腑に落ちない話(争族事件簿)

週刊ダイヤモンド8/11・18の「芸能人相続事件簿」では、遺言の存在が相続の明暗を分けたという見出しで、漫画家の江川達也氏が兄と壮絶な争族になった 一方で、女優の萬田久子氏の相続は、遺言があった可能性が高く、争族を回避することが出来たというように紹介されています。

少し気になる内容だったので私なりの見解を書いてみます。

萬田さんの内縁の夫の100億円以上ともいわれる遺産の行方がどうなるのかという話なのですが、相続人は子供だけでいたってシンプルな話かと思えば、子供達5人の関係がやや複雑。いや相当複雑なわけで。

文章では分かりにくいと思われるので図にしてみました。
5人の子供のうち2人が非嫡出子で法定相続分は次の通り。

ダイヤモンドもめる相続 萬田氏遺産の一部である時価1億円以上といわれる目黒の土地が既に相続による所有権移転登記がされていて、しかも相続人が取得した持分が法定相続分とは異なるよう。

子供達が遺産分割協議をまとめたという可能性は低いだろうことから、比較的早い段階で相続登記が済んだ理由としては、遺言があった可能性が高いと記事はまとめてあります。

確かにすんなり話し合いがまとまるような遺産額、そして人間関係ではないように思われるので、遺言があったのかもしれませんが、すぐに売却するにしても不動産をその5人で共有するのはいかがなものでしょうか?

売却するにしても5人が手続きに関与しなければいけないのは、なにかと面倒の元。というか遺産が100億円以上もあるなら、共有などと面倒なことをせずにそれぞれ別なものをあげるような遺言を作る方が安心だと思うのですが。

1億円の土地といっても遺産総額の100分の1ですからね。

仮に話し合いで土地の持分を決めたとしても、5人で共有するような結果になるとは到底考えられないわけで、どうも腑に落ちない話なのでした。