神村酒造さんといえば樽貯蔵泡盛。三代目の神村 盛英氏が泡盛を樫樽に寝かせることを思いつき、10年の研究を重ねて1968年に完成させた樫樽貯蔵泡盛が「暖流」です。他にも樽貯蔵をしている酒造所がありますがこちらが樽貯蔵泡盛の元祖になります。
暖ボールから酒造所見学まで神村酒造さんの泡盛の魅力についてまとめてみました!
目次
暖流で作る暖ボールとは?
「酒」と書かれた沖縄から届く段ボールは僕にとってはまさにプレミアムなダンボールですが、段ボールじゃなくて暖ボールのお話。暖ボールは神村酒造さんの樽貯蔵泡盛「暖流」で作るハイボール。泡盛ファンには説明不要ですね。
沖縄限定の40度で作るプレミアムな暖ボール
沖縄限定ですがアルコール分が40度の暖流もあります。阪急うめだ本店の沖縄物産展でもらったレシピにプレミアム暖ボールの作り方が紹介されていました。
レシピにあったソーダの代わりにウイルキンソンのミキシンググレープフルーツを使ってみました。別にアレンジするつもりはなかったのですが、作り始めてからソーダを買い忘れたことに気がついたからです。。
せっかくのオレンジの香りがグレープフルーツの香りで目立たなくなったのはもったいない気もするけど、ウイルキンソンのハッキリした甘さで飲みやすいことこの上なしです。グイグイ飲めます。マイルドに感じる暖流の樽香もいい感じ!
このグラスに暖流コースターはいらなかったと思いますが、使いたかったので許してください(笑)。
このウイルキンソン自体すごく美味いなぁと思ったら、カクテルコンペで優勝されたバーテンダーの方が監修しているらしい、通りで美味い筈です。アレンジはもちろん楽しいのですが次はソーダを準備してちゃんとレシピ通りに作ってみます。
プレミアムなソーダで作る暖ボール
沖縄限定の特別な暖流にはやっぱり特別感のあるソーダを合わせたい!と思っていたら山崎の天然水を使ったプレミアムソーダを見つけました。
繊細な泡が口の中で心地よいプレミアムなソーダで暖ボールを作ってみると、まさにプレミアムな美味しさでした。特別感のある暖ボールには何か特別感のものを合わせたくなりました。
そこで日本一大きい栗の登場です。甘すぎない西明寺栗の渋皮煮との相性もグッドでした。
こちらは、暖流40度とジョンさんのチーズと泡盛チョコがセットになった商品です。
神村酒造の主な泡盛
泡盛大神はここでしか飲めない
大阪で居酒屋に飲みに行くと泡盛はほとんど置いてないわけです。あるとしたら「残波」「くら」が多いかな?ときどき「春雨」や「於茂登 炎(ほむら)」も見かけることがあります。
だから何かの懇親会でチェーン店の居酒屋に行くと泡盛は期待できなさそうですが、実は「魚民」「白木屋」「笑笑」には他では飲めない泡盛があります。それがこちら「大神(25度)」なんです。
神村酒造さんが造る泡盛で「魚民」などを運営するモンテローザグループのプライベートブランドのようです。
「大神」の名前は酒造所の「神村」から取っているわけではなくモンテローザグループの大神社長のお名前からのようです。「大神」は泡盛以外に芋焼酎や梅酒、甲類焼酎なんかも展開しているみたいなので間違いないでしょう。
大神は魚民でしか飲めない泡盛じゃなくて、モンテローザグループの店舗数から考えると全国どこででも飲める泡盛なのかもしれませんね。それもこれもこの方の営業力のなせる業ですよね。
芳醇浪漫
2016年の泡盛初めに選んだのは甕貯蔵の「芳醇浪漫(3年古酒・44度)」
神村酒造さんから届いた季節のお便りを見て気になっていたので、年末に山形の実家に届くように手配しておきました。泡盛のことになると仕事以上に用意周到かもしれません(笑)。
初秋のお便り、冬のお便りなどのカタログと神村酒造蔵だよりという神村酒造さんのニュースレターが定期的に届くのを心待ちにしています。
天然の冷蔵庫(雪の中)でキリっと冷やしたものをストレートで味わうとバニラやナッツ様な香りを楽しむことができました。44度なのでひと口ずつなめるようにじっくりいただきます。沖縄繋がりで一緒に購入した紅豚のぎょうさや味噌漬け、ソーセージとの相性は抜群に良かったです。
でもすぐに食べきってしまったのと、沖縄つながりのマリアージュは想定内すぎたので、ちょっとひねってこんなものとあわせてみました。 甘く煮た無花果とブルーチーズ、黒い粒はドライブルーベリーです。
芳醇浪漫の濃厚な味わいとブルーチーズの相性が素晴らしかった!実家の冷蔵庫はなかなかネタの宝庫でした。年初なので泡盛は少しずつゆっくりといただきました。
夏泡盛
神村酒造さんの季節の泡盛シリーズの夏泡盛。これは氷たっぷりのオンザロックですが、ボトルのまま冷やして飲んだときはしっかりした甘味を感じることができて美味しかったことをメモしておきます。そこに氷を1つだけ入れるのもキリっとした印象になって美味しかった!
暖流40度
相方の出張土産のしょうゆ豆。香ばしく優しい甘さの先には唐辛子のピリ辛が待っていました。合わせるならこれだ!とひっぱり出してきた暖流40度がぴったりだと自画自賛中。
アンティークのLenoxのグラス(ショットグラス?)は氷が入れにくい位に細身なんですが、ストレートで飲むにはアリでした。
守禮
初垂れ66度
何度?って聞かれてもわかんないんですけど、濃いめに作った水割りがめちゃうまでした。
酒造所見学レポ@神村酒造
樽貯蔵泡盛、暖流の美味しさの秘密を探るべく、いざ工場に潜入!神村酒造さんの工場はとても近代的できれいな施設でした。工場内は泡盛の香りと木香が充満していてとってもいい香り~。
この中で泡盛が発酵中!
杜氏気分で1枚。麹づくりのつもりです(笑)。
工場の中はめちゃくちゃ暑かったです。作業される方は大変ですが、この暑さも美味しい泡盛を造るのに一役買っているんでしょうね。工場見学の後は泡盛ギャラリー「古酒蔵」に場所を移してお待ちかねの試飲タイム。勧められるままに試飲しまくり、運転手である相方の分までがっつりいただきました。
お土産は「守禮」の原酒51度をゲット!!!
散々「暖流」を取り上げといて「暖流」は買ってません(汗)。さらにアルコール度数51度の「守禮」は厳密には泡盛ではありません。。。
帰り際に「焼酎楽園」のバックナンバーをいただいて大満足で帰りました。特集は宮古島の泡盛づくしで工場の中以上にアツい内容でした。神村酒造さん 丁寧に説明して頂きましてありがとうございました。訪問日:2011年7月30日
【追記】 はじめての泡盛の酒造所見学が神村酒造さんでした。翌日が泡盛マイスターの筆記試験の日だったので、直前に詰め込んだ知識を確かめるようにおっかなびっくりで見学していた記憶があります。それがそのまま文章にも表れていて恥ずかしいのですが、そんな時もあったよなぁと懐かしく思えるので手を加えずにそのままにしています。