泡盛に入れる・搾る用にシークワーサー(和名ヒラミレモン)をさりげなくつけてくれる沖縄料理屋さんがあるくらい、泡盛とシークワーサーの相性は抜群です。泡盛が飲みやすくなるだけじゃなく、あの酸味がいい仕事をしてくれます。
ど定番から変化球までシークワーサーを使った泡盛のおいしい飲み方をご紹介します。
目次
果実をそのままで
シークワーサーを2つに切って搾らずにそのまま泡盛の水割りにいれるだけ。じわじわやってくるシークワーサーの味わいをあせらずにゆっくり楽しむ。まずはこんな飲み方から。
泡盛専用のシークワーサーです。
シークワーサー果汁もあります。これは泡盛専用シークワーサー「ゆるーりたいむ(沖縄時間)」。お店の方によると割り材ではなく使い方は泡盛にポタポタと2、3滴垂らすだけみたい。簡単ですがなんと500ml入り!
ビーチパーリーとかで大勢で飲んだり、業務用なら大活躍しそうですが自宅用にはかなり多い・・・。だってポタポタですよ。確実に古酒になりそうです(笑)。
気になったけどさすがに買えませんでした。でもこんな果汁があれば季節を問わずにシークワーサーを絞った泡盛を楽しむことができそうですね。
シークワーサージュースで飲みやすく
飲みやすさを求めるなら泡盛をシークワーサージュースで割るのがオススメです。これはシークワーサードリンクの阪神タイガースバージョンと泡盛を1:1で割っただけのなんちゃって泡盛カクテルです。
シークワーサーとは無関係ですが・・・山形出身の僕が関西で暮らし始めて間もない頃、阪神電車で通勤していた時の話です。
阪神電車の車内で阪神タイガースのユニフォームを着た人に、他の乗客が親しげに試合結果を尋ねるという場面に初めて遭遇した時は衝撃的でした。阪神間って都会だと思っていたけど、電車の中で知り合いが乗り合わせることも案外多いんだなと勘違いしていました(苦笑)。
後で事情を理解した時は、車内に阪神ファンの一体感が生まれる雰囲気をいいなと思いましたが、面白いもので試合結果を尋ねてはいけない日はみなさん心得ているようで、そんな日は試合直後の電車にもかかわらずお通夜のような静寂さが車内に漂っていて、僕も息をひそめて家路を急いでいました・・・って阪神から思い出したどうでもいい話でした。
シークワーサーを凍らせて
凍らせたシークワーサーの実を氷代わりにする飲み方もありますが、今回凍らせたのはシークワーサージュースです。丸氷が作れる型で凍らせてみました。シークワーサーで作った氷に泡盛とでソーダを注いで軽くステアすれば完成です。
氷をクルクルと回すと泡盛の温度が下がるのと同時にじわっとシークワーサージュースの風味がにじみ出てきます。
1杯目を飲み終える頃には氷がほどよく融けているので、そこに追い泡盛をしてマドラーで氷を崩すとシャーベット状のシャリシャリのシークワーサー泡盛を楽しむことができますよ!
ちなみに、シークワーサーを使った泡盛リキュールを凍らせるとこんなシャリシャリのシークワーサー泡盛を楽しむことができます。
コラム|生搾りの果汁で久高島の記憶が甦る
これは久高島に泊まったときにお土産にいただいた生搾りシークワーサーです。
果汁を少し入れた泡盛の水割りを飲むと、久高島のイシキ浜で浴びた朝日の記憶が鮮やかによみがえってきました。
久高島でバーベキューを楽しんだ夜や旅立つ朝に持たせてもらったお弁当まで。
一泊だけでしたが久高島で過ごした時間は本当に特別な時間でした。
なにもないけどなんでもあるという表現が似合う沖縄ですが、この言葉が一番しっくり来たのは久高島に泊まったときでした。久高島は日帰りで訪れる方が多いみたいですが、島に泊まることもできます。僕らが泊まったのは久高島宿泊交流館です。機会があれば久高島での特別な時間を味わってみてください。
泡盛×シークワーサーはいかがでしたか?泡盛の水割りにシークワーサーをプラスするだけでも味わいも雰囲気も変わります。カットして果実をそのまま水割りに入れたり、果汁を搾ってしっかりとした酸味を味わうのもお好みで。果実、果汁、ジュースとバリエーション豊かに楽しむことができます。ぜひ泡盛ライフにシークワーサーで彩りをプラスしてみてくださいね!