7月からスタートした泡盛を“丸ごと”楽しむきき酒会は、おかげ様で途切れることなく無事に全5回を開催することができました。これもご参加いただきましたみなさん、そして酎房まほろばの橋本マスターのおかげです。本当にありがとうございました。
まだ泡盛を飲んだことがない方にも気軽に楽しんでいただけるようにと、泡盛リキュールからスタートしましたが参加者が泡盛好き、お酒好きばかりなので酵母の違う泡盛を飲み比べようなんて、途中からマニアックな方向に進んでしまいました^_^;
でもお酒好きばかりなので、泡盛度数当て・原材料当ての5回のきき酒ゲームは毎回盛り上がり、コンセプト通りの大成功だったように思います。
目次
第1回 泡盛リキュール編
泡盛リキュール編と題した回なので意気揚々と泡盛リキュールだけを準備してましたが、当日になっていくら飲みやすいとはいえ泡盛リキュールだけをこれだけの種類飲めるのかなと心配になってきました。
そこで、はじめに参加者の方に帰れま10のノリで1つづつ飲んでいきますよ!と宣言(笑)。まずはカリー!(乾杯)用に準備していた琉球アワモヒート(12度)@瑞穂酒造をいただきます(^^♪
琉球アワモヒートじゃなくてワインじゃないの?と思われたかもしれませんね。琉球アワモヒートは瑞穂酒造の仲里さんに教えてもらっていたとおり、辛口のスパークリングワインで割ってみました。
琉球アワモヒートよりワインの味わいが勝ってしまったようで、合わせたワインが良いワイン過ぎたという意見をたくさんいただきました。このワインは頂いたもので極辛口のとっても美味しいワインだったんですよね~。ワインだけで飲んだ方が美味しかったとは言いませんが、合わせるワインは再考の余地がありそうです。
この日1つ目の失態はスパークリングワインのコルクを途中で折ってしまったことです。開け方に問題はなかったと思うので、家での管理がまずかったんでしょうね。結局、酎房まほろば店主の橋本さんに丸投げして開けて貰いました。ごめんなさい。
続いては、瑞泉沖縄黒糖使用梅酒(12度)@瑞泉酒造。
ミネラルが沢山含まれている沖縄の黒糖と和歌山のブランド梅「紀州南高梅」を使ったリキュールです。ソーダ割りが人気でした。
お次は、請福生姜リキュール(12度)@請福酒造。生姜の搾り汁が沈殿しているので良く振ってからいただきます。 飲み方はそのままで、オンザロック、ソーダ割りと思い思いの飲み方を楽しみました。
当初の予定では2時間で終わるはずが逐一盛り上がってぜんぜん進みません。まさに帰れま10のノリでまだまだ続くのでした。そして、このあたりから記憶があいまい(苦笑)。
ここで満を持してアレを投入します!
アレというのは雨上がりの「やまとナゼ?しこ」でも紹介され、好評だったミルク酒(泡盛の練乳割り)です。宮古島発祥の飲み方なので地元の泡盛「多良川」を使いました。
ミルク酒を作るときに練乳を大量にこぼしてしまったのがこの日2つ目の失態です。それでも必要な量は十分に入りました。肉を切らせて骨を絶つというのはこういうでしょうか。←違うか(苦笑)。
瓶を良く振れば完成なんですが、練乳の後に入れる水を入れすぎてしまったので振るというよりゆっくりと攪拌するような感じでした。
ミルク酒を作って良かったと思ったのは珈琲泡盛コーヒースピリッツ(30度)@新里酒造のチェイサーにぴったりだったことです。
ちなみに糖が入っていないのでこれはリキュールではなくスピリッツになります。それからチェイサーといいながらミルク酒も12度ぐらいはありました。
どんどんいきましょう!請福ゆずシークヮーサー(10度)@請福酒造はソーダ割りが人気でした。
宵の紅茶(12度)@瑞泉酒造は、沖縄県産の一芯二葉の茶葉を使ったアールグレイの香りが素晴らしい紅茶の泡盛リキュールです。オンザロックで飲みましたが寒くなったらお湯割りにしても良さそうですね。
紅茶も緑茶も実は茶葉は同じとか、アールグレイというのはベルガモットで柑橘系の香りをつけた紅茶のことだといった知的な話題でも盛り上がりました。
〆は「泡盛仕込みシークヮーサー(7度)」・久米島の久米仙です。写真は撮り忘れました。3つ目の失態ですね(苦笑)。度数が低いのでソーダ割りよりオンザロックがおすすめです。家できき酒会の予行演習をしたときはフローズン泡盛カクテルにして飲んでみました。
結局、ここまで4時間(笑)。
最後にお願いしたアンケートでは請福生姜リキュールが一番人気だったようです。理由は確認していませんが、もしかして刺身と合わせるのに適していたから?と思ったりします。
橋本さんがお惣菜を9品準備してくれたのですがモヒートでもないし、珈琲でもないし・・・と刺身(右上)にはなかなか手を付けられませんでした。
生姜ならいけそう、いける!生姜って意外と幅広く楽しめるやん!ってことも理由だったんじゃないかなと。こういうのもやってみてはじめてわかること、いい勉強になりました。
イベントページ|泡盛リキュール編
第2回 度数いろいろ編
きつい・強い・飲みにくいと敬遠される泡盛ですが、のみごろひやさっさ(8度)@多良川あたりのかなり飲みやすいものから、強いといわれてもしょうがない43度のものまで実は幅広い度数の泡盛が販売されています。
ちなみに泡盛は焼酎乙類なので法律上45度以下という決まりがありますが、45度・44度は少なく多いのは43度です。というのも何かの弾みで(気候、温度)45度を超えてしまうのは問題なので、あまりギリギリにはしていないようです。
余談はこの辺にして今回は幅広い度数の泡盛を楽しもうという企画です。
泡盛がきつい・強いというなら、本当に違いがわかるのかチャレンジしてもらいましょう!ということで度数当てに使うシートも作りました。6種類の度数当ては泡盛マイスターの技能競技大会の競技種目になっているので、かなり本格的な度数当てだと思います。
なんだかんだいったところで、30度以上の泡盛をストレートで飲むと強いような気もしますが、沖縄でよく飲まれる水割りなら14度前後じゃないでしょうか。だからワインや日本酒と変わらない度数で楽しまれています。本格的な古酒は水割りよりもオンザロックやストレートがいいと思います。
それから宮古島独自の飲み方オトーリではもっと低くて10度前後の水割りだったりします。オトーリの場合は度数が低くないと、いろいろと大変になってくるのでしょうがないともいえるのですが。
そんなわけで、泡盛はきつくも、強くも、飲みにくくもないと声を大にして言いたいのですが、そんなことをいくらブログで書いてもそれまでなので実際に飲み比べてもらおうと企画しました。さてどんな会になったのでしょうか?
乾杯用に準備したのは残波あらごし梅酒(14度)@比嘉酒造でジェイアール京都伊勢丹の大沖縄展で仕入れてきたもの。僕を含めて全員が初めてでした。
残波あらごし梅酒のみなさんの感想をご紹介します。
すっきり飲みやすい
酸味がきいている
どろっとしていて濃厚
かき氷にかけてみたい
ソーダ割りがよさそう
特別な日に飲みたい
とにかく酔っぱらう前にやってしまおうということで、泡盛度数当てゲームに挑戦していただきました!今回は6種類の泡盛の度数を当ててもらいます。
はじめに度数当てのコツをお伝えしたのが良かったと思いますが、みなさん正解率が高い!そして、いないと思われた全問正解者もおひとりいらっしゃいました。全問正解されたHさんには橋本マスターから泡盛が贈呈されました~。おめでとうございます!結果はこんな感じでした。
- 全問正解 1人
- 4問正解 4人
- 3問正解 1人
- 2問正解 2人
急遽、僕も一緒に度数当てに参加しましたが振るいませんでした。名誉のために結果は伏せておきます。。
度数当てゲームが終われば料理と一緒にゆるゆると飲み比べです。度数毎の違いを味わったり、同じ度数の新酒・古酒の違いを味わったり。
度数当ての結果に納得がいかないのか、しつこく6種類の飲み比べをしてみたり。←これ僕です(笑)。
度数いろいろといえば、やっぱり〆は↓こんな感じ。左手にはビール、右手に持つのは??
右手に持っているのは久米仙原酒58度@久米仙酒造です。これは与那国島の花酒(60度)でも泡盛ではなく、スピリッツです。ちなみになぜ58度なのか? それは国道58号にちなんでいるそうです!
冷凍庫でキンキンに冷やしておいたのをビールをチェイサーにしていただきました。凍りませんがトロリととろみが付いたものをこれまたキンキンに冷えたビールと交互にいただくのは至福の時(^^)
今回は初参加の3名の方とともに20度から58度までの幅広い度数の泡盛(とスピリッツ)を思う存分楽しみました。
イベントページ|度数いろいろ編
第3回 飲み方いろいろ編
泡盛はオンザロック、水割り、ソーダ割りというイメージが強いのかもしれませんが、もっと幅広い飲み方で楽しんでもらいたいと思いシーンに合わせて様々な泡盛の飲み方を楽しもうという趣旨で企画しました。
- 乾杯用は軽めに飲みやすいソーダ割り
- 食事中は水割りを中心にいろいろな割り材を使って
- 食後は古酒をストレートで
- 〆は60度の花酒をデザートと一緒に
軽めなところからスタートして徐々にどっしりとしたものへという流れも意識しました。暖流のソーダ割り、暖ボールで乾杯をした後は酔いが回る前にさっそくゲームに突入です。
前回の度数当てゲームが異様に盛り上がったので、今回はテーマとは関係ありませんがお酒の原材料当てゲームにチャレンジして頂きました。僕も参戦しました。
制限時間5分で5種類の原料の異なる焼酎の仕分けするゲームです。1~5まで印をつけた瓶には泡盛、米焼酎、黒糖焼酎、麦焼酎、芋焼酎がそれぞれ入っています。これを各自が1~5のグラスに注いでゲームスタートです!!
これが超難しかった~。出題者の橋本マスターはニヤニヤしながら楽しんでましたがこちらはみな真剣です。
各焼酎の銘柄はゲームが終わるまでは明かされなかったのですが、橋本マスターが厳選した各焼酎はこちらでした。
- 泡盛:花島唄
- 米焼酎:鳥飼
- 黒糖焼酎:稲乃露
- 麦焼酎:黒さそり
- 芋焼酎:茜霧島
僕は花島唄以外はあまり馴染みがなかったのですが、焼酎に詳しい方ならどれほど難しいかを察してもらえると思います。ちなみに泡盛マイスターの実技試験にもこの原材料当てが出題されます。試験の時は7種類あって、蕎麦と日本酒も加わるのでさらに難易度が上がります。
僕がやる前に考えていた攻略法はというと・・・まず香りで黒糖、芋はサクっと仕分ける。それから口に含んで麦を判別して、泡盛と米焼酎は制限時間一杯までじっくり仕分けるというのをイメージしていましたが、現実は・・・そう簡単じゃない。。
まず黒糖も芋もわからない(苦笑)。
初めて飲んだ黒さそりを黒糖かなと思ってしまいました。 それから茜霧島も芋らしくない。
なんといっても極めつけは花島唄も鳥飼も泡盛なのか?米焼酎なのか?決め手がない。自信を持って決めれたのがひとつもないという中でタイムアップ。ドッキドキの結果発表でした。
結果はこんな感じでした。
- 全問正解 1人
- 3問正解 3人
- 2問正解 1人
- 1問正解 1人
- 0問正解 1人
今回全問正解の方には「残波」のロゴが刻まれたアイフォーン5用のケースを賞品として準備していたのですが、優勝者だころか誰一人としてアイフォーン5じゃなかったというオチがつきました。
ちなみに今回の全問正解は僕でした。前回の度数当ては全然ダメでしたが今回はなんとか面目を保つことができました(^^)v
焼酎の原材料当てゲームの後は美味しいお惣菜と一緒にいろいろな飲み方で泡盛を楽しみました。
水割り、ソーダ割り、オンザロック、ストレートはもちろんですが、割り材をいくつか準備しました。
- 珈琲
- 牛乳
- ハイサワー
- うっちん茶
牛乳割りは怖いもの見たさが勝ったのか?ほぼ全員チャレンジしていました。牛乳割りは氷を入れて、牛乳と泡盛を1:1で割るのが良いとなにかの本で読んで記憶があります。
第1回で飲んだ練乳割りより好評でした。個人的には練乳割りの方が好きなので甘さが欲しくなってシロップをプラスして飲みました。
珈琲割りは予想通り人気でした。珈琲と牛乳をブレンドしたらカルアミルクみたいで飲みやすくて危険だって話でも盛り上がりました。うっちん茶割りはいってみればウコンの力で割って飲んでるようなものだから、二日酔い予防には効果的だろうということで意見が一致。
珈琲やうっちん茶割りの画像がありませんが、主催者がブログ用の写真を撮るのを忘れてしまうぐらいゆる~く楽しんでます(笑)。
タモリ倶楽部が発祥の泡盛のハイサワー割りは通称「しまハイサワー」と言われています。これを一度飲んでみたかったのでハイサワーも準備していました。しまハイサワーはレモンがイチオシらしいのでフレーバーはレモン味にしました。
ハイサワーに馴染みがないようでみなさん興味津々の様子。微量のワインも入っているんですね。多良川と首里天に合わせてみました。
ハイサワーに負けちゃう感じ
馴染まない・・・
ハイサワーは意外にも友達を選ぶタイプ?
酸っぱさが主張して、その奥にワインを感じる
みなさんの反応はこんな感じでした。そもそもみなさん相当な泡盛好きで泡盛の味を楽しみたいという方ばっかりなので、当然といえば当然の感想かもしれません。泡盛が苦手な人にはハイサワー割りをおすすめしたいという意見は一致しました。ところでタモさんがどの泡盛をハイサワーで割ったのか気になりました。
食後は古酒をストレートで!と準備していましたが、僕は抑え目にソーダ割り。生シークァーサーをちょっと搾ってもいいですね。瑞泉古酒(43度)をソーダで割ると凄く香ばしくなるのが面白くて何杯も飲んでしまいました。
飲み方いろいろ編の〆はアイスに花酒を垂らします。営業休止前の舞富名を使ったので贅沢かつパンチ力のある味わいを堪能することができました。バニラもいいけどチョコチップアイスにも合いました。
そして勢い余って着火。家では上手くつかなかったけど見事にファイヤー~
カルデラを作ってそこに花酒を溜めるのがうまく点火するポイントみたいですね。
美味しいお酒に火を着けるなんてもったいないという話もありますが、これも楽しみ方のひとつかなと。それと実はあるイベントのために泡盛を使った目にも美味しい演出を考えているので、その為のテストでした。
イベントページ|飲み方いろいろ編
第4回 酵母いろいろ編
5回の連続企画としてスタートした泡盛を”丸ごと”楽しむきき酒会はおかげさまで4回目を迎えることができました。全5回とかって決めてはじめると、2回目くらいで息切れして永遠に3回目が開催されないことが多いですよね(苦笑)。
今回のテーマは「酵母」。泡盛の酵母といえば「泡盛101号酵母」が主流ですが、その他のいろいろな酵母で造られた泡盛を飲み比べてみようという会です。酵母の違いなんて泡盛初心者の方にはどうでもいいことですよね。泡盛初心者の方にも参加しやすいイベントにしたいという思いで始めたのに、どんどんマニアックな方向に進んでいる感は否めません(苦笑)。
第2回からスタートしたきき酒ゲームが好評なので今回も準備しています。前回はよりも2種類増やした7種類のお酒の原材料当てに挑戦していただきます。乾杯の直後にゲームをするのでゲームの結果が良くなくても「酔ってたから」と言い訳できないのがつらいところ。
だからお酒が好きな方ほど真剣になります。はじめに緊張感を持ってゲームに挑戦して終わった後に解放感の中で飲む泡盛は格別です。もしゲームの結果が良かったら・・・何倍も美味しく飲めます!さてどんな会になったんでしょう?
泡盛でカリー!は「南風(30度)」・沖縄県酒造協同組合のソーダ割りでです。Yさんが作ってくださったソーダ割りが好評でしたが比率は泡盛1に炭酸3だったみたいです。ご参考まで。
カリー!の後は酔う前に原材料当てゲームに突入です!今回はそば焼酎と日本酒が増えて7種類に!
時間はいつもより長めの10分間。さて結果は如何に!?
正解発表を待つみなさんの様子。ドキドキ。
- 全問正解 4名
- 5問正解 1名
- 4問正解 1名
- 3問正解 2名
- 2問正解 1名
この1ヶ月に秘かに自主トレをされた方がいたのか?前回よりも正解率がアップしていますね。
予想通り日本酒は全員が正解しました。実際にやってみるとわかることですが、焼酎(蒸留酒)の中に1つだけ日本酒(醸造酒)が含まれているとかなり異質に感じます。各銘柄はこうなっていました。
- 泡盛:「多良川」・多良川
- 米焼酎:「白岳」・高橋酒造
- 芋焼酎:「さつま木挽」・雲海酒造
- 麦焼酎:「炙麦(せきばく)」・西酒造
- 黒糖焼酎:「れんと」・奄美大島開運酒造
- そば焼酎:「雲海」・雲海酒造
- 日本酒:「一本義」・一本義久保
橋本マスター的には今回は捻らずに素直に選んだということでしたが、種類が増えればやっぱり難しく感じますね。僕は今回も全問正解で面目を保てました。秘かに自主トレをしていたのは僕です(苦笑)。
ゲームが終われば、後は楽しいだけの時間。いろいろな酵母で造られた泡盛を美味しい料理と一緒にストレート、オンザロック、水割りなど思い思いの飲み方で楽しみました。
黒糖酵母の美ら燦々(30度)@瑞穂酒造。
さとうきびの搾りかすから抽出した宮古島原生のMY酵母で造られたMY17(42度)@多良川。
花酵母の花島唄(25度)@まさひろ酒造。
写真を撮り忘れましたが(汗)、他には吟香酵母の琉球泡盛ender(25度)@瑞穂酒造も。原材料当てに登場した多良川(30度)は定番の泡盛101酵母です。
そして、今回の目玉は新しい酵母で造られた101H(35度)@新里酒造。 読み方は「イチマルイチハイパー」でいいんだろうと思います。この酵母は泡盛101酵母から分離された酵母なんです。
青リンゴ、洋ナシ、青いバナナのような香りを感じました。おしろいの香りという感想も出ました。 減圧蒸留なのですっきりしていて辛口な印象、水割り(炭酸割り)が好評でした。荒濾過なので寝かせるとどんな変化が起こるのか楽しみです。これはあっという間に飲み切ってしまいましたが(笑)。
それから「この泡盛はそれぞれ酵母が違う泡盛なんです、どうぞ!」と言うだけではわかりにくいだろうと思ったので、少しだけ酵母にまつわるお話をしました。
- 酵母の代謝によって糖分からアルコールと炭酸ガスがつくられること
- アルコールと炭酸ガスだけでなく、いろいろな香味成分もつくられること
ごくごく簡単ではありますが泡盛の製造における麹菌と酵母の役割の違いについてもお話ししたので、少しは泡盛講座らしくなったのかなと。酵母を変えることで、いろいろな味わいの泡盛が造られるということを感じて楽しんでもらえたら良かったです。
〆はKさんの沖縄土産を全員で頂きました。やんばるにある田嘉里酒造さんを訪問されたようです。
僕はなんと!まる田Tシャツを頂きました。ありがとうございます。ラストは恒例の記念撮影です~。エンジョイまる田!!
イベントページ|酵母いろいろ編
第5回 いよいよファイナル編
5回シリーズでスタートした泡盛を“丸ごと”楽しむきき酒会もいよいよファイナル!途切れることなく最終回まで開催できたことに感謝です。
カリー!(乾杯)用の泡盛はこちら。僕が7月に忠孝酒造さんで造ってきた手作り泡盛です。またまた撮り忘れたので家で撮った画像です(汗)。
カリー!のあとは酔う暇がないように恒例のきき酒ゲームに突入します。最終回ということで「原材料当て」と「泡盛度数当て」の2問でしたが、どちらもかなりの難問でした。
というのも今回は相対的な判断が通用しないから。どういうことかというと、原料当ての場合は7種類のうちの5種類が出題されるので、これがたぶん黒糖焼酎だから、おそらくこっちは麦焼酎みたいなテクニックが通用しないんですよね。全て個々にジャッジしないといけないわけ。
言ってみれば絶対的な基準を持っていないと全問正解は不可能という訳で難易度があがっています。僕は過去3回の戦績では勝ち越しているので全5回で勝ち越せるかどうかがかかっていたのですが、結果は如何に・・・
結果は見事に2連敗。。原材料当ては5問中の3問正解、泡盛度数当てはあろうことか全問不正解(泣) 。
出題された内容と参加者の成績は以下の通りでした。
【原材料当て】7種類(泡盛・芋・麦・米・黒糖・蕎麦・日本酒)のうち次の5種類が出題
- 黒糖焼酎:長雲
- 麦焼酎:黒さそり
- 米焼酎:鳥飼
- 芋焼酎:富乃宝山
- 泡盛:花島唄
- 3問正解 4人
- 2問正解 1人
- 1問正解 2人
- 0問正解 1人
【泡盛度数当て】6種類(20度・25度・30度・35度・40度・44度)のうち次の4種類が出題
- 25度:「島唄」・まさひろ酒造
- 30度:「菊之露 V.I.Pスタンダード(古酒)」・菊之露酒造
- 35度:「残波(5年古酒)」・比嘉酒造
- 44度:「春雨 無濾過」・宮里酒造所
- 3問正解 2人
- 2問正解 1人
- 1問正解 3人
- 0問正解 2人
ここで、敗因の分析というか言い訳をさせてもらいますね(苦笑)。
原材料当ては、黒さそり(麦焼酎)を米焼酎と判断したことで吟醸香のただよう米焼酎を日本酒と間違えてしまいました。5つの中に日本酒が出題されていれば、まさかこんなミスはしないはずだけどやっちっまった。こんな恥かしいミスを犯してしまう自分が恐いです。ミスの元凶、黒さそりは買って練習しないといけないですね。
泡盛度数当ては25度を20度、30度を25度というように、4つとも5度ずつ低く見積もってしまい全部外してしまいましたが、関係性は当たっていたのである意味自信を持ちました。なんてプラス思考(苦笑) 。
基準にした島唄(25度)を20度ぐらいに低く感じたことと、春雨の無濾過が44度は思えないソフトな味わいだったことが、判断を誤らせてくれました。
ほんといい問題でしたね、今回はまんまと橋本マスターにしてやられました。次回は自主トレして必ずやリベンジします!難問のききゲームの後はお気楽極楽の忘年会モードに突入です(^^)
泡盛はこちらの一般酒5銘柄がどーんと登場!!
年代物のハブ酒、ハニーハブ酒(37~38度)@仲里酒造(現久米島の久米仙)が出てくるし、貴重な極上古酒まで。ハブ酒はイメージしていた飲みにくさはまったくありませんでした(^^)
多良川弐千年は超サプライズでした!美味かったですね~いや~も~大満足でした~、だから飲み過ぎちゃうんですけどね。
三線あり、三板あり、島唄あり。そして、ウクレレも登場!それはもう~気持ちよく酔えましたヽ(^o^)丿
中には大量の泡盛が満載されたラックの前で橋本マスターとがっつり泡盛談義している人やきき酒ゲームの興奮が冷めやらず、次回に向けて反省会中の人も。←これ僕です(苦笑)。
そしてまゆげがイモトの人まで。これ実はまゆげじゃなくて、ひげなんですけどね(笑)。
第5回 いよいよファイナル編は、最終回そして忘年会に相応しい盛り上がりで幕を閉じました。
イベントページ|いよいよファイナル編