
大人の体力測定イベント(オトタイ®)で51歳の体力を測定してきました。
握力(筋力)、座位体前屈(柔軟性)、開眼片足立ち(バランス)
他には、上体起こし(筋持久力)、反復横とび(瞬発力)
小中学校を思い出すような懐かしい種目だけでなく、ロコモツーステップテスト(歩行能力)という馴染みのない種目もあります。
そして、ラストを飾るのは3分間の持久走です。
今年は実年齢マイナス3歳を目指し、一念発起して、超絶ゆるい筋トレとストレッチをほぼ毎日続けて挑みました。
1年間コツコツ続けてきた効果はあったのか??
結果は、実年齢マイナス2歳!
すっきりしない微妙な結果なので(笑)、また1年トレーニングを続けます。
体力測定は子供よりも、体力が衰えてくるであろう50代にこそ必要なのかもしれません。
人生100年時代は、健康診断だけでなく、体力測定も毎年受けて、身体の状態を把握することが大切だなと思いました。
事務所通信「カリー!通信 vol.13」です。カリー(嘉例)というのは「めでたい事」「縁起が良い事」を意味する沖縄の方言です。
◇司法書士・行政書士として身近な法律知識
◇泡盛ソムリエとして泡盛や沖縄に関する情報
◇キャンプ歴12年で身に付けたアウトドアの楽しみ方など
あまり役に立たないかもしれませんが(苦笑)、少しでも価値のある・クスっとしてもらえる、みなさんの日常に何かプラスになるような情報をお届けできるメルマガを目指して命名しました。
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■ Contents■
1.相続登記の義務化から1年半
2.お酒との付き合い方と多様性
3.今年も豊作!山盛りのみかん狩り
4.本の紹介 「弱者の戦略」
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1.相続登記の義務化から1年半-“まだ大丈夫”と思う前に知っておきたいこと-
2024年4月1日から相続登記が義務化されました。早期の遺産分割が難しい場合は、相続人申告登記という手続きで申請義務を果たすことができます。
義務化がスタートしてから1年半が経過しましたので、相続登記の申請状況を確認してみました。
相続登記の申請件数
相続登記の義務化がスタートした令和6年(2024年)度は、相続登記の申請件数が約9%増加しているようです。
「相続登記の件数は、改正法成立前の令和2年度においては、約114万件でしたが、その後順調に増加し、令和5年度には150万件を超える状況となりました。
令和6年度は、昨年12月末までの9か月間で約120万件ということで、前年度同期比で約9%増加しています。」
出典|令和7年4月4日法務大臣閣議後記者会見
一方で、まだ申請期限まで時間があることも関係していると思いますが、相続人申告登記は、新しい制度のため十分に認知されていないのかもしれません。
「新設された「相続人申告登記」制度の初月の申請件数は全国で約1,100件と控えめなスタートとなりました。 通常の相続登記と比較して約1%に相当します。」
出典|TRUSTART株式会社様の調査結果
相続登記の申請期限は?
2024年4月1日に相続登記が義務化されて、不動産を相続で取得したことを知った日から3年以内に相続登記をしない場合で、相続登記をしないことについて正当な理由がないときには、過料の対象となります。
ここで、あらためて相続登記の申請期限を確認しましょう。
【2024年4月1日より前に相続したことを知った不動産】
- 2027年3月31日までに相続登記をする必要があります
【2024年4月1日以降】
- 不動産を相続で取得したことを、知った日から3年以内に相続登記をする必要があります
相続登記に使える補助金があります
兵庫県尼崎市では個人の負担により対処することが難しい方を対象に、相続登記に要する費用の一部を補助しています。
空き家の増加を抑制するための取組のひとつなので、対象は建物を相続する場合に限られます。
※詳細は、尼崎市の公式サイトをご確認ください
調べてみると、尼崎市の他にも奈良県高市郡高取町、和歌山県伊都郡かつらぎ町、香川県小豆郡土庄町で同じような補助金を確認することができました(※既に終了しているものもあります)。
費用面が理由で手続きが進んでいない場合は、こういった制度が活用できないかもご確認ください。
申請期限を過ぎたからといって直ちに過料が科されるわけではありませんが、時間が経つほど書類の収集や関係者との調整が難しくなり、手続きが複雑になるケースは少なくありません。
既に相続が発生している場合は、「まだ大丈夫」と先送りせず、早めに手続きの準備を始めることをおすすめします。
2.お酒との付き合い方と多様性
お酒を飲める人が敢えて「お酒を飲まない」というライフスタイルを選ぶ、ソバーキュリアス(sober curious)をはじめ、お酒との付き合い方の多様化が話題になる昨今ですが、なんとも強烈なタイトルの本に出会ってしまいました。

酒を嗜むのではなく、酒を主食としている・・・しかも、表紙から察するに大人だけでなく、子供も飲んでいるようです!?
著者が訪ねたのは、エチオピアのコンソとデラシャという地域。
2つの地域で造られる酒、コンソのチャガ、デラシャのパルショータの造り方は多少異なるようですが、ビールと同じくらいか、少し弱いくらい(3~5%)の酒らしい。
原料は世界五大穀物のひとつとされ、日本では「タカキビ」や「モロコシ」などと呼ばれているソルガム。
降水量が少ないうえ、降り方が安定していないので、もっぱら乾燥に強いソルガムを作るが、それだけでは栄養が足りない。
そこで、発酵させて酒にすることで栄養分をまかなえるというのが、コンソやデラシャが酒をメインの食生活にした理由の1つとされています。
水が豊かな地域ではないからこそ、安全で長時間もつ酒が重宝されると聞くと、少しはなるほどなぁと思えてきます。
デラシャ第一病院の院長に、この食生活について、インタビューをするという章を特に興味深く読みました。
2023年にWHOは「アルコールは健康障害の最大リスク」と警鐘を鳴らしていますが・・・
院長は「デラシャ人の健康状態は他よりも良好です」、「何も問題ありません」と断言するので、痛快というよりも衝撃的でした。
デラシャでは子供も飲むし、入院中の患者や妊婦さんまで酒を飲んでいると聞くと、嗜好品ではなく本当に主食だということを思い知らされます。
一方で、デラシャの人達は、酒は飲んでも油を摂取しない、砂糖もほとんどとらない、塩分も少ないらしいと聞くと、酒だけを見ていても見えてこないことがあるような気がします。
小学生の頃、「すばらしい世界旅行」(だったと思う)で下唇に穴を開け、そこにプレートをつけるムルシ族を見て、度肝を抜かれましたが、50歳を過ぎても、まだまだ世界は広いと思わずにはいられません。
「多様性」というものを、あらためて考えさせられた衝撃的な本でした。
3.今年も豊作!山盛りのみかん狩り
前職場のOBメンバーで毎年開催している、みかん狩り&BBQ大会は今年は天候にも恵まれて総勢30名で大いに盛り上がりました。
まずは、オーナー制度で購入した2本のみかんの木を、みんなで手分けしてひとつ残らず収穫します。
初参加のメンバーが頑張ってくれたおかげで、今年はビールを飲みながら炭の番をしている間に、みかんの収穫はすっかり終わっていました。

毎年、シートが見えないくらいに山盛りになる、みかんの山が圧巻です。

僕はこの会のみかん狩りしか経験がないので、みかん狩りの普通がわからないのですが、参加メンバーは大量のみかんのお土産を手に大満足で帰ります。
幹事のみなさんの準備のおかげで、収穫後は手ぶらでバーベキューを楽しませてもらいました。いつもありがとうございます。

今年は快晴で、そんなに寒くない絶好のみかん狩り日和でした。毎年、この会が懐かしいメンバーと再会できる貴重な機会になっています。
幹事のみなさん、藤田農園さん、いつもありがとうございます。
コタツでみかんを食べると足が伸びるという都市伝説は、今年も健在(笑)。

この会は参加人数が多いので、沢山実がついているみかんの木を選んで購入していますが、家族で購入するのに丁度良い木もあるようです。
そして、みかんの木のオーナー特典として、農園内でBBQをすることができるそうです(もちろん、お肉代等は別です)。
みかんの木のオーナー制度に興味がある方は、▼藤田農園さん▼に問い合わせてみてください。
4.本の紹介 「弱者の戦略」

「こうして生物の進化をたどってみると、私たちの祖先は常に危険にさらされる弱い存在であった。だからこそ「弱者の戦略」を発達させ、困難を乗り越えてきたのである。」
「弱者の戦略」 あとがき
このあとがきの文章が示す通り、我々人類は弱者であり、現在も生き残っている理由は、困難に直面するたびに変化することができたから、ということがよくわかる本です。
「変化」と聞くと、僕は「チーズはどこへ消えた?」という有名な本が頭に浮かびます。
「チーズはどこへ消えた?」は、どんなに安定していても、ずっとは続かないということをシンプルに、わかりやすく教えてくれる本です。
「変化は常に起きる」というメッセージを、人生の戒めにするために、「チーズはどこに消えた?」のある1ページのコピーを新しい手帳に貼るのが年始恒例の行事になっています。
さて、変化に備えようと口で言うのは簡単ですが、どう備えたらいいのか?
「弱者の戦略」では、我々弱者が生き残るために、もしかすると何かのヒントになりそうな、植物や昆虫などの素晴らしい戦略が紹介されています。
例を挙げれば、食われるものの食われない戦略として、「群れる」「逃げる」「隠れる」「ずらす」など。
普段の生活で、逃げる、隠れるというのは難しいと思いますが、群れる、ずらすは、応用が効きそうです。
そして、食われることは潔く諦めて、食べられて成功する事例として紹介されていた、食べられることを逆手に取って、win-winとなる相利共生のパートナーシップを築く、昆虫に花粉を運ばせる植物の戦略がなんとも痛快でした。
このパートナーシップを築くために、植物は花粉を食べられるだけでなく、蜜という魅力的な贈り物を昆虫に与えたという話がとても印象に残りました。
普段の生活で、食べられるという表現は違和感しかありませんが、自分の利益よりも相手の利益を先に与えることは、パートナーシップを築くための真理だと思います。
植物や昆虫の話と侮らずに、この本をヒントに、絶えず変化することで零細個人事業主が長く生き残る方策をこの年末年始に考えたいと思いました。
ご覧いただきありがとうございました。
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司法書士・行政書士 伊藤 薫




