6月7日から1週間にわたり阪急うめだ本店で開催された「おいしい かわいい 沖縄展」で泡盛イベントを担当させていただき、初めての試みだったワークショップを開催しました。
- 「ワイスタイル横山シェフによるマカロンと泡盛のマリアージュ講座」
- 「泡盛マイスター伊藤薫による泡盛飲み比べ講座」
- 「ワイスタイル横山シェフによる泡盛を使ったマカロン作り」
画像を中心に泡盛イベントを振り返りますと言いたいところですが、今回はワークショップ形式のため撮影をお願いしていなかったのであまりいい画像がないんですよね~(汗)。言い訳はさておきとにかくいってみましょう!!
目次
マカロンと泡盛のマリアージュ講座
箕面市にあるマカロンが人気のお店「パティスリーワイスタイル」の横山 由樹シェフと泡盛マイスター伊藤がタッグを組んで、これまでとはひと味違った泡盛の楽しみ方としてマカロンと泡盛のマリアージュを楽しんでいただきました。
ちなみにマカロンと泡盛のマリアージュはマカロンとシャンパンのマリアージュからヒントを得て企画しました。今回出店されている4つの酒造所の泡盛から「残波ホワイト」と「暖流」をチョイスして、横山シェフとこの2種類のソーダ割りに合わせるならどんなマカロンがいいのか?という視点でを15種類のフレーバーのマカロンの中から選びました。
僕らが考えて講座の中でご紹介したのはこちらの組合せ。残波ホワイトのソーダ割り(左)にはゆずフレーバーのイエローのマカロン、暖流のソーダ割りである暖ボール(右)にはピスタチオフレーバーのグリーンのマカロン。
イベント中は撮影をする余裕がなかったので画像は事前に予行練習していたときのものです。ちなみに真ん中は僕のオリジナル泡盛「泡盛でカリー!ブレンド」で赤のマカロンは「暖流」を使った泡盛マカロンです。
ありがたいことに「今回のイベントに参加してはじめて泡盛を飲みました。泡盛って思っていたよりも飲みやすくておいしいんですね」と何人もの方に感想をいただきました。お話を伺うと参加されたきっかけは様々でしたが、まさに企画する側の狙い通りのお声をいただくことができました。
泡盛ファンの方からも「マカロンとのマリアージュなんて目からウロコでした。とっても美味しい組み合わせでした」といった感想をいただくこともできました。気になった方はぜひ15種類のマカロンと泡盛のソーダ割りのマリアージュにチャレンジして、みなさんならではのベストマリアージュを探してみてください。
横山シェフの粋なはからいで泡盛でカリー!のロゴをプリントしたマカロンを準備してもらっていて感激しました!
泡盛を使ったマカロン作り
「マカロンと泡盛のマリアージュ」をテーマに企画した今回のもう1つの講座は「泡盛を使ったマカロン作り」でした。泡盛を使ったスイーツはいろいろありますがマカロンというのは見たことがなったことと、お菓子作りに興味がある方に向けて泡盛の魅力を伝えることができればと思い企画しました。
この講座を通して僕自身も泡盛マカロンの作り方をマスターしたかったので写真はたくさん撮っていましたが、さすがにイベント中はバタバタしてて作り方をちゃんと聞けなかったのが残念です。東京や沖縄の泡友さんから参加したかったと言われていたのでマスターしたかったのですが、断念しました。
ワイスタイル横山シェフによる泡盛を使ったマカロン作りの画像をまとめていますので雰囲気だけでも楽しんでいただけなら。動画撮れば良かったよ〜(泣)。
泡盛マカロンに使った泡盛は「暖流(40度)」・神村酒造です。
口に入れた時にどれだけ泡盛の香りを感じられるかを横山シェフと悩みながら作り上げました。
泡盛マカロンは今回の講座用に特別に作っていただいたものなので、残念ながらワイスタイルさんでもお買い求めいただくことができません。実は僕も当日の完成品は食べてないんですよね。講座に参加された方に感想を聞かせていただきたいです。
泡盛飲み比べ講座
「同じ原料で同じ造り方でも酒造所によって味わいの個性が光るのが泡盛の面白いところ」
僕がことあるごとに言い続けているここを感じて欲しいと思い、泡盛の飲み比べ講座を企画しました。
泡盛ファンではなく泡盛初心者・お酒好きな方に参加してもらいたいなと思って、泡盛は特に変わったものではなく定番の泡盛を準備していました。
ひねらずともそれぞれの酒造所の代表銘柄を取り上げただけで、個性を感じていただけるチョイスになっているんじゃないでしょうか。新酒だけではなく古酒もあるし、アルコール度数も12度から35度までと幅広く、わかる人は納得してもらえる自信があります。
また水と炭酸水を準備していたのでストレートだけではなく、泡盛によっては水割りや炭酸割りにして、さらにその泡盛の魅力を感じていただきやすい飲み方で飲んでいただきました。味わいの個性を感じ、そして自分の好みの味わいを見つけてもらうにはテイスティングが一番と思いますが、僕ら泡盛マイスターがするようなテイスティングはやっぱりハードルが高い。
そこで今年の4月26日に沖縄国税事務所が中心となって完成させた泡盛フレーバーホイールを使ってのテイスティングをご紹介しました。
泡盛フレーバーホイールというのは、ナッツ、バニラ、キノコ、ヨーグルトなど37種類の香りと渋味、甘味、辛味など12の味わい、泡盛の代表的なにおいと味わいを円にしたもので、泡盛の味わいの個性の違いを簡単に視覚で感じることができるツールなんです。
できたてほやほやの泡盛フレーバーホイールを沖縄国税事務所さんからOKをもらってご紹介しました。
そうそう。僕が楽をしたかったからではないのですが(笑)、泡盛飲み比べ講座にもスペシャルゲストをお呼びしていました。
スペシャルゲストというのは泡盛マイスターの先輩のお二人、神村酒造の中里 迅志専務、久米仙酒造のカリスマブレンダー中村 真紀さんです。
「造り手の方、中でも役員の方やブレンダーの方のお話を聞きながらの泡盛のテイスティングはめちゃくちゃ楽しかったです」と言っていただいたり、対象は泡盛初心者の方だったのですが、泡盛ファンの方からも「家で飲むときも泡盛フレーバーホイールを使ってみます」と喜んでもらえました。
お二人のお話から僕自身もたくさん学ばせていただくことができました。ありがとうございました。それにしても講座中の中村 真紀さん(まっきーさん)の画像がないのが残念です。。
泡盛マイスターが気になった泡盛達
「おいしい かわいい 沖縄展」には今回初出店の「比嘉酒造」をはじめ、沖縄本島から「神村酒造」、「久米仙酒造」。宮古島から「多良川」の4社の泡盛メーカーさんが出店されたので売り場は泡盛でいっぱいでした。昨年のように僕がオススメの泡盛をピックアップしてご紹介することは今年はしなかったのですが、売り場に立ってみて気になった泡盛達をご紹介します。
まずは比嘉酒造さんの「残波1999年」。こちらは基本的には物産展でしか購入できない商品らしくファンの方が2本、3本とまとめ買いされている様子を阪神百貨店の「めんそーれ阪神の沖縄味と技展」のときから目撃してました。僕のまわりでもたくさんの泡友さんが買っていた泡盛です。
神村酒造さんからは新商品の「芳醇浪漫(5年古酒・51度)」。数量限定だったので早々に売り切れてしまっていました。万が一残るようなら欲しいなと思っていましたが案の定買えずじまい。
久米仙酒造さんは泡盛リキュールの「G.E.M」です。「めんそーれ阪神の沖縄味と技展」でも人気でしたが今回はスピード感が違いましたね。泡盛ファンというよりはお酒好きの方が興味を示してぱっと決めて購入されている感じでした。はじめに準備していた分だけでは足りなくて追加していたようです。
多良川さんは「多良川ブレンドキット」です。これは泡盛ファンの中でも一部の人だけが興味を示すようなどちらかというとマニアックな商品です。僕は4月にパレットで泡盛を買ったので購入を控えていましたが(笑)、泡盛4種類が入っててグラスもついてる。それで4,000円以下ってのは安すぎじゃないですか〜と買ってしまいました(^o^)
正直なところどの泡盛も全部オススメなんですけど、ここは心を鬼にして各メーカーさんからそれぞれ数銘柄をご紹介してみました。
今年もあわもりのお面を作りました
「何あれ?お面?メガネ?よくわかんないけどくだらね〜」と思ってる人もいっぱいいると思います(苦笑)。
泡盛を知らない人・飲めない人にも沖縄物産展を楽しんでもらいたくて、プロップスを作ったのがちょうど1年前の「おいしい かわいい 沖縄展」でした。
イベントのたびにプロップスを作ってるのも、オリジナル泡盛にプロップスを付けているのも。撮った画像をSNSにアップしてもらえたら、「あわもり」の文字を拡散することができたら。「何あれ?」って泡盛に興味を持ってもらえることもあるんじゃないかと思って真剣にやっています。真剣にってバカですよね〜。でも楽しいんです!
というわけで今年の「おいしい かわいい 沖縄展」でもスペシャルプロップスを準備していました。今年のプロップスはオリジナル泡盛のプロップスをアレンジしたものなのでケースに入れて並べるとこんな感じ。
泡盛イベントの準備などでバタバタしていることが多くて、僕のスマホの写真はそんなに多くはないのですが、こうして画像を見ていると楽しんでもらえているのが十分に伝わってきますよね。余談なんですが最近自撮りが上手くなりました。プロップスの写真をたくさん撮っているからだと思われます(苦笑)
泡盛イベントを終えて
今年も「おいしい かわいい 沖縄展」に連日、たくさんの方にお越しいただきましてありがとうございました。泡盛売り場に立てる時間は限られていましたが、泡盛ファンのみなさんがお目当ての泡盛をどんどん買っていかれる様子を見てとっても爽快な気分でした。
爽快な気分の一方で今回は泡盛イベントのことでずっと頭がいっぱいでした。果たしてマカロンと泡盛のマリアージュが受け入れられるのか?加えて泡盛初心者の方に向けて企画した3つの講座全てが新しい試みだったというのも大きな理由です。
参加された方に聞いてみると「泡盛は飲んだことがありません」、「普段ほとんど泡盛は飲みません」という方もいらっしゃったので泡盛に興味を持っていただくきっかけとしては大成功だったんじゃないかなと思っています。
今回は3年目だったので初心に返り挑戦するつもりで全て新しい企画を準備していたので、ホッとすると同時にやって良かったという思いが込み上げてきました。
快くコラボを引き受けていただき、何度も改良を重ねて渾身の泡盛マカロンを完成させてくださった横山シェフとワイスタイルのみなさんには感謝しかありません。本当にありがとうございました。
今までなかった泡盛マカロン(たぶん)。今までなかった理由には作るのが難しいからもあるんだろうと今更ながら思いました。横山さん 無茶ぶりを許してくださいね~。
いろいろと泡盛を使ったスイーツを食べてきましたが、今回の泡盛マカロンがナンバー1でした。機会があればたくさんの方に泡盛マカロンを味わっていただきたいです!
最後になりますが、応援に駆けつけていただいた方、応援のメッセージをいただいた方、また今回の機会を与えていただいた方、本当にありがとうございました。そして泡盛イベントにご参加いただきましたみなさん、本当にありがとうございました。この場を借りてお礼を申し上げます。
来年もまた阪急うめだ本店の「おいしい かわいい 沖縄展」でお会いできるように、そんな機会をいただけるように頑張っていきます!