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口座とアカウント、子供のためになるのはどっち?

僕らが子供の頃は、親が子供名義の口座を勝手に作って貯金してくれる、そんなことが普通にあったと思います。

幸せになるにはお金が必要、コツコツ貯金をすることが美徳という風潮もあったように思います。なにより本人確認が緩かった、そんな時代。

最近、気になって読んでいる本の主張は「お金よりも信用が大事という世の中にシフトしている」だったり、「信用はお金に変えることができるけど、お金で信用は買えない」というもの。

AI、BI(ベーシックインカム)が普通になれば相対的なお金の価値が下がるとも。これはもう少し先の話かもしれないけど。

でも「既にお金が余ってきている」とも言われていて、普段の生活で実感することはありませんが、銀行が本業で赤字になるなんていう予測結果が出ているのを思えばそうかもなぁと思ったりもします。クラウドファンディングといった資金調達の選択肢もありますしね。

そう考えると、これから価値が下がっていくものよりも、価値が上がるものを貯める方が時代にあった生き方なんじゃないかなと。

僕らの世代は新しい時代に完全にはシフトできない気もするけど、子供達の世代は違うのでお金じゃなくて信用を貯める生き方をぜひ身につけて欲しいと思い少し考えてみました。

大人が信用を貯めようと思えば、

  • 約束を守る
  • 友達が困っていたら手を差し伸べる
  • 誰とでも同じように接する

パッと思いついたのはこの辺ですが、長男は・・・

  • 約束は守れないし
  • 友達ともしょっちゅう揉めるし
  • 弟に意地悪をすることもある(笑)。

小学生が信用を貯めるってかなり大変。

大人のように信用を貯めるのは無理だと思ったので、もっと子供の生活に直結したところで考えてみました。ロボット教室に限らず「何かをつくる」熱は盛りあがっているようで、折り紙やダンボール、箱とかでいろいろ作るんですが、取って置くと家の中が散らかり放題で片付かないんですよね。

でもせっかく作ったものをすぐ捨てるのも忍びない。そこで子供がつくったものは、写真を撮ってSNSに投稿してから捨てるというルールができてきました。それならなんとなく罪悪感が減らせるという理由です(笑)。

同じテーマで繰り返し、繰り返し投稿するんですよ。今日はビール、昨日はワイン時々泡盛じゃないんです。

いつも泡盛なんです!

自分を正当化しようとしてるわけじゃないです(笑)。

あれもこれもじゃ単なる酒好きで本当は何が好きなのかわからないし、泡盛が好きと言いながらビールの投稿が多かったら信用なんて得られないですよね。

それから投稿するのはいつも泡盛だけど、投稿したりしなかったりじゃ、やっぱり信用は得られないですよね。だからコレ(ロボット作り)っていう軸があってブレることなく継続することできたら、間接的かもしれないけど小学生でも信用を作ることにつながるはずだと考えました。

大人は思ったような結果が出ないからやめるという選択肢がありますよね。時間とお金がもったいないからとか、色々言い訳をして諦めてしまうことが大人は多いと思います。純粋に好きなことをやっている子供にそういう発想はないですよね。

飽きてしまうことはあっても、結果が出ない(投稿しても反応がない)ということは全く気にしていないので、つくることに対する子供のモチベーションがこれからどう変化するのか?好きなことならモチベーションは枯れないのか?にも興味津々です。

シンプルにいうと、まずは子供の軸になりそうな何かを見つけることが信用を貯める生き方につながるんじゃないかと思いました。小学生がブレずに続けられることっていうのも難しいんですけどね。

興味がなさそうでも少し強引にきっかけ作ってあげるのも小さいうちはアリかもしれないけど、子供が興味のあることを思いっきりさせる方がいいような気がします。僕の子供の頃の常識(思い込み)を振りかざしたところで、子供が生きる今の成熟社会に通用するはずはないとも思いました。まずは自分の常識を疑ってみようって。

というわけで、これからの時代を生き抜くには子供名義の銀行口座よりもSNSのアカウントを作ってあげる方が子供のためになるかもしれない?という仮説を思いついたのでSNSを活用して検証してみようと思います。

小学生にSNSの投稿ができるかといえばできないので投稿するのは親の役目。ちなみにInstagramの利用規約には13歳以上から利用可能とあるので、正確には親の名義で作るアカウントです。

ようするに親が子供の成長を応援するという趣旨のアカウントを作りました。子供よりも親のモチベーションが下がらないことを祈りつつ(笑)、さあ検証開始だ!!

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