もしもこんな遺言を見つけたら?

以前、遺言執行者をお願いするなら自分よりもある程度若い人の方が良いという記事を書きました。

じゃあ、若ければ若いほどいいのか?というと次のように未成年者は遺言執行者になることはできません。

(遺言執行者の欠格事由)
民法第千九条  未成年者及び破産者は、遺言執行者となることができない。

それなら、いつの時点をもって未成年者か否かを判断するの?
遺言を作った時?
それとも相続開始の時(遺言者が亡くなった時)?

遺言の効力がいつ発生するかを考えれば遺言者が亡くなった時なので、未成年者を遺言執行者に指定した場合でも、相続が開始した時にその人が未成年者でなくなっていれば遺言執行者になることができます。

例えば、生まれたばかりのお孫さんを自分の遺言執行者に指定したとしても、それから20年長生きすればそのお孫さんが遺言執行者になることができるので問題はありません。

未成年者は遺言執行者にも公正証書遺言の証人にもなれないと聞くと、遺言も書くことができないのだろうと思うかもしれませんが、実は未成年者でも遺言を書くことはできます。

(遺言能力)
民法第九百六十一条  十五歳に達した者は、遺言をすることができる。

15歳ということは高校生でも遺言を書けるわけです。 最近、高校生の娘が部屋に籠って机に向かっているから気になって、覗いてみたら・・・ 一生懸命遺言を書いていたなんてこともあるかもしれません。 しかも、最近できたばかりの彼氏に全財産をあげるなんて内容だったりして。

もしそんなことがあったら、世のお父さんはかなりショックですよね(>_<)