【生き方を変える】エンディングノートの使い方 超活用編

エンディングノート超活用法

エンディングノートの一般的な使い方を十分理解していただいたところで、「超活用編」と題してエンディングノートのさらなる可能性をご紹介します。

超活用編で目指すゴール

エンディングノートを書いて、もしものときをありありとイメージすると、ふと気がつく。

もしものときは明日かもしれない。

突然、もしものときに直面したとしても後悔ないように毎日を過ごすことができていますか?

僕はできていません。これはかなり難しいと思います。

でも意識はしています。

エンディングノートを書くことをきっかけに、普段は考えないもしものときに思いを馳せたなら、「もしもに備える」で終わってしまうのはもったいないと感じたことが、超活用編をまとめる出発点でした。

もしもに備えるのその先。

明日もしものときが来ても後悔ないように生きる

ここを目指して生き方を変える、これが超活用編のゴールです。

生き方が変わるような目標を立てる

生き方を変えるには、生き方が変わるような目標や優先順位を持っておく必要があります。

おのずと生き方が変わるような目標や優先順位は、おそらく普段の生活の延長線上にはないでしょう。

普段の少し先にあるならとっくに変わっているはずです。本気で変えたかったら現状から大きく踏み出すようなものじゃないと変わらないと思いませんか?

目標を立てるときは一緒に期限を決めるのが良いと言われますが、人生の期限は決められないし、わかりません。

だから、こんな目標を考えてみませんか?

  • これが叶うなら死んでもいいと思えるような目標

直球すぎる表現なので、この人生でこれだけはやり遂げたいと思えることをエンディングノートを書いて見つけよう!と考えてもいいでしょう。

人生のビジョンと言ってもよさそうですが、エンディングノートがきっかけなので「自分らしいエンディング」や「人生のゴール」をイメージするとしっくりくるかもしれません。

また目標ではなく優先順位で定義すると、後悔なく生きるための指針となる人生の優先順位を決めようってことになります。

ここを明確にしてそこに向かって毎日を過ごせば後悔少なく生きることができそうじゃないですか?

「生き方を変える」は主観で決める

さすがに「生き方を変える」というのは大げさだと感じるかもしれません。

人生の優先順位を決めたことがきっかけで、キャンプに行きたいなんて思ったことがなかった僕が今では80回以上、家族でキャンプに行っています。

これを単にキャンプが趣味になっただけと片付けるのか?生き方を変えたことによる変化と捉えるのか?

他人が決めることじゃないので自分の価値観(主観)で判断すればいいことです。生き方が変わったと僕が思えればそういうことなんです。

世間一般の価値観ではなく、自分の価値観で物事を見れるようになること自体が生き方が変わった証だと思います。

また、エンディングノートの活用編(もしもに備える)は、家族のために書いておいた方が良さそうだからというモチベーションで取り組むことが多いと思います。

超活用編で目指すのはさらに一歩進んだ状態です。

  • わくわくする
  • 今すぐ書いてみたい etc

こういった前向きな気持ちでエンディングノートを書いてみたくなる、これが理想形です。

超活用編は「40代を後悔しないためにやっておくべきこと 日経BPムック」に掲載された「エンディングノート式目標設定の技術」を加筆修正してまとめています。

司法書士の伊藤薫さんは、人生の目標・計画作りに「エンディングノート」を活用することを提案している。

エンディングノート式目標設定の技術
エンディングノート式目標設定の技術

超活用編の3つのステップ

超活用編はこの3つのステップの順番で進めていきます。

  • ステップ1|死ぬときに後悔することを掘り起こす
  • ステップ2|人生の優先順位を決める
  • ステップ3|優先順位に従って行動する

ステップ1|死ぬときに後悔することを掘り起こす

後悔するのはやらなかったこと。

「死ぬときに後悔すること25」によると、ほとんどの人が亡くなるときに後悔するようです。

そして、後悔することで多いのは圧倒的にやらなかった方の後悔です。

関連|谷ばっかりの人生でも最期に敗者復活があるらしい。

漠然とした後悔しかわかなかった入棺体験

誘ってもらったセミナーで予想もしていなかった入棺体験をすることになりました。

今回は体験でしたが、これがいつ現実になるのかはまったくわかりません。棺桶の蓋を閉められたときに心の底からこう思いました。

  • 体験で本当に良かった
  • いま死ぬのは確実に後悔する
ちょっと待ったー@入棺体験

後悔するって焦りましたが、〇〇をしたかったなぁ・〇〇もまだやっていないという、あれもこれもしたかったという漠然とした後悔なんですよね。

全然具体的になってない。

死ぬまでにやりたいことが明確じゃないということは、10年先・20年先・30年先、もしものときはずっと先だとしてもそのときになったら絶対に後悔するだろうと思いました。

後悔することを具体的にしておく

結局のところ死ぬまでに何をしたいのか?何ができないままだと後悔するのか?

当たり前のことですが、後悔ないように生きるには後悔することを普段から明確にしておく必要があります。

ステップ2|人生の優先順位を決める

捨てる勇気も必要

死ぬまでにやりたいことは書き出すといっぱい出てくると思います。きりがありません。

あれもこれもとやりたいことが多すぎるのは、できないことが増えるのでおそらく後悔が増えることにつながるでしょう。

やりたいことが多いなら優先順位を決める必要があります。でもこの優先順位を決めるのは難しいものです。

できていないことは優先順位が低い

使わない物をメルカリで手放すように、やりたいことの中でも優先順位が低いことは手放してしまった方が良さそうです。

でもこの手放すことが難しいわけです。

例えば、一度身についた生活スタイル・考え方はそう簡単にはかえられません。

僕はやらないといけないと思っていたことが出来ていなくて、それがストレスになっていました。

もし、やってもやらなくても大勢に影響がないなら・・・

そこで普段やっていること、やらないといけない(と思い込んでいる)ことをリストにして、毎日チェックしてみました。

すると、あれもこれも全然できていない(苦笑)

できていないことはそもそも優先順位が高くないことなんですよね。

そこで、まったくできていないことは思い切ってやめることにしました。すると自然とシンプルになっていました。

過去からヒントを掘り起こせ!

棺桶の中で焦ったのと同じタイミングで、これまでの人生をじっくりと振り返る機会がありました。

まがりなりにも人生の優先順位を決めることができたのは、時間をかけて真剣に過去の出来事を掘り起こした結果です。

過去から掘り起こしたヒント|本当はおばちゃん子じゃなかった。

両親からはじめて聞いた僕の子供の頃の話をきっかけに両親に抱いていたわだかまりがすっきりしました。過去のできごとを正確に認識できたことは後悔少なく生きるための優先順位を決める上で大きな転機になりました。大げさに聞こえるかもしれませんが、僕の中では生き方を変える大きなヒントが見つかりました。

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過去から掘り起こしたヒント|あの1年は無駄じゃなかった。

住宅ローンを抱えていたのに会社を辞めて司法書士試験に挑戦しました。不合格だった1年目は30代の大事な時間を無駄にしてしまったと悔やみましたが、常識的な価値観を取っ払って徹底的に主観で考えてみたら不合格という事実は何も変わらないのに、こう思えるようになりました。

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過去には後悔なく生きるためのヒントが詰まっていた

ヒントを見つけるために2つのアプローチでこれまでの半生を振り返りましょう。

  • ①冷静に客観的に振り返る
  • ②徹底的に主観で振り返る

客観的に振り返って知らなかった事実を知ることができた結果、思い出を正しく再定義することができました。もし可能ならご両親やご家族に話を聞いてみることをおすすめします。

また主観で振り返るのは「人生曲線」を描くことをおすすめします。

詳しい人生曲線の描き方は他の記事や書籍に譲りますが、主観で振り返るための重要なポイントについて触れておきます。

この主観でというのは簡単なようで意外と難しいです。これはわかりやすいなぁと思った例を読んだことがあるので紹介しますね。

「高校時代は野球部で甲子園に出場した」

これだけ聞くと高校時代の幸福度は高そうですが、甲子園に行くことはできたけど自分は補欠で悔しい思いをしたということなら幸福度は低いと捉えることもOKです。

一般的・常識的な価値観は一度横に置いてみて、自分の判断基準で感じたままに幸福度・充実度を描くのが主観で考える人生曲線の描き方です。

他人の価値観なんかはくそくらえと徹底的に主観で振り返ったことで僕の救いのない失敗は欠かせない経験に変わりました。

ヒントは衝撃体験にあり

過去のどんなできごとを深掘りするのがいいでしょう?

  • 成功体験
  • 充実していたとき

この2つを再現できる要素が見つかれば、そのまま後悔少なく過ごすことができそうです。

失敗や壁にぶち当たっていたときのようないわゆる衝撃体験は、経験上後悔少なく生きるためのヒントが詰まっているので深掘りする価値があります。

  • 失敗体験
  • 壁にぶち当たっていたとき

また時間やお金を使って人生を捧げていたようなテーマも深掘りされることをおすすめします。

  • 一番時間を使って取り組んだこと
  • 一番お金を使ったこと etc

視点を変えることで同じことでもまったく違ったものに見えるかもしれません。

後悔しないためにやりたいことを見つけようと、全く新しいことに目を向けてもよくわからないと思います。仮に見つかってそれを達成できてもやっぱり違ったとなるのが落ちかもしれません。

だって経験したことがないものは、いわゆる自分探しと同じです。

主観で考えるの本質

他人の目を気にしていないか?

人生の優先順位が決まったら一度考えてみて欲しいことがあります。

人生の先輩からのこの問いを時々思い出しては主観について考えています。

「高級車に憧れる人は無人島でも高級車に乗りたいだろうか?その憧れは他人の目があるからこその価値観からくるものじゃないだろうか?」

僕がイメージしたのは沖縄の離島のような雰囲気の無人島です。

無人島でも高級車に乗りたい人はそれでOK。
無人島なら荷物を載せやすい軽トラの方がいいと思うならそれもOK。

ようはまわりの目を気にせず自分が納得できるものかどうかが大切だということで、人生の優先順位を考えるときに他人の目を気にすることは意味がないと思います。

結果的に選んだ優先順位が常識的だったり、世間体を気にしたようなものでもそれはそれでOKだと思います。そこばかりを気にして考えた優先順位じゃダメだということです。

死を前にしたときの価値観

「死ぬときに後悔するか?しないか?」

いざ死に直面して自分の人生の結末について考えようというときに、はたして常識や世間体を気にするでしょうか?

おそらく、そんなものはまったく気にならないと思います。なりふり構わずというのが本当じゃないでしょうか?

必要なのは一般論ではなく自分の価値観だけです。

リスクがあっても挑戦したかった。

一見するとハードな挑戦でも残された時間がわかっていたら挑戦したのにと思うこともあると思います。

でも本当のところは棺桶に入る段になってみないとわからないものなのかもしれません。

普段ともしものときでは、同じことでも感じ方はまったく違うんだろうと思います。

ステップ3|優先順位に従って行動する

後悔を減らすには行動力が必要

後悔するのがわかっているのに一歩も前に進めなかったら確実に後悔します。

やりたいことは明確なのに少しもできていないとしたら行動が足りていないのかもしれません。

普段からフットワークを軽く、行動できるようにしておくことが大切です。また大きな目標なら細分化して小さく刻みながら目指せるような工夫が必要です。

もちろん行動したところで思い通りにいかないことがあることも痛感しています。

過程よりも結果

世間一般に評価されるのは結果でしょう。結果が全てという世界もあるのは間違いありません。

でも自分の人生を後悔なく生きることを前提に考えると、結果が全てではないし、もしそうなら勝ち続けることができる人以外は後悔ばかりの人生になってしまいます。

思い通りにならないことがあっても優先順位が高いものに時間とお金と気持ちを使って過ごすことができたら後悔は少ないだろうと想像できます。

僕の実践|好きを追求して生きる

後悔少なく生きるために、僕がいま優先していることはこの2つです。

  • 家族と過ごす時間を作る
  • わくわくできる挑戦をする

週末バンライフという生き方

家族と過ごす時間というのは次男を保育園に送っていくことだったり、長男の自転車の練習に付き合ったり、週末に家族でキャンプに出掛けたりといったごくごくありふれた日常です。子供達と密に一緒に過ごせるのは、ふたりが小学生までだろうと思うのであくまでも現在の優先順位です。

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これを選んだのは過去を振り返って気づいた子供の頃の寂しかった気持ちが少なからず影響しているのは間違いありません。

ワクワクできる挑戦というのは漠然としていてイメージしにくいかもしれませんが、泡盛マイスター(泡盛版ソムリエ)として泡盛を盛り上げる活動をすることが今は中心になっています。これも日常生活の一部です。

ど素人の泡盛好きが1万時間以上やり続けたら面白いことが起きた。

大阪から泡盛を盛り上げたい!誰に頼まれたわけじゃないのに司法書士の僕が泡盛関連の活動を喜々としてやっているのは僕がわくわくできるからです。10年前はカネなし・コネなし・泡盛好きの友達さえも皆無でしたが、泡盛にハマって1万時間以上やり続けたら想像もしていなかった面白いことが起きました。

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1万時間を使ってこんなものか?という感想もあるでしょう。

でもできる限り、理想と現実のギャップを埋めようとしているという手応えはあります。ときにそのギャップが大きくなるのもまた人生だと思います。

「もし明日死んでも後悔しないか?」と問われると後悔しないとは言えません。言えませんが後悔が少ないように最適化できつつあるので、以前に比べたら後悔は少ないだろうと思っています。

究極はもしものときも変わらないこと

考え出すと後悔することは本当にたくさん思い浮かびます。

その中で、例えば世間一般に余命宣告を受けたときにやりたいと言われていることってありますよね。どれもドラマなどで目にしたことがありませんか?

  • 海外で暮らしたい
  • 家族とゆっくり過ごしたい
  • 〇〇さんにもう一度会いたい
  • 贅沢の限りを尽くしたい etc

こういうときに思い浮かぶのは普段はできないこと、非日常のことが多いのかな?と思います。

これが僕はどうもしっくりきませんでした。死に直面したときにどうしてもやりたいことがあるなら、余命を宣告されるまで先延ばしにしておくことにもの凄く違和感を感じました。

余命がわかる最期ばかりじゃないし、普段から意識しておかないで急に慌てるようじゃ絶対に無理だと思います。

後悔しないためにやりたいことは非日常にあるのではなく、日常や日常の少し先にあるように変えていく努力や行動をしないと絶対に叶わないと思いました。

だから、超活用編の3つのステップを経て見つかった優先順位や目標、成し遂げたいことは普段の生活や日常の少し先にあるべきです。

ぴったりじゃなくても普段から意識してそこにほんの少しでもかすらせていくような毎日を過ごすことがベストだと思います。

もし残された時間が半年だとわかったら、その半年でどうしてもやりたいことに普段の生活でどのくらい時間やお金、気持ちを使えているでしょうか?

残り時間が半年になっても特に焦らず普段と変わらない生活をすることができるのが、【究極の後悔の少ない生き方】だろうと僕は思っています。

あれもやりたい・これもやりたいと渇望した毎日を過ごしているかもしれませんが、そう思うと普段から思考と行動はできるだけシンプルにしておく方が良さそうです。

結局は普段から納得感をもって毎日を過ごすことが後悔が少ない生き方だろうと思います。

エンディングノートの使い方は自由です。

後悔の少ない人生を過ごすためにエンディングノートを活用してみませんか?

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