよなぁと思うんですよね。なんだか人工雪のスキー場みたいな感じ。って全然伝わってませんよね?苦笑

雪中といったら圧雪ブロックでつくるエスキモーの家、イグルーのイメージなんですよね(僕の勝手なイメージなのでスルーしてくださいね~)。もう少し身近なものだと東北地方などの雪国で作られる「かまくら」です。子供の頃は小さなサイズだけど友達とかまくらを作って遊んでいました。

山形に帰省したときに童心に帰って雪国名物のかまくら作りに挑戦しました。

かまくらの作り方

  • ①雪を山のように積み上げる
  • ②ひと晩寝かして固める
  • ③入口を作って中の雪を書き出す

かまくら作りは簡単にまとめるとこの3つの工程です。僕の場合は見た目だけのなんちゃってなのでやりませんが、強度を高めるために②の前に水を掛けて凍らせることもあるようです。スキー場などにある本格的なかまくらは事故防止のために内部を補強しているのかもしれません。

大人が中で立てるくらいの高さに雪を積みあげるのが理想ですが実際には難しいです。四方を囲うように板を組んでそこに雪を入れて直方体を作ってから要らない部分をスコップで削ると高さのあるかまくらを作れそうですが、そこまで本格的なものは誰も求めていませんよね(苦笑)

かまくら作りに挑戦

かまくら作り1日目

雪がかなり積もったのでその舞台は整いました。

かまくら建設予定地

実家の畑にかまくらとソリができる坂を作ります。父親から大根を埋めている場所の上には作るなと言われたので(笑)、そこを避けて頭の中で設計図を描いてみます。これでも前職は土木のエンジニアなので俄然やる気が出てきました。

雪は1m近く積もっているのでこの状態からかまくらを作るのは簡単だと思うかもしれませんが、直前に降った雪がパウダースノーなので踏むとズボっとぬかります。そしてブーツに雪が入ってきます。

かまくらの強度を高めるために雪を盛っては上から踏みつけて、盛っては踏みつけてを繰り返します。パウダースノーが混ざっているので、もう少し水分を含んだ重い雪だとベストです。

かまくらの原型

ここまで雪を盛るのに父と妹を巻き込んで2時間掛かりました。子供が上に登っても崩れない位には締まりました。

1日目のかまくら

ここで1日目の作業は終わりです。一晩寝かせてしっかりと固まるのを待ちます。かまくらを作るのは30年振りだし、雪かきだって久し振りなので筋肉痛になるのは必至です。

かまくら作り2日目

起きると少し雪が積もっていました。ひと晩寝かして(冷やして)雪がしっかり固まったようなので入り口から掘っていきます。

ひと晩寝かせて固めたかまくら

先が丸い形の鉄製のスコップは重いので雪かきをするには扱いにくいのですが、重いだけあって硬い雪でも楽に掘れます。

まずはかまくらの入口を掘ります

硬いのは雪の表面だけなので内部はザクザクと簡単に掘り進めることができました。雪を盛った時と比べたら掘るのは楽なもんです。

途中でもとりあえず入りたくなるよね(笑)

かまくらから掘った雪はママさんダンプに載せてかまくらの裏手に捨てに行きます。

ママさんダンプ

捨てるというのは方言で一箇所に積み上げてソリ用の坂を作りました。

かまくらの奥に見えるのがソリ用の坂

子供らは真っ直ぐ滑れないのでかまくらに激突したりしますが、多少の衝撃にはびくともしない強度のかまくらが完成しました。イグルーとはだいぶ違いますがサイズ・見た目ともに過去最高のかまくらができました!

かまくら2019

山形で暮らしていた18年間の正月のキーワードはお年玉、初詣、年賀状、冬休み、受験など結構いろいろありました。実家を出てからの約30年は正月はほぼ山形の実家で過ごしているので、普段見ることができない雪が正月のキーワードです。

小学生までは雪でおもいっきり遊んでましたがスキーを除けば中高生以降は雪は邪魔者でしかなかったですね。吹雪の中を通学したり、雪でバスが遅れて遅刻ばっかりだったり。大人の冬の朝は家の前の雪かきから始まるし、車に積もった雪を降ろさないと出かけられないし。雪が多いことも地元を離れたかった理由の1つでした。

なのに、子供が生まれてからは雪で遊ぶのが正月の恒例行事になりました。いい大人になってから嬉々として雪で遊ぶ日がくるとはかなり不思議な感じです。

雪が少ない年はミニサイズのかまくらしか作れないこともあります。畑の上の雪をギリギリまで使ったので土混じりです。。

かまくら2020

かまくらでデイキャンプしてみた

くっつきやすい最高の雪質だった2022年は過去最高に高さのあるかまくらができました。どことなく我が家のメインテント、クラシックジャック100に似ています。

かまくら2022

デイキャンプはまずは腹ごしらえから。お正月らしく餅とみかんとカップ麺?をいただきます。

お正月らしい?キャンプ飯

雪だるまを作ったり、かまくらの裏に作った坂でソリを楽しんだ後は本気の雪合戦を暗くなるまで楽しみました。

本気の雪合戦

雪の量と質が申し分なかったので中で立てる高さのかまくらを目指して気合いが入りました。このかまくらは完成まで4日掛かっています(12/30~1/2)。詳しい作り方をInstagramで紹介しています。

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かまくらは泊まれるのか?

かまくらってフロアマットがない状態のテントみたいです。泊まるにはコットと寝袋が要りますね。ちなみに1月の16時30分頃のかまくらの中の温度は1℃でした。外の気温とほとんど変わらないので暖房はマストです。

かまくらの気温1℃

ストーブを使うなら換気用の窓がいるだろうし(これだけ入口が開いてれば大丈夫か?)、熱でかまくらが崩れないように天井に補強がいるかもしれませんね。かまくらの中にランタンを置く場所も作ろうかと妄想が膨らみます。

まあ、ひと晩寝るだけならこの辺があればいけるかもしれませんね。

  • PowerArQ2と電気毛布
  • 寝袋(スノーピークのセパレートオフトンワイド)

でも実家に持って帰ってませんけど。だから全然ダメなんですがとりあえずかまくらの中で寝てみました。

かまくらで横になってみた。

広さは十分にいける。大人2人は寝れそう。でもこのまま寝たら新年早々、残念なニュースをお知らせすることになりそうなので(笑)、今回は諦めます。

うちの両親が元気なうちは正月にかまくらに泊まるなんて言ったら、気でも違ったか?と卒倒されそうなのでまだ先になりそうですけど。いつか自分で作ったかまくらに泊まる日を夢見て、かまくら作りのスキルを上げようと思います。

ちなみに長野県の戸狩温泉にはかまくらに泊まれるかまくらホテルというのがあるみたいです(1日3組)。テントを張る必要もなければ自分でかまくらを作る必要もない。雪中キャンプ界隈のグランピング的存在なのかもしれません。