エンディングノートの書き方のポイント| 不動産は登記事項証明書を活用しよう!

エンディングノートの書き方のポイント

私、相続専門司法書士の伊藤 薫が実際にコクヨのエンディングノートを書いたレポートです。

自分のことを書いた後は資産のこと。今回はプラスの資産についてです。

さあ行ってみましょう!

有価証券・その他の金融資産

有価証券については、持っている証券口座を記入します。NISA(少額投資非課税制度)の口座もここに書いておくといいですね。

その他の金融資産は、金の積み立て、ゴルフ会員権や勤務先の持ち株会について記入しておきます。

僕は該当するものがないのでここはサクっと飛ばします。

不動産について

預貯金は口座の数(だけ)が多くて書く欄が足りませんでしたが、不動産は1つだけなので書く欄が余ります(笑)

書き方は、こういったことを書いておくように作られています。

  • 土地なのか建物なのか?
  • 自宅なのか賃貸用なのか?
  • 名義人は誰か?
  • 共有の場合、持分は?
  • それから所在地と担保があるのか?

不動産が自宅だけならわかりやすいのでどのように書いても構わないと思いますが、不動産をいくつも所有されている方は少し書き方を工夫した方が分かりやすいと思います。

例えば、それぞれの不動産に13桁の「不動産番号」があるのでそれを書いておくといいでしょう。

また、マンションならこれも書いておきます。

  • 建物の名称(マンション名)
  • 家屋番号

これは不動産の全部事項証明書(登記簿謄本)を見ながら書きます。不動産の全部事項証明書(登記簿謄本)が手元になければ法務局で取得できます。

ちなみに「不動産の所在」は住所とは異なるので、法務局に行く前に、権利証(登記識別情報通知)で確認してから行かれることをオススメします。

納税通知書じゃだめなの?

「不動産の内容は、全部事項証明書じゃなくても固定資産税の納税通知書にも書いてあるじゃないか?」という鋭いご指摘があるかもしれません。

確かにエンディングノートはそれなりに不動産が特定できればいいと思うので、固定資産税の納税通知書でもいいのかもしれません。

ただし、エンディングノートではなく、遺言書や遺産分割協議書を作成する場合であれば、固定資産税の納税通知書ではなく全部事項証明書を確認して書くべきです。

というのも納税通知書の内容が登記されている内容と食い違っていることがあるからです。

その遺言書を相続登記に使うことができず、相続人全員で遺産分割協議書を改めて作り直す必要があることがあります。

また納税通知書を元に遺産分割協議書を作成した場合は不動産の表示の訂正が必要になることがあります。

エンディングノートでも正確を期すために登記事項証明書で確認することをオススメします。

定期的に最新の登記事項証明書を取得して、エンディングノートに挟み込んでおくのも一つの手です。

ちなみに今回の相続法の改正で自筆証書遺言を書く際の要件が緩和され不動産については登記事項証明書を活用出来るように変わります。

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登記事項証明書はA4縦サイズなので、僕が書いているコクヨのエンディングノート(B4)ではこんな感じにかなりはみ出します!笑

コクヨのエンディングノートに挟んだ登記事項証明書
コクヨのエンディングノートに挟んだ登記事項証明書

この辺はより良い方法を工夫されてはいかがでしょう。

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