某百貨店さんの沖縄物産展で3年間泡盛講座を担当したときの話です。
1年目2年目は無料でしたが、3年目の講座は有料にしました。会場は変わらず物産展会場の中だし試飲用の泡盛を増やしたことが有料にした理由なので、有料といっても500円でしたが大きな気づきがありました。
目次
参加しない理由に呆然
参加費は当日会場でのお支払いなので、直前でも事前申し込みのキャンセルがバンバン出て焦りました。。
で、会場にいらっしゃる方に「参加しませんか?」と声を掛けていたときです。
毎年、僕の泡盛講座に参加されている方を見かけました。ちゃんとお話したことはありませんが、チラシか何かを手渡す時に言葉を交わした記憶がありました。
毎年参加されている方なので実はかなり期待をして声をかけましたが・・・
「参加しません」という回答でした。
- 有料だからなのかな?
- 時間が合わないからかな?
他の時間帯にも講座があるので、もう一度押してみました。今度は参加しない理由も聞けましたが、ひっくり返りそうになりました。
理由はなんだったと思いますか?
理由は・・・泡盛が苦手だから。
えーーー!!!ってなりました。
「毎年泡盛講座に参加されてますよね?」
「なんでー??」←ここは僕の心の叫びです(苦笑)
間髪入れずに泡盛講座がスタートしたので、随分と気持ちが落ち着きましたが本当にびっくりしました。
有料化が教えてくれたこと
実は担当の方から伺ってました。泡盛が好きとかワイン好きということではなく、物産展の講座・イベントが好きな人がいる。こういうことなんですね~。
泡盛が苦手だからお金を払ってまでは聞きたくない。こんなにもわかりやすい方と出会えるとは(苦笑)
もし無料のままだったら。毎年聞きに来てくれるあの人は泡盛が好きなんだなという勘違いをしたままだったはずです。
これは有料にしてはじめてわかったこと。たったの500円ですが、真実に一歩近づくことができた貴重な経験になりました。真実って大げさですけどね(笑)
1年目から担当の方と目指していたのは①→④の流れを作ることだったので、有料講座にしたことは結果的によかったと思っています。
- ①泡盛講座
- ②試飲
- ③泡盛ブース
- ④お買い上げありがとうございます!
当たり前を少し変えてみよう
当たり前のように無料でやってることっていろいろあると思うんですけど、たとえワンコインでも有料にしてみるとわかることって沢山ありそうですね。
- スマイルを有料にしてみる
- お冷を有料にしてみる
- トイレを有料にしてみる etc
値段を倍にしてみるのも大きな発見がありそうです。ちなみに僕のオリジナル泡盛の値段も一般的な泡盛と比べると破格です。
儲けようとしてこの値段にしたわけじゃありませんが、自分で造ってるわけじゃないのでどうしても高くなります。価格設定ひとつで見てもらえる対象がまったく変わることがよくわかりました。
そして、僕の仕事である士業や講師は目に見える在庫がないのが普通なので、在庫になっちゃう商品を作ってみたら超絶勉強になりました(苦笑)。
試しに普段と違った商品を扱ってみてはいかがでしょう?新しい発見がきっとあるはずです。