好きなものでいくか?あえてずらすか?1万時間を何に賭けてみる?

ハイブリッド×ブランディング

キングコング西野 亮廣さんの「魔法のコンパス」の中で藤原 和博さんの「必ず食える1%の人になる方法」が大絶賛されています。

そして、100人に1人程度の得意分野を3つ掛け合わせてレアキャラを目指す上で、「どういった分野で100人にひとりを目指すべきか?」という問いに対する西野流の答えとして、こう書いてありました。

芸人のクセにと言われるようなものだ。

魔法のコンパス

目次【本記事の内容】

キンコン西野流の得意分野の選び方

目指すべき3つの得意分野を仮にA・B・Cとすると、このA・B・Cの3点を結んでできた三角形の面積が大きければ大きい方が良いという考え方がベースになっています。

西野さんの場合、ひとつは「芸人」で、もうひとつが「アート」。ここで3つ目に「小説」とかを持ってくると、「芸人」からも「アート」からもあまり離れていないから小さめな三角形になってしまうので、面白みがないという話。

ちなみにこの三角形をクレジット(信用)と呼んでいます。

有名すぎる「火花」の方がいるので「小説」では、芸人のクセに感が弱いというのが納得できますよね。それに3つの得意分野を掛合わせてレアキャラを目指そうという戦略なので、芸人×芥川賞作家を差し置いて、芸人×小説でレアキャラというのはやっぱり難しいかもしれませんね。

西野流の答えはさらにこう続きます。

クレジットを大きくするためには、もっともっと離す必要がある。「学校」か「町づくり」あたりが面白そうだなぁ、とボンヤリ考えております。

魔法のコンパス

確かに「学校」も「町づくり」も芸人のクセにって言葉が似合いますよね。3つの得意分野を掛け合わせてできた三角形を大きくするという考え方からすると、とても戦略的な得意分野の選び方ですよね。

掛け合わせる分野・テーマを選ぶときに西野さんが意識している最大のポイントはこういうこと。

離れていないと掛け合わせ効果は小さい

僕なりの解釈でいくと、こんな感じの話です。

掛け合わせている2つのテーマを選んだ理由

僕が掛け合わせている100人に1人の得意分野は、司法書士と泡盛です。各分野に1万時間以上、司法書士→泡盛という順番に打ち込んできました。2つの分野を選んだ理由はこちらです。

  • ①司法書士|独立できる資格、収入源
  • ②泡盛|好きなこと、趣味、楽しさ

①司法書士は、長時間労働に耐えられなくて会社を辞めようと思ったときに独立開業しやすい資格という観点から選びました。いま思えばそんなことはまったくないのですが、会社を辞めてゼロから資格を取ることがスタートだったので、当時は勘違いを多分に含んだ「必要に迫られて」という理由で選びました。

司法書士になって13年目になるので、①司法書士は司法書士試験に限定しなくてもいい頃だろうと思っています。

②の泡盛は、深く考えず好きなものに没頭していたら結果的に1万時間以上練習を続けていて100人に1人の得意分野になっていたという感じです。

僕自身がまさかここまで泡盛にハマるとは思ってなかったので(苦笑)、僕の場合は意図的にとか戦略的に泡盛を選んだということは全くありません。

比較的最近知り会った人は、人があまりやっていないものを狙って、あえてニッチな泡盛を選んだと思っている人もいるみたいです。さすがに「本当に好きなんですか?」と聞かれることはほとんどありませんが、何回かあります(苦笑)

中には僕が泡盛好きを装っていると思っている人もいるみたいです。ってなんでやねん!笑

現在の泡盛を取り巻く厳しい状況がわかっていたら、オリジナル泡盛を造って在庫を抱えるなんて自分のレア感を出すことが目的ならできませんよ。だって事務所に置いてるだけじゃ絶対に売れないもん。泡盛が好きじゃなかったらできないです。

クセに感はでているのか?と自分自身を振り返ってみると・・・

  • 百貨店で泡盛講座
  • 酒販免許を取得
  • オリジナル泡盛販売

司法書士のクセにをつけて言ってみたときの響きは、どれも申し分ない(苦笑)

副業で始めた濡れ煎餅の販売が好調で、濡れ煎餅の売り上げが鉄道の売り上げの倍を稼ぎ出すことができた銚子電鉄という会社があるので、このクセにという感覚は侮れませんね。

泡盛にハマって人生が変わる

長時間の残業に耐えられなくて会社を辞めて、やっとの思いで合格した司法書士試験でしたが、司法書士として独立すると現実は想像していた世界とかけ離れていて「俺、何やってんだろ」って、もんもんとしていた時に出会ったのが泡盛の古酒でした。

美味しい古酒を作る秘訣とは?

泡盛の古酒づくりは、ただ単に寝かせておけば良いってものではないんですよね。時々味見をして泡盛の風味・様子を確認する、そして、その時に少しだけ新しい泡盛を継ぎ足すことで、泡盛は活性化して美味しくなると言われています。

これって人生も同じじゃないでしょうか?

できれば順風満帆な人生がいいけど、ときには新しいことに挑戦して、失敗しても刺激を取り入れている方が面白く味わい深い人生になるんじゃないの?そんな風に考えられるようになって人生に悩んでいた自分が救われました。

関連|僕にとって泡盛の魅力は「失敗も楽しもう」と思わせてくれる懐の深さです

そして、泡盛と出会って泡盛マイスターを目指す中で人生が大きく動きました。泡盛を飲んでるだけじゃこんなことは起きないので、正確には泡盛の力ではないかもしれませんが。

結婚10年目にして子供を授かったのは、泡盛マイスターの実技試験の勉強中でした。そして、泡盛をきっかけに人脈がどかーんと広がりました。しかもこれまで知り合うことがなかった方達です。

つながるあわもりという言葉を気に入って使っているのですが、まさにその通りで翁長元知事と泡盛でカリー!(乾杯)できたり。

翁長元知事と泡盛でカリー!

泡盛の応援ソング「盛り泡ろう!」のPVに出演したり、泡盛を介してご縁がどんどん広がっていくのを感じます。

クイズ!泡盛マイスターいとうを探せ!笑

泡盛マイスター試験をきっかけに、意識的に泡盛を飲み始めてから約10年、1万時間以上泡盛をテーマに練習を続けてきました。

基本的に好きなことを好きなだけやっているので、やり続けることに苦しさを感じることはまったくありません。壁にぶつかることはしょっちゅうですが、司法書士の勉強のときの1万時間とはあきらかに違います(苦笑)

次は何に1万時間を賭けよう?

司法書士と泡盛を掛け合わせている僕が、次に100人に1人に育てる得意分野を選ぶなら・・・

  • 司法書士(試験)のように必要性から攻めてみる?
  • 泡盛のように好きなだけで飛び込んでみる?

西野方式で「〇〇のクセに」から考えてみると泡盛が好きな司法書士のクセに・・・いまいちピンとこない(笑)

西野式の選び方に当てはめると、泡盛から少しずらして日本酒・ワインあたりでは想定の範囲内なのでクセに感が弱いですよね。へたすると単なる酒好きというレッテルを貼られてしまいそう。。

僕にとって「泡盛好き」と認識されることと、「酒好き」と認識されることはまったく別物なので、他のお酒を専門分野にするのはパス。さてどうしますかね?

  • 思い切って、まったく興味がないことに迷い込んでみる?
  • どMな感じで、あえてやりたくないことに挑戦してみる?

半生を振り返って渇望していたことに気づく

そもそも、司法書士も泡盛も現在進行形で活動しているので、その中で3つ目のテーマの練習を積み上げていくのは時間的にきつい。普段からそれなりに時間を掛けてやっていることはなんだろう?と考えてみたら・・・ハマっているものがありました。

ここ数年、年10回以上行っているキャンプです。3つ目のテーマになる可能性はかなり高いわけですが、はじめはまったく興味がありませんでした。山形の田舎で育ったので、わざわざ田舎に行きたがるのか?まったく理解できなかったからです。

九州の友達に毎年連れて行ってもらってましたがそれで終わると思っていました。自分にも子供ができてはじめてキャンプというものは親が子供に体験させてあげたいことなんだと知りました。

3つ目のテーマはキャンプ・バンライフを選びました。

自分が楽しいからキャンプに行っているので、子供のためというのはあまり関係ありません。でも選んだ理由は好きだからだけではありません。

キャンプ・バンライフを選んだのは自分が子供のときに経験できなかったから。この反動も1つの理由ですが、もう1つの理由は子供と過ごす時間をできるだけ増やしたら自分の気持ちがどう変わるか?を知りたかったからです。

毎日を忙しく過ごしていたら気がつかなかったと思います。人生の折り返し地点に立ったタイミングで半生をじっくり振り返ったことで、ずっと知らなかった子供の頃のエピソードを知ることになりました。

関連|過去から掘り起こしたヒント|本当はおばちゃん子じゃなかった。

これから1万時間を投じて得意分野に育てていくテーマ・分野を探そうと思ったら、まずはこれまでの人生を振り返ってみることをおすすめします。過去を振り返ることで、まだ気がついていない渇望しているものに出逢えるかもしれません。

混ぜるな危険くらいで丁度いい

僕が掛け合わせているテーマはこの3つです。3つ目にキャンプ・バンライフを選んだ理由は普段からやっていることだからです。付け加えるなら人生観という要素もあります。

  • 司法書士・行政書士
  • 泡盛
  • キャンプ・バンライフ

1つの分野が平凡だから掛け合わせようという発想なので、ありきたりのものを掛け合わせるとそれでも没個性的になるという怖さがあります。当然ですが、ありきたりかどうかは1つ目の強み(得意分野)によって変わってくるものだと思います。

これだけは自信を持って言えますが、司法書士×行政書士といった違いが一般的にわかりにくいものはやめておいた方がいいです(苦笑)

思いついたところからあえてずらす

実際にやるかどうかは別として、できるだけ離れた3つの得意分野を考えてみるのは、なかなか面白いですよ。

人気記事 お義母さんが遺してくれたエンディングノートと大切なもの