見た目は普通のノート。でも中身は完璧なエンディングノートでした。

エンディングノートの書き方のポイント

エンディングノートを書くぞ!と意気込んで書かなくても、必要なときに書き留めておくノートがあって、結果的にエンディングノートに書いておきたい情報がそこに整理されていくのであれば、それが普通のノートでもまったく問題ありません。

またエンディングノートというネーミングなので当たり前のように紙媒体をイメージしますが、ネットバンキングやSNSがライフラインになっている現在ではノート(紙)だけで完結させるのは少し無理があるかもしれません。ノートだから手書きじゃないといけないと思いこんで、それが書けない理由になっているとしたらもったいないです。

必要な時に必要な情報が確認できるならパソコンなどを使って作成することも問題ありません。エンディングノートの見た目なんてどうでもいいということ。大事なのはその中身です。

見た目は普通のノート、でも中身は

父が祖父母のお葬式の時に書いておいたというメモを見せてくれました。それはメモというレベルではなく、ごく普通のノートに何ページにも渡って葬儀に関することがこまごまと書いてありました。見た目は100均で売っているような普通のノートでしたが、パラパラと見せてくれた中身は完璧すぎるエンディングノートでした。

祖母が亡くなる前の数日について日記的なことも書いてあって、さすがにそれには気が付かない振りをして返したけど、どんな内容なのかとても気になりました。

約20年前になりますが、正月に祖母が入院していた病院を訪ねて結婚の報告をしたときが僕が祖母に会った最期になりました。僕にとっては祖母というよりも母代りだったので、祖母の最期について知りたいという気持ちもありましたが、やっぱり見てはいけないと思いました。

見た目や形はまとまったものではないけど、父は父なりにいわゆるエンディングノートに代わるものを父自身も気が付かないうちに準備している。父の書いたノートを見て思いました。

エンディングノートを書くぞ!と意気込んで書かなくても構いません。必要なときに書き留めておくノートがあって、そこにエンディングノートに書いておきたい情報が結果的に整理されていくのであれば、それが普通のノートでも問題ありません。見た目なんてどうでもいいこと。大事なのは中身です。

手書きのエンディングノートは時代遅れ?

もしものときのバディはいますか?

エンディングノートの中には、facebookやTwitterといったSNSのIDやパスワードを書いておくとともに、もしものときには「削除を依頼したい」といった希望を書いておけるものもあります。ただし、その希望を家族が確実に実行してくれるのかは大いに疑問が残ります。そもそもSNSの投稿は家族にはあまり見られたくない内容だったりしませんか?苦笑

こうしたニーズに応えるべく、もしものときにSNSのアカウントを削除してくれるサービスがあります。こういったサービスの1つが「ラストメッセージ」で、あらかじめ自分で決めておいた人(バディ)が、もしものときには削除をしてくれるという仕組みです。 

お互いにバディになるといいみたいですね。アカウントの削除はあくまでも主な3つの機能の1つで他にこういった機能もあります。 

  • 見守りメール
  • 家族への伝言システム

見守りメールというのは、定期的に配信されるメールマガジンを閲覧することで安否確認をしてもらえるサービスです。 

もし一定期間、見守りメールが閲覧されなければ運営会社からバディに連絡が行き、バディが「異常あり」と判断すると、運営会社から機密ファイルを開く鍵がバディに提供されます。バディは機密ファイル内のデジタルデータで作成したエンディングノートを家族に引き継ぐ(「家族への伝言システム」)ことになります。 

ちなみに、配信されるメールマガジンのテーマは「10年後」を考えるもの。エンディングノートを書くことで、これからの生き方を考えるきっかけにするという僕の考えにフィットする内容だったので興味を持ちました。 

エンディングノートは紙媒体をイメージすることが多いのですが、エンディングノート的な機能をオンライン上で構築したサービスというわけです。この時代に紙媒体のエンディングノートはそぐわないのでは?ということが開発のきっかけのようです。面白いサービスだと感じましたし潜在的な需要もかなりあるだろうと思います。

機密ファイルのセキュリティは安全なのか?僕には分かりませんが、デジタルデータならエンディングノートを書いてみようかなと思える方には、検討の余地のあるサービスではないでしょうか。 しかし、気になるのはバディ。誰をバディにするか、みなさんは簡単に決めることができそうですか?

もしもの時、Facebookのアカウントはどうなる?

人生初の大腸カメラを体験してもしものときについて考えることになりました。おかげ様で異常は見つかりませんでしたが、なにげなく過ごしている毎日が実は危ういということを思い知らされました。

そんなタイミングで知ったのがFacebookの追悼アカウントの存在。初めて聞くという方も多いと思いますが、追悼アカウントというのは、Facebookの利用者が亡くなった方を思い出して偲ぶための方法です。ちなみに亡くなった後のFacebookのアカウントはこのどちらかになるようです。どちらにするかを前もって設定しておけるのですが、知っていましたか?

  • ①完全に削除する
  • ②追悼アカウントとして残す

死亡後のアカウントの取扱いについて本人が設定しないままに亡くなってしまった場合、家族がアカウントを削除するのはなかなか大変そうです。

「いかなる場合であっても、第三者が別の人のアカウントにログインすることは、Facebookのポリシーに違反します」ということなので、エンディングノート等にID、パスワードを残しておいて家族がそれを使って削除する方法以外で削除をしようとすると、次の書類を提出しなければいけないようです。

  • 死亡を証明する死亡診断書など
  • 委任を受けていることを証明する委任状など

ID、パスワードを書いておいたエンディングノートがアカウントの削除の委任状になるのかはかなり疑問です。仮に遺言に「すべての財産を長男Aに相続させる」と書いていたとしても、アカウントを削除するのか、追悼アカウントとして残すかはわかりませんよね。

ちなみに委任を受けていることを証明する書類の例に「出生証明書」とあるので、戸籍等で相続人であることを証明できれば委任状はいらないのかもしれません。英語が変な日本語に訳された感じのヘルプセンターの記事の情報なので、正確さに欠けますが。

物は試しと追悼アカウントを残す設定にしてみました。といっても追悼アカウントの管理人を前もって登録しておくだけです。なお管理人はFacebookの友達からしか選べません。こんなことを誰にお願いできるかな?と迷ってしまったので、とりあえずは嫁さんを管理人にすることにしてFacebookで友達になりました。夫婦で友達になるのはちょっと変な感じでした(苦笑)

追悼アカウントの管理人を登録をするタイミングで、管理人に指定した相手にメッセージを送ることができますがこれは任意のようです。また、登録したからといってFacebookから相手に通知があるものでもありません。

管理人に指定されても実際に管理人として行動するかどうかはその人の自由なので、管理人の権限を一方的に与えることができるだけと理解しておけばいいと思います。だから、管理人としてちゃんと動いてもらうには前もってきちんとお願いしておかないと無理そうですね。

元気な時はついつい後回しにしてしまいますが、とっても痛かった大腸カメラのおかげで、Facebookの追悼アカウントの設定で終わらず、体調管理について意識したり、生命保険を見直すきっかけになりました。

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