掛け合わせるとレアキャラになれる理由

ハイブリッド×ブランディング

得意分野を掛け合わせるとなぜ独自化できるのか?掛け合わせるのは相乗効果が期待できるものじゃないとダメなのか?まずは掛け合わせ戦略の本質について見ていきましょう。

目次【本記事の内容】

あの芸人さんも掛け合わせている

芸人として売れるためには、当然ながらボケやツッコミのスキル・話の面白さは求められるわけですが、プロの芸人さんなら誰もが一定のレベルは超えているわけで、それ以外の部分で尖っている・キャラが立っている人が売れているのを見ると、TVの世界でも掛け合わせの力を垣間見ることができます。

  • キャンプ好き×芸人
  • 家電好き×芸人
  • 雑学好き×芸人 etc

バラエティ番組などでひっこりだこの芸人さんの顔がいろいろ浮んできませんか?掛け合わせているものは、どれもお笑いのネタの面白さとは関係なさそうです。

芸人さんに限った話ではありません。「半沢直樹」シリーズの大和田常務役で活躍されている香川 照之さんは「香川 照之の昆虫すごいぜ!」という番組ではカマキリ先生として溢れんばかりの昆虫愛を発信されています。

大和田常務やカマキリ先生で香川さんを知って、そこからファンになって歌舞伎を見に行く人って結構多いんじゃないでしょうか?これはまさに掛け合わせの力だなと思ってしまいます。

いろんなことが可視化されるスピードが速いので物に限らず人だって同じように誰を選んでも大きな違いがないコモディティ化が進んでいる時代だと思います。

だからこそ掛け合わせることで他と違って見えて活躍している人に注目が集まりさらに選ばれている、こういう流れが生まれているように思います。

掛け合わせるとレアキャラになれる理由

僕のメンターである藤原 和博さんの本「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」で3つの得意分野を掛け合わせて100万人に1人のレアキャラを目指す方法が紹介されています。

  • ①必ず食える1%の人になるために、100万人に1人のレアな存在になろう!

希少性があれば食いっぱぐれることはないからです。かといって1つの分野で100万人に1人を目指すのはあまりにハードルが高い。

そこで・・・

  • ②100人に1人になれる分野を3つ持とう

100人に1人の得意分野を3つ掛け合わせることで、1/100×1/100×1/100で100万人に1人のレアな存在になれるという考え方です。

  • ③100人に1人の存在になるためには、1つの分野に1万時間を投じて練習する必要がある【1万時間の法則】

1つの分野で継続して1万時間の練習さえ出来れば、誰でもその分野で100人に1人の存在になれる。すなわち得意分野を作れるということが書かれています。

「どんな分野でも1万時間程度継続して練習すれば、その分野のプロになれる」という経験則のこと。

1万時間の法則

掛け合わせるとレアキャラになれる理由はシンプルにまとめるとこういうことです。実践する場合は③→②→①という流れになります。

ちなみに掛け合わせるものは、仕事に直結しないことでもいい。1万時間を投じるのは単に好きなことでいい。 むしろ好きなことじゃないと1万時間も練習できない。

そんなことも書いてありました。この言葉が僕を好きな泡盛の分野で1万時間の練習に向かわせるきっかけになりました。

掛け合わせの具体例|金沢 慧さん

本の中には掛け合わせの具体例は出てこなかったと記憶しているのですが、まさにこれだ!と思った事例が朝日新聞の天声人語(2018年10月21日)に載っていました。

最近のプロ野球ではデータを統計学的見地から客観的に分析し、選手の評価や戦略を考えるセイバーメトリクスという分析手法が広く使われています。データというのは、例えば投手であれば玉の速度・回転数・軌道の変化などの数値です。

契約している球団に分析したデータを提供する会社でアナリストとして活躍する金沢 慧さんがこちらのコメントと共に紹介されていました。

1つの分野は平凡でも、異なる領域を3つ持てば活躍できる

  • ①野球
  • ②統計分析
  • ③伝える力

金沢さんは高校まで野球をされていて、大学で統計を学び、アルバイトで野球のコラムを書いたそうです。ここまで聞くとまさに掛け合わせの効果を見事に発揮されている事例だと思えますよね。

平凡だからこそ、掛け合わせることに意味がある

金沢さんのコメントは平凡であるほど掛け合わせの効果が期待できることを物語っていると思います。

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